Wiiで,Backupされたゲームなんかを動かそうとドライブにDISCを入れてもゲームは動きません。DVDも再生できないし,自作したソフトなんかも動かすことは出来ない。任天堂が基本的にWiiは専用機にしているからなんだけど,Wiiを改造して動かそうと考えた人たちがいます
やり方は,WiiにModチップって呼ばれるICを接続して,Wiiのドライブからデータを読み取るところに細工するようです。
また最近トワイライト・ハックと呼ばれるゼルダのバグを利用してユーザープログラムを動かすことが発見され,利用されるようになって来たようだ。
市販されているModチップ(改造用チップ)は,表向きは日本では購入できないし(秋葉原で5000円ぐらいで購入できるらしい。また通販でも購入可能),それを取り付けて楽しむことも違法のようです。自分で自作して取り付けて楽しむぶんには,問題ないようだが・・・
Wiiは既にドライブ・コントローラーでModチップ対策が行われているようで,新しいWiiになればなるほど,取り付けが大変になっていってるようだ。見分けるにはWiiを分解して,ドライブ・コントローラーに表記されているラベルで判断できます。DMS,D2A,D2Bなら比較的簡単にModチップを取り付けられるみたいだけど,D2BでICの足を切っているものもあるんで,この場合は切られた足に直接半田付けしないといけないんで,ちょっと大変かな。ラッキーにもおいらのWiiは,「DMS」で初期のタイプのようでした (最近は,D2C,D2Dと任天堂も対策してきている)
← おいらのWiiはDMSと初期の物だった。ラッキー
ということで,Modチップの自作にトライしてみました。自作といってもWiiの解析から始めるのは大変なわけなんで,すでに公開されている情報を元にトライすることにした。
自作したModチップの回路図
ATmega168 Wii TQFP32 Connector DVD Driver Chip PC0 23 ======= 5 ======== CLOCK(5) PB5 17 ======= 5((WiiKey互換用)) PC1 24 ======= 4 ======== INPUT(4) PB3 15 ======= 4((WiiKey互換用)) PC2 25 ======= 6 ======== OUTPUT(6) PB4 16 ======= 6((WiiKey互換用)) PB1 13 ======= 3 ======== (3)((WiiKey互換用)) GND 3,5 ======= 2 ======== GND VCC 6 ======= 1 ======== VCC PC3 26 (A)LED(K)==R(470)==GND VCC==C(0.1uF)==GND
Wiiとの接続
Wii PCBのパターン GND(2) VCC(1) 3 4 5 x 6
ModチップのFirmwareとしては,OpenWiiプロジェクトというソース公開されている物がある。
OpenWiiのターゲットのCPUには,PIC675/629,MSP430,AVR(AT90S2313,ATmega8)をサポートしているようだが,OpenWiiではサポートしていないけど,手持ちのAVRにATmega168(QFP32)があったんでそれを使うことにした。
公開されているソースはATmega8用なのでそのままでは動作しない。ATmega168で動作するようにソースを適当に変更した。変更した所は,ブートローダー,システムクロック,リンカースクリプト,ヒューズビットぐらいです。
システムクロックは,内臓RC発振で8MHzで使うようにしました。
$0000 Application ROM 15360byte=7680word $1E00 Bootloader Program 1024byte=512word $1FFF
SRAM $0100-$04FF
lfuse: 0xe2 hfuse: 0xdf efuse: 0x03
0x00,0x60
Firmwareはブートローダーを入れてあるんで,WiiにDiskを挿入して間接的にFirmwareをアップデート出来ます。でもModチップを簡単に外せるようにしたんで,直接書き換える方が簡単だけど・・・
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