良く知らなかったんだけど,昔スーパーファミコンのバックアップ機の事を「マジックコンピュータ」,略して「マジコン」て呼んでいたらしい。どうもこれが由来みたい。
今では,コンソール・ゲーム機のバックアップが出来る機器を総称して「マジコン」と呼んでいるようだ。
これって違法なのか? ってことだけど「ゲームをバックアップできるモノ」なので,CDとかをバックアップするのと同じなんで違法じゃないと思う。個人的に使う分にはね。
バックアップてのは,オリジナルを所持しつつ個人的にすることだからね。(屁理屈?)
NDSマジコンは,大きく分けると2つのタイプがあり,「1スロットタイプ」,「2スロットタイプ」に分けられます。
ちょっと前の主流だったタイプ。パススルー(passthrough)という方法を利用し,GBAスロット(SLOT2)からROMデータを読み込んで起動します。GBAスロットに差し込むデータ用のカートリッジと,NDSスロット(Slot1)に差し込むPassMe(もしくはこれに準ずるもの。以下PassKeyと呼びます)という機器が必要です。
PassMeの先に手持ちの市販NDSゲームカードを差し,起動したいROMデータをGBAスロットに書き込み,それをGBAスロットに差す事によってROMデータを読み込みます。つまりDS自体には手持ちの市販NDSにごまかしてGBAスロットに入れたROMイメージを起動させるということです。
市販ゲームを一つ持ってないとダメなんだけど,全くいらないPassCardっていう物もあります。このPassMeの場合は,Slot1にこれを挿入するだけでOKです。外に出っ張らないので格段に安定性が上がります。
簡単に言えば,データの読み込みをNDSスロットからGBAスロットへバイパスする仕組みになっています。
なお,どのメーカーのPassKeyも基本的には同じなので,どこかのメーカーのを一つ持っていればOKです。
DSカートリッジサイズで,通常のDSゲームと同じようにSLOT1に挿入するだけでOKなタイプ。PassKeyは指すことが出来なくなるので,通常ブートも出来るようになっています。感覚的には,DSカートリッジと変わらない物ですね。このタイプの場合は,オリジナルDSカードは必要ないです。
このタイプで初期の物は,FlashMe必須の物もありますので注意が必要です。
DSカードサイズなので,使用するメディアはMicroSDになります。交換するタイプでなく内蔵のみのタイプもあります。この場合は,容量が2G,4G,8G・・・って言う具合に値段に合わせて用意されているようだ。
DSブラウザのような,SLOT2に拡張メモリを入れるタイプのDSソフトだと,このタイプで無いと動作しない。
NDS用マジコンにはいろいろあるんだけど,互換性が高くGBAイメージも起動できる,M3 Perfectがお勧めです。(おれが使っているのもこれ)
秋葉原のクレバリーって店で,M3 Adapter CFとPassKey2って言うのを買いました。
M3 Adapter Perfect CFが10,800円,PassKey2(PassMe)が2,800円ぐらいだったと思う。PassKey2はGBAゲーム時には必要ありません。
デジカメ用にCFをいっぱい持っているんでCFのやつにしたんだけど,Memoryカードがなんでもいい人はMiniSDタイプがおすすめです。(現在のMiniSDタイプは,初期のものより5mm小さくなっていて,黒スケルトンです。)
今では,Micro-SD版があるんでDS Lightには,これが出っ張らないんでGoodです。
NDSマジコンがあると,ビデオデータやMP3といったマルチメディアファイルをDS/DS Lightで再生できます。
マジコンっていうのは,自作ゲームなどをメモリーカードにセーブしておいてGBAソケットに挿すと,それを実行する事が出来るものです。
NDSは,GBAとDS専用カードソケットがそれぞれあるんだけど,マジコンって呼ばれるものはGBAソケットに挿すものらしいです。
GBAのゲームだと,GBAソケットに挿すだけでメニューから好きなものを選んで実行できます。うーむ便利です。
これがあるとNDSのGBAスロットに挿入したFlashROMに前もって入れておいたProgramやGameを,NDSモードで動作させる事が出来るようになります。
