ゼネラル・ダイナミクス F-16 ファイティングファルコン
軽量戦闘機(LWF)計画から発展したアメリカ空軍の戦術戦闘機。
当初は昼間戦闘機で空対空戦闘のみとして計画されていたが,後に全天候型戦闘機に変更となり対地攻撃能力も付与された。
小型軽量の格闘戦闘機として開発された為,その高機動によるハイGからパイロットを保護する為に,30度リクライニングされたシート,サイドスティック/フライ・バイ・ワイヤー(世界初)の採用,大迎有時でも安定した空気流入量を胴体の下にある空気吸入口やブレンデッド・ウイングボディなど,斬新なデザインが取り入れられている。
アメリカ空軍の主力戦闘機のひとつとなっているが,さらに近代化,高性能化するために多段階改良計画(MSIP)が進められている。探知距離が伸び,多目的標処理(TWS)機能が追加されたAPG-68に換装したC型が現在生産されている。
価格が安いため,アメリカ以外の西側諸国でも多く採用され現在までに4000機以上のセールスとなっている。また日本のF-2支援戦闘機や台湾のF-CK-1のなど原型にもなっている。
ラスベガスにある,ネリス空軍基地に所属のアメリカ空軍アクロバットチームのサンダーバーズの使っている機体である。空軍50周年Air Showでは,すばらしい演技を見せてくれました。ちなみにこのときは海外でのショーが初めてのブルーインパルスも演技しました。しかし,技の違いにちょっと悲しくなったのを覚えています。
データ F-16C
全幅 | 9.45m |
全長 | 15.0m |
全高 | 5.1m |
エンジン | P&W F100-PW-200 6,713kg(A/B 10,815kg) X1 or GE F110-GE-129(A/B 13,421kg)X1 |
機体自重 | 7,618kg |
最大重量 | 11,372kg |
最大速度 | M2.02/12,200m |
最大上昇力 | 12,800m/分 |
上昇限度 | 15,240m |
離陸距離 | |
直陸距離 | |
行動半径 | 580km(hi-lo-hi/225kg爆弾 X6 |
武装 | M61A1 20mmバルカン砲 X1,AAM,爆弾等5,640kg |
乗員 | 1 (D型は2名) |
初飛行 | 02/02/1974(YF-16) |
新しくコメントをつける