アウトバックを車検に出して引き取りに行った時に,前から試乗してみたかったBRZに乗ってみることにした。
試乗で用意してくれた車はMTだったんで,20年近くMT車は運転していなかったんで(以前の愛車,日産パルサーGTI-R以来),運転大丈夫かなってちょっとドキドキした。
運転席は思った以上にタイト。体が太いのもあってバッチリなホールド。想像していたよりシートは低くなくて見切りが良い。ポルシェのように凄い着座位置が低いと言う感じはしない。クラッチは凄く軽くて操作しやすし,MTのシフト操作感も軽くて凄く簡単に各ギアに入れられる。シンクロが良いんだろうなきっと。
エンジンはボタンで1発スタート。個人的にはキーを回してエンジンをかける方が好きだな。セルの回る感覚を感じられるっていうか,とにかくアナログ感覚の方が良いんだよな。メータは250km/hが0°の位置にあって,家の奥さんは250km出るの?って質問していた 😉
直噴だからふけ上がりっていうかフィールと言うかそういう感覚が心配だったけど,やっぱり官能的か?っていうとあまり感動しなかった。EZ30-Rの方が遥かに官能的。音もなんか変な音が耳に聞こえてくる。狭い後ろ席に乗っている営業の人は,サウンドクリエーターという吸気ポートにいろいろ細工しているって言っていたけど,とてもそれが効果的とは思えなかった。TOYOTAのD-4Sって言う筒内噴射だけでなくポート噴射もしているシステムだけど,ポート噴射は始動時やアイドルなどの時しか使っていないとのこと。やっぱり直噴がフィールに影響しているんだと思う。ただレッドゾーンは7600rpmで,6500rpmまでは上げてみたけど,ストレスはなさそうに回転は上がっていた。この辺はMAZDAの直噴エンジンなんかと比べたら遥かに良いんだけどね・・・
走りはやっぱり良い感じ。低重心で車重が軽いんでぜんぜんロールをしないでコーナーリング出来る。回頭性もすーっとインに入っていきます。おそらくステアリングギア比も低いんじゃないかな。タイヤはミシュランのエコタイヤって言っていたけど,45タイヤってこともあるのとSUBARUのスタビリティ重視に仕上がっているみたいなんで,全く安定して運転できる。2LのNAエンジンにしては低速トルクが十分で運転はしやすい。これでフィールが良ければ言うこと無しなんだけど・・・
おもしろいのが,暗くなってきていたんでスモールにして走っていたら,いつの間にかヘッドライトが勝手に点いていた。どうもAutoモードという位置だったみたい。最近の車はいろいろ工夫しているなぁ。
ディーラーの周りを少し試乗しただけだったけど,もっといろいろな所や,もうしばらく運転したいなぁって思った。トランク容量も結構実用的だし,やっぱりBRZは楽しい車だと思う。試乗程度じゃ,車の味まではわからないけどね・・・