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グラマン F-14A トムキャット
アメリカ海軍VFX計画によって開発された可変後退翼艦上戦闘機。重量が重くなり失敗したF-111Bのウェポンシステムとパワープラントを流用して開発期間を短縮するとともに,エンジン強化のB型,アビオニクス強化のC型へと段階的に発展開発する方法がとられたが,財政難によりB,C型はキャンセルされた。
24目標の同時捕捉,6ターゲットの同時攻撃ができるAWG-9とフェニックスAAMのウェポンシステムは超強力である。このトムキャット専用に開発された空対空ミサイル「AIM-54 フェニックス」は,世界一の射程180kmの誇る対空ミサイルである。一発当たり200万ドル以上とこれまた世界一高価なのである。
この強力なウェポンシステムのため,能力向上型のF-14プラス,F-14Dが開発された。

大ヒットしたトムクルーズ主演の映画「トップガン」で有名です。


データ

全幅19.55~11.65m
全長19.1m
全高4.9m
エンジンP&W TF30-P-414A 5670kg(A/B9,480kg) X2
機体自重18,190kg
最大重量33,725kg
最大速度M2.3/12,200m
最大上昇力9,140m/s以上
上昇限度15,240m
離陸距離
直陸距離
行動半径3,220km(最大)
武装M61A 20mmバルカン砲 X1,AAM X8,等6,580kg
乗員2
初飛行12/21/1972
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GRUMMAN F-14D SUPER TOMCAT anchor.png

グラマン F-14D スーパートムキャット
艦隊防空戦闘機として第一級の性能を有していたF-14は,'84にエンジンをTF30(A/B推力9,480kg)から推力7,334kg(A/B12,283kg)のGE社 F110-GE-400に換装するF-14Aプラス,そしてアビオニクスを近代化したF-14Dが開発されることになった。
F110換装により,迎撃時の行動半径が60%,戦闘哨戒時間が35%とそれぞれ向上する。
D型のFCSはAWG-9をベースにECCM能力強化や捜索・探知・追尾能力を向上させたAPG-71に換装され,ALR-67レーダー警戒装置,ALQ-165ジャミング装置,赤外線サーチ&トラック・センサー(IRST),ハイスピードのDSPなどが装備された。
03/23/'90にF-14D量産初号機がロールアウトした。


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最終更新: 2020-12-26 (土) 16:07:33 (JST) (1215d) by yuji