高価なシステムは購入できれば,その中に入っているソフトウェアを使用できますが,自作のケーブルではそういうわけにはいきません。
しかしアメリカではオープンなソフトウェアを開発している人たちがいるようで,OpenECUのサイトでいろいろ開発されているようです。
メンバー登録しないとForumや定義ファイル等をダウンロード出来ないんだけど,登録しても管理人さんアクティベートしてくれないんだけど・・・(どうなってるの?)
なんと,OBD-IIポートからECUのFlash ROMを書き換えちゃおうという,危ないソフトウェアです。
ECUのROMイメージを吸い出したり・書き込んだり,するためのツールですね。データ編集も出来ます。
Ver1.31.1396で「2004 Subaru DBW models STi/FXT/LGT/Baja」を選んだら,うまくROMイメージを吸い出せました。
最新のVer1.34.1435なんかだと,何度やってもうまく行かなかったです。 しかし知人のGTを吸い出すときはVer1.34.1435じゃないとうまくいかないという変な状況でした。(この時Ver1.31.1396だと,途中57%ぐらいで失敗する。)あれ,Ver1.34.1435で読み書き問題なかったです。なんでだろ。*1
こんな手順です。saveする時に日本語などがPathに入っていると,saveがうまくいかないようです。
Ver1.34だとまったく吸い出せないで,テストモードに入ってしまってうまく行かない。 またVer1.29だと吸い出しが始まるんだけど,57%でエラーで終了しちゃいました。使用するEcuFlashのバージョンがシビアです (現在は最新のVer1.34.1435で問題なし)
ROMイメージのサイズは512kbyteでした。ECUが使っているCPUはRenesasのSH7055みたいだから,Flashサイズは512kbyteで大丈夫そうだ。どうもSIドライブが付いたD型以降は,SH7058に変更されているんで,1MbyteのROMサイズになるみたい。
EcuFlashやEcuExplorerは,logを見ているとおもしろいことがわかってきます。どうも車のECUのRAM領域に,通信エンジンとFlash ROM(CPU内臓)への書き込みをするプログラムを書き込んで,実行しているようです。ECUのRAMに書き込んでいる為,ECUの学習データが結果的に消えちゃうということが起きている感じがします。
このためかFlash ROMを読み書きした直後は,なんとなくエンジンがかかりにくいです。
12/20についにFlash ROMの書き込みをやってしまいました。 OBD-IIコネクターの11番ピンにFlash用の電圧が必要かもしれないなと思っていたんでダメもとでトライしたら,何の問題もなくすんなり書き込めちゃいました。
アウトバックでは,11番の接続は必要ないようです。モード変更パルスも入れていません。まあうまくいっているんで,OKとしよう。
EcuFlashは,Flash ROMを書き換えるときには,変更になってるブロックだけを書き換えるんで結構書き換えはスピーディに行われます。
書き換え後,エンジン掛けるときは,かなり緊張しました もし動かなかったら,タダの超重たい鉄の塊になっちゃうからね。
この時注意することは,エンジンキー(B型は,イグニッションにまだキーを使うんだよね)を一回OFFにしてから,イグニッションONにする必要がある。書き換えた直後は,ECUは書き換えプログラムが走っている状態だからね。
とりあえず,EcuFlash用の定義ファイル D2ZU002A.xml *3
ECUのROMイメージから,燃調マップ,点火タイミング,AVCSの変更,スピードリミット,レブリミット,アクセルデータなどをいじれるECUデータ編集ツールです。
編集後に,EcuFlashを使用しECUのFlash ROMを書き換えます。
吸い出したアウトバックのROMイメージをEnginuityで読み込もうとしたんだけど,定義ファイルがマッチしないようでダメでした。適当に編集してみたけど,アドレスがあっていないみたいで,数値がめちゃくちゃだ。
とりあえず,Enginuity用の定義ファイルも作ってみた。ecu_defs.xml*4
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