日本で売っているNexus5(LG-D821)は,NTTdocomoのプラスエリアに対応していない。(WCDMAの一部対応)
赤のバンドが,NTTdocomoがサービスしているバンド。つまり,NTTdocomoのプラスエリアには,WCDMAはBand6のみ(Band19未対応),LTEは全く対応できない(Band19未対応)仕様になっている。
アメリカで販売されているNexus 5(LG-D820)は,WCDMA:Band6,19,LTE:Band19に対応しているみたいなんで,ハードウェアに違いがあるようだ。
なんかネットの情報で,モデムチップのNVRAMエリアを書き換えることで,WCDMAはBand6/19を,LTEはBand19を,対応している別の端末の設定を移植することで通信できたという情報を見つけた。
うーむ,凄い情報ですなぁ。
EFSには,MEID,IMEIの情報や,携帯電話の無線設定情報が含まれている。これをバックアップしておいて,間違って書き換えてしまった時にも,戻せるように準備しておく。
Nexus_5_Backup_EFS.zipをNexus5の/sdcardにコピーして,TWRPリカバリからNexus_5_Backup_EFS.zipを実行する。
そうすると,/sdcardにEFSパーテーションがefsbackupflashable.zipに作成される。
> adb reboot bootloader > fastboot boot boot.img > adb shell > su - > setprop sys.usb.config diag,adb
PCのデバイスマネージャで確認すると,LGE AndroidNet USB Serial Port (ComXX)というエントリが出来ているんで,COMXXを覚えておく。
20019~22910:EDGE・GSMやWCDMA関連 22941~22971:該当なし 23137~23187,24201,24950:LTE B21関連 24200:LTE B19関連 23759:RFNV LTE C0 SPURS TABLE(?)
22969: RFNV_LTE_B19_TX_MULTI_LIN_DATA_I 24200: RFNV_LTE_B19_C1_RX_GAIN_I_I
D5 00 08 -> D5 00 04 (Band:1/3/5/7/8/19) もしくは 05 00 04 (Band:1/3/5/7/19)
NVRAMの#1877だけを書き換えてみた。
Band1,2,4,5,6,8: 80 03 E8 0E 00 00 02 00 (初期値) Band1,5,6,8,19: 80 03 68 0C 00 00 02 10 最初,この設定で1日使ってみた。 Band1,2,4,5,6,8,19: 80 03 E8 0E 00 00 02 10 その後,この値に設定。
NVエリアを書き換えた直後の状態でリブートすると,設定が元に戻ってしまう。
そこで,Google Playから「Nexus5 field test mode」をインストールして,
アプリ起動>Root Settings>右上Menu>Settings(View)>LTE>Edit>Code入力(000000)>Band41(Enable/Disable)を選択>一度Enableにして>Disableに戻す>戻るキーで自動リブート
これで書き換えた内容で固定できる。
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