たいていのマジコンはGBAのソケットに挿すんで,そのままではDSはマジコンに入れているFlashROMをGBAカートリッジとして認識します。これではDSソフトは実行できないんで,GBAソケットからDSソフトとしてロード・実行できるようにする仕掛けが必要です。これを実現するのがPassMeと呼ばれる物です。DSソフトを挿入するソケットに入れる事で,GBAソケットからDSソフトをロードできるようになります。
2種類のタイプがあって,1つのオリジナルDSソフトが必要のものと,単体で必要の無いものがあります。PassKey2は前者のタイプで,PassCardは後者のタイプです。
今は,2種類とも持っています。(最初は良くわからなかった。)
PassCard3をヤフオクで買ってしまいました。
形状は,通常のDSソフトと同じ形状です。DSソケットに挿入します。
PassKey2だと,やっぱり出っ張っちゃってじゃまになったり,位置がずれて認識しなかったりしちゃう事もあるんで。PassCardだとサイズはDSソフトと同じなんでぴったり本体に取り付けられます。
現在,奥さん用DSLで活躍中。
これがあるとNDSモードで動作させる事が出来るようになります。
本当のDSソフトが一つ必要になります。PassKey2をDSスロットに差して,さらにPassKey2の別のソケットにオリジナルのDSソフトを挿入します。形状はコの字タイプでかなりじゃまになります。
PassCard3を購入してからはPassKey2はあまり使わなくなったんですが,PassKey2はDSゲームのコピーに使えるんで,これはこれで役に立ちます。
FW4,5,6の場合ではPassKey2モードで使用しますが,この時PassKey2に挿すオリジナルDSカードにより,PassKey2の設定をしなくてはいけません。FW1,2,3の場合は,PassKey1モードで使用するので,これは必要ありません。
種類 | 時間の目安 | FW ver |
G6 | 1分50秒 | Ver3.xx |
M3-CF | 3分32秒 | x18以上 |
M3-SD | 22分32秒 | x18以上 |
ステップ:
NDSは,Lightとノーマルでは大きく形状が違います。
また内部のROMに搭載されているファームウェアもいくつか種類があります。
このNDS本体のファームの調べ方ですが,以下のようにするとわかるらしい。
Versionは,大きく分けて5個ぐらいあるみたい。
初期ロットのFW1からFW2,FW3,FW4,FW5,FW6。
FW番号 | 画面の変化 | DS | DS lite | firmwareの0x06 offset | passme |
FW1 | フリーズ。画面に変化は無し | ○ | 0x2C7A | PassKey1/WifiMe | |
FW2 | 水色 | ○ | 0xE0CE | PassKey1/WifiMe | |
FW3 | 緑色 | ○ | 0xBFBA | PassKey1/WifiMe | |
FW4 | 黄色 | ○ | 0xDFC7 | PassKey2 | |
FW5 | 紫色 | ○ | ○ | 0x73B3 | PassKey2 |
FW6 | 紫色 | ○ | 0xE843 | PassKey2 | |
Flashme | 緑色 | ○ | ○ | FW3ベース |
おれのは,紫色だった。PassKey2じゃ無ければ駄目なFW5っていうことで,対策済みのFirmwareって事だね。
同僚が持っているDSLを調べたら紫色だった。0x06 offsetが0xE843なんでFW6って事かな。WiFiMeでProgramを転送しても実行することは出来なかった。
万が一のために,自分のDSのFirmwareを吸い出しておいた方がよさそう。
fwdumper.ndsを使って吸い出してみた。(dslinuxで,cat /dev/firmware > firmware.bin でもOK)
これでfirmwareを吸い出す事が出来た。もしDSのFlashROMが何らかの原因で飛んじゃった場合は,このファイルが使えるね。*9
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