PC​/Windows​/ Windows10を2004(20H1)に更新する

Windows10 2004(20H1)の機能・変更点

• ネットワーク上のファイルを使った復元
  PCを初期状態に戻す初期化や復元は，今までは回復パーテーションにあるファイルを使用していたので，もしそのファイルに問題がある場合は初期化や復元がうまく行かないことがあった。
  バージョン2004からは，ネットワーク上にあるファイルをダウンロードしてそれを使って初期化や復元が出来るようになり，うまくいかなくなる確率が少なくなると思われる。
  
• Cortanaの機能強化
  
• セーフモードのサインインにPINが利用可能になった
  セーフモードで起動した時，マイクロソフトアカウントでPINを設定している場合はそのPINが利用可能になった。（以前はパスワードの入力が必須だった。）
  これにより，セーフモードの起動時にネットワークに接続出来なくても，マイクロソフトアカウントでサインイン出来るようになった。
  
• 日本語IMEの機能強化
  
• 仮想デスクトップの名前変更
  仮想デスクトップの名前はDesktop1・Desktop2と名前が固定であったが，名前の変更が可能になる。
• カレンダーアプリの改良
  月単位で予定の一覧が表示がされるようになり，その日の予定が分かりやすくなった。
  また，30種類以上のテーマから選択することが出来るようになるなど，使いやすさの改良がされている。
  
• テキストカーソルを見やすく
  テキスト中にあるカーソルが見やすくするように，カーソルのサイズと色の変更が出来るようになった。
  
• Windowsサンドボックスの改良
  マイクが使えるようになった。
  
• WSL2が利用可能になる
  Linuxを使用できるWindows Subsystem for Linuxが仮想マシンベースのWSL2の機能が追加され，Linux動作環境が改善された。
  ファイルエクスプローラーから，Linuxのファイルシステムへ直接アクセス出来るようになった。
• その他にも多数改良されている
  

なんといってもWindows Subsystem for LinuxがWSL2になり，Linuxアプリの動作が改善されている。*1
また，VMware Workstation Playerなどの他のVMを使った仮想マシン環境とも，2004下でのWSL2では共存出来ようになっている。

アップデートツールを使ってWindows10 2004にアップデートする

May 2020 Update Ver.2004 ダウンロードページにUpdate Assistantがあるので，「今すぐアップデート」ボタンをクリックして，Update Assistantツールをダウンロードする。

ダウンロードしたファイル（Windows10Upgrade9252.exe）をダブルクリックする。

• ユーザーアカウント制御の警告が表示されたら，はいをクリックする。
  
• セキュリティの警告が表示されたら，実行をクリックする。
  

「Windows 10 の最新バージョンへの更新」の説明が表示されるので，「今すぐ更新」をクリックする。
「このPCはWindows10と互換性がありあます」と表示されたら，次へをクリックする。

アップデートに何らかの問題があれば，アップデートできない旨のメッセージが表示される。

その後は，アップデートするファイルをダウンロードして更新される。
ファイルをダウンロードするのにある程度のサイズがストレージに必要。途中で「0xC190020E」エラーが出た場合は，ディスク容量の空きが足りない。

うまく行ったら，「更新プログラムの準備ができました。更新を完了するには、PCを再起動する必要があります」と表示さるので，「今すぐ再起動」または「後で再起動する」をクリックする。

更新後何らかの理由で元のバージョンに戻す

更新後なにか問題が出る場合は，更新前に戻すことが出来る。（しかし，更新後10日間まで）
設定>更新とセキュリティ>回復にある，「前のバージョンのWindows 10に戻す」の開始するをクリックする。

後は指示道理に進めば，元のバージョンに戻ることが出来る。かなり時間がかかる。

詳細は， Windows10 20H2更新後に前のバージョンに戻すを参照。