世界の航空機​/F-100ターボファン

F100ターボファン

プラット・アンド・ホイットニー（P&W）F100ターボファン・エンジンは，ジェネラル・エレクトリック社との設計競争の中から生まれた。F100は推力10800k級のアフターバーナー付ターボファン・エンジンで，重量1キロにつき推力8キロ弱を発生する。
軸流式で低バイパス比，高圧縮比の2軸エンジンであり，アニュラー型燃焼室，電子式点火装置，共通流5段階アフターバーナー，軽量バランス・ビーム・ノズルを有する。
総圧縮比は24.8:1，バイパス比は0.72で，タービン温度は1400℃になる。タービン温度と圧縮比の極限を追及した高度に複雑なエンジンであり，結果的に１基当たり200万ドル以上という価格に反映されている。（初期モデル）
重量は，1370kで30%がチタニウム合金である。