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マクドネル・ダグラス F-15 イーグル
最強の制空戦闘機といわれるF-15イーグルは,強力なエンジンを搭載し,マッハ2.5の高速と優れた運動性を合わせ持った制空戦闘機として開発されました。公式には,未だに実践で撃墜されたという記録が無いので,最強の制空戦闘機と今でも言えます。F-4 ファントムよりも一回り大きい機体ながら,空虚重量は10%セントも軽く仕上がっています。
搭載しているAPG-63レーダーは,長距離探索の他,ルックダウン/シュートダウン能力を有する高性能の物です。'78から,機体燃料タンク容量を20%増して,コンピュータ能力アップなどの改良されたC型,2座のD型が開発されている。
アメリカ空軍以外にも,イスラエル空軍,我が航空自衛隊,サウジアラビア空軍で使用されている。航空自衛隊では,F-15J/DJ型になり,ベースはF-15C/Dで違いは電子装置の一部で,三菱重工がライセンス生産して,エンジンはIHI製です。

イーグルの卓越した機動性は,低バイパスエンジンであるF-100ターボファンによるものが大きいですが,初期にはストールやスタグネーショントラブルが多く発生したようです。主任開発者のジョン・ボイドは,もっと軽く小型で機動性が高い機体をデザインしていましたが,諸所の圧力により,F-15が生まれました。この考え方は,後にF-16として身を結ぶことになります。

私は実際に,F-15イーグルの離陸して直後の垂直上昇を,ネバダ州ネリス基地でのアメリカ空軍50周年記念Air Showで目撃しました。あっという間にあのサターンV型ロケットよりも早く,信じられませんが,ほぼ90度垂直に上昇できます。さらに驚いたことにパイロットはあの伝説のチャック・イエガー将軍でした。すでに7?才だったはず。名作映画ライトスタッフで見れる奥さんの名前のグリニスのロゴも,まったく同じにちゃんと愛機にありました。(感動)
このときにはスーパーソニック(普通は,ありえない)で飛ぶイーグルも見ることができました。

日本の航空自衛隊では,単座F-15J 165機,複座F-15DJ 48機の合計213機の製造数になっていて,配備機体数は2013年3月末で201機運用中である。これはアメリカに次ぐ数字である。


F-15Cのデータ

全幅13.05m
全長19.5m
全高5.63m
エンジンP&W F100-PW-100 6,705kg(A/B10,855kg) X2
機体自重12,973kg
最大重量30,845kg
最大速度M2.5
最大上昇力
上昇限度19,000m
離陸距離600m
直陸距離1,200m
行動半径1,850km(CAP)
武装M61A1 20mmバルカン砲(940発)X1,AIM-9,AIM-7,AIM-120,AAM X8,爆弾等10,705kg
乗員1(A/C型) 2(B/D型)
初飛行07/27/1972(F-15A)

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最終更新: 2020-12-26 (土) 16:08:10 (JST) (1211d) by yuji