マクドネル・ダグラス DC-8
B707とともに本格的ジェット旅客機時代をもたらした機体。開発はB707よりかなり遅れたがDC-8は試作機を作らず,すぐに量産型から製作の試験をしたため,初飛行では半年遅れたのみとなった。両機は良きライバル機として競争することになったが,DC-8は開発の遅い分空力特性等が優れているようである。主翼はピーキー翼型を採用し,三次元設計が取られている。だが,当初は予測した性能が出なくて,その後のシリーズで手直しを行っている。-50で主翼前縁を4%延長している。-10~-30はターボジェットエンジン,-40~-70はターボファンエンジンを装備している。
データ(-55型)
全幅 | 43.41m |
全長 | 45.87m |
全高 | 12.91m |
エンジン | P&W JT3D-3B 18000lb X4 |
機体重量 | 59,950kg |
最大ペイロード | 21,070kg |
最大離陸重量 | 147,230kg |
最大巡航速度 | 933km |
運用高度限界 | |
離陸滑走路長 | 3,220m |
着陸滑走路長 | 1,173m |
最大航続距離 | |
運行乗員/乗客数 | 4/132~189 |
初飛行 | 05/30/1958 |
マクドネル・ダグラス DC-8-60/70
DC-8が大ヒットになった要因にこの-60シリーズ(ストレッチ・タイプ)の開発がある。胴体を延長した他は,ほぼ-50と同じ-61胴体延長を若干抑え,主翼を空力的に改善した長距離型の-62,-61の胴体と-62の主翼を組み合わせた-63のタイプが作られた。B747登場まで世界一大きい旅客機だった-61と-63,航続距離が大きい-62は航空会社に好評で,DC-8総生産数の半分近い262機が作られた。そしてB707が引退しようとしているときでも,-60シリーズは-70シリーズとして新たにスタートをきっていった。エンジンをCFM56という高バイパス・エンジンに換装(アメリカ,カマコー社で実施)したもので,騒音低下はもとより経済性,航続距離,ペイロードも向上している。
私の初めての海外旅行は13歳だったかな,日本航空JALのDC-8-62でグァム島行きでした。発着空港は羽田で,あのJALの四角いバッグをもらったのを覚えています。
スチューワーデスのユニフォームはすごいミニで,かがむとどきどきしたのを覚えています(^.^) 当時はまだ,1$=360円の時でした。
それ以来,マクドネル・ダグラスが好きです。人間は単純ですね。
データ(-73型)
全幅 | 45.2m |
全長 | 57.1m |
全高 | 12.7m |
エンジン | GE/スネクマ CFM56-2-1C 10,886kg X4 |
機体重量 | 75,116kg |
最大ペイロード | 30,240kg |
最大離陸重量 | 158,760kg |
最大巡航速度 | M0.88km |
運用高度限界 | |
離陸滑走路長 | 2,987m |
着陸滑走路長 | 8,050km |
最大航続距離 | |
運行乗員/乗客数 | 3/196 |
初飛行 |
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