現: 2020-12-26 (土) 15:08:10 yuji ソース
Line 1: Line 1:
 +#contents
 +* Pi4のシリアルポート [#ed42b784]
 +Raspberry Pi 4では,4個のUART2,UART3,UART4,UART5が追加されている。~
 +Device Treeで読み込むと,デバイス名は/dev/ttyAMA1,/dev/ttyAMA2,/dev/ttyAMA3,/dev/ttyAMA4として利用可能になる。
 +
 +/boot/config.txtに次のように行を追加すれば,UART2が使用できるようになる。
 + dtoverlay=uart2
 +フロー制御も使う場合は,
 + dtoverlay=uart2,ctsrts
 +のようにする。
 +
 +この場合,デバイスにアクセスするには/dev/ttyAMA1を使用する。
 +
 +どのピンにアサインされるかは,
 + $ dtoverlay -h uart2
 + Name:  uart2
 + 
 + Info:  Enable uart 2 on GPIOs 0-3
 + 
 + Usage:  dtoverlay=uart2,<param>
 + 
 + Params: ctsrts                  Enable CTS/RTS on GPIOs 2-3 (default off)
 + 
 +でわかる。
 +
 +GPIO拡張ピンのすべてのファンクションは,
 + $ raspi-gpio funcs
 +で,調べられる。
 +
 +使用するpinは,
 + uart2は,GPIO 0-3
 + uart3は,GPIO 4-7
 + uart4は,GPIO 8-11
 + uart5は,GPIO 12-15
 +となっているようだ。
 +
 +* シリアルコンソールを使う [#fbefe926]
 +Raspberry Pi 4では,Raspbian Busterをインストール直後はシリアルコンソールが動作していない。
 +
 +使用するには,/boot/config.txtに以下を追加する。(もしくは,raspi-configで設定する)
 + enable_uart=1
 +Pi3でこの設定をするとボーレートジェネレータの元クロックのGPUコアクロックを250MHz固定になっていたが,Pi4だとGPUコアクロックは500MHz固定になっている。~
 +ちなみに,
 + enable_uart=0
 +にすると,GPUコアクロック固定ではなくなり250MHz-500MHzになる。
 +
 +また,カーネルのブート情報がデフォルトではシリアルコンソールでは表示されない。~
 +/boot/cmdline.txtでのカーネルパラメーターは,
 + dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=0f21bc49-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait quiet splash plymouth.ignore-serial-consoles
 +のようになっている。~
 +よく見ると,plymouth.ignore-serial-consoles ってなっていてplymouthが組み込まれているんだ。ディスプレーを接続してブートしたことがなかったから気づかなかった。
 +
 +なので,
 + quiet splash plymouth.ignore-serial-consoles
 +をcmdline.txtから削除すれば,ブート情報が表示される。
 +
 +tty自体はデフォルトでシリアルコンソールを使用するようになっているので,ログインプロンプトが表示される。~
  

  • PC/RaspberryPi/Pi4のシリアルポート のバックアップ差分(No. All)
    • 現: 2020-12-26 (土) 15:08:10 yuji

トップ   差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom
Counter: 6120, today: 1, yesterday: 0