1: 2018-08-14 (火) 10:50:35 yuji | 現: 2020-12-26 (土) 16:08:06 yuji Attached file: ココを認識.png |
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Line 1: | Line 1: | ||
* UV4LとWEBサーバー [#q47db509] | * UV4LとWEBサーバー [#q47db509] | ||
- | WebRTCのdataChannelでイメージデータと推定データを送信し,WEBブラウザでその推定した内容をイメージデータと合わせてコメント表示するようにしてみる。 | + | WebRTCのdataChannelを使って推定データを送信し,WEBブラウザでその推定した内容をイメージデータと合わせてコメント表示するようにしてみる。 |
実際に作成した人がおられたんで,その作者の記事を試してみることにした。 | 実際に作成した人がおられたんで,その作者の記事を試してみることにした。 | ||
Line 15: | Line 15: | ||
pythonの依存プログラムをインストールする。 | pythonの依存プログラムをインストールする。 | ||
$ sudo python3 setup.py install | $ sudo python3 setup.py install | ||
+ | |||
+ | ** uv4lの設定の変更 [#r3675913] | ||
+ | 使用しないdaemonを止める。 | ||
+ | # systemctl stop uv4l_raspicam.service | ||
+ | # systemctl disable uv4l_raspicam.service | ||
+ | このサービスを無効にしたら,多少安定性が向上した。 | ||
+ | |||
+ | ''/etc/uv4l/uv4l-raspidisp.conf''ファイルで,パラメータを調整してみる。 | ||
+ | framerate = 15 | ||
+ | resolution = 7 | ||
+ | server-option = --enable-webrtc-audio = no | ||
+ | server-option = --webrtc-receive-video = no | ||
+ | server-option = --webrtc-receive-audio = no | ||
+ | server-option = --webrtc-cpu-overuse-detection = yes | ||
+ | |||
+ | 少しは,パフォーマンスが向上したかな。 | ||
** 試してみる [#mb231004] | ** 試してみる [#mb231004] | ||
+ | プログラムを動かしてみると, | ||
$ cd aiy_vision_web_server | $ cd aiy_vision_web_server | ||
$ python3 server.py -m object | $ python3 server.py -m object | ||
- | WEBブラウザで,''http://<RaspberryPiのIPアドレス:5000''とURLを入れてアクセスすると, | + | WEBブラウザで,''http://<RaspberryPiのIPアドレス>:5000''とURLを入れてアクセスすると, |
#ref(ココを認識.png) | #ref(ココを認識.png) | ||
- | のように,表示された。 | + | 家の猫のココが,こんなようにCATって認識されている。 |
+ | |||
+ | オプションの-mでAIY Vision Kitで提供されているモデルを指定できる。(デフォルト=face)~ | ||
+ | :face|Joy Detection Demoで使われている顔検知。表情を見て,「悲しい」から「笑い」までの「喜び度」を数値評価するモデル。 | ||
+ | :object|猫,犬,人を認識するモデル。 | ||
+ | :class|1000個ほどの一般的な物体を認識できる[[MobileNets>https://ai.googleblog.com/2017/06/mobilenets-open-source-models-for.html]]に基づいたモデル。 | ||
+ | |||
+ | オプションの-fでフレームレートを指定できる。(デフォルト=5)~ | ||
+ | オプションの-hrでXサイズの指定が出来る。(デフォルト=1280)~ | ||
+ | オプションの-vrでYサイズの指定が出来る。(デフォルト=720)~ | ||
+ | オプションの-cで[[カメラのモード>https://www.raspberrypi.org/documentation/raspbian/applications/camera.md]]を指定できる。(デフォルト=5) | ||
+ | |||
+ | AIY Vision Kitに搭載されているモデルと使い方の説明は,[[ここのWEBページ>https://aiyprojects.withgoogle.com/models/]]に記載されている。 |