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現: 2025-01-07 (火) 13:09:05 yuji  |
| + | * Windows 11のゲストOSを作成 [#vf7f6ab0] |
| + | Windows 11にシステム要件によりアップグレードできないWindows 10で,VMware Workstationを使ってWindows 11の仮想マシンを作成してみた。~ |
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| + | Windows 11のシステム要件は以下のようになっている。~ |
| + | |項目|要件|h |
| + | |CPU|2Core以上/1GHz以上| |
| + | |~|Intel: Coffee Lake以降| |
| + | |~|AMD: Zen+以降| |
| + | |RAM|4GB以上| |
| + | |Storage|64GB以上| |
| + | |Firmware|UEFI/Secure boot対応| |
| + | |TPM|2.0以降| |
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| + | 現在使用しているWindows 10マシンは, |
| + | - UEFI/BIOSサポート~ |
| + | - CPUはCore i7-4770~ |
| + | - TPM 2.0なし~ |
| + | - ストレージはMBR~ |
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| + | という古いスペックなので,Windows 11にアップグレードもWindows 11のクリーンインストールも出来ないマシン。~ |
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| + | VMware Workstation Proでは,仮想マシン上でUEFI BIOSのサポート,TPM 2.0のエミュレーション,GPTストレージの対応,などの機能がある。~ |
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| + | そこで,このWindows 11に出来ないWindows 10マシンで,もしかしたらVMware Workstation Proを使ってWindows 11の仮想マシンを作成出来るのではと思って試してみた。~ |
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| + | ちゃんとWindows 11が動作しました :) |
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| + | ** Windows 11の仮想マシンを作成する [#bc768b3a] |
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| + | - ファイル>新しい仮想マシンを選択する。~ |
| + | 新規仮想マシン作成ウィザードを起動される。~ |
| + | - 「カスタム」を選択して次へをクリック。~ |
| + | - ハードウェア互換性は「Workstation 17.5 or later」を選択して次へをクリック。~ |
| + | - 「インストーラ ディスク イメージファイル」を選択して,Windows11のインストールisoファイルを指定する。~ |
| + | - 仮想マシン名にわかりやすい名前を入れる。~ |
| + | - 作成する仮想マシンの場所を入れる。~ |
| + | - TPMを有効にする。~ |
| + | ファームウェアタイプにUEFIを選択して,セキュアブートにマークする。~ |
| + | - 仮想マシンに割り当てるCPUのコア数を設定する。~ |
| + | Windows 11は2コア以上が必要なので,2コアに設定した。~ |
| + | vmxファイル内の「cpuid.coresPerSocket」でも設定出来る。~ |
| + | - 仮想マシンに割り当てるメモリー容量を設定する。~ |
| + | Windows 11は4GB以上のメモリーが必要なので,4GBに設定した。~ |
| + | - 仮想マシンが使用するネットワークの種類を設定する。~ |
| + | これはブリッジを使うように設定した。~ |
| + | - I/Oコントローラーの設定はそのまま次へをクリック。~ |
| + | - ディスクタイプを選択して次へをクリック。~ |
| + | - ディスクの選択で,「仮想ディスクの新規作成」を選択して次へをクリック。~ |
| + | - 仮想マシンのディスク容量を指定する。次へをクリック。~ |
| + | Windows 11だと64GB以上が必要なので80GBにした。~ |
| + | 仮想ディスクを複数のファイルに分割をマークする。~ |
| + | - 新規に作成する仮想マシンのファイル名を入力する。次へをクリック。~ |
| + | - 完了をクリック。~ |
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| + | 次にTPMを追加する。~ |
| + | 作成した仮想マシンを選択して,「仮想マシンの設定を編集する」をクリックする。~ |
| + | - オプションの「アクセスコントール」をクリック。~ |
| + | - 右にある「暗号化」をクリック。~ |
| + | 暗号化にはパスワードが必要。パスワード入力する。~ |
| + | - ハードウェアをクリック。~ |
| + | - 「Trusted Platform Module」を選択して「完了」をクリック。~ |
| + | - ハードウェア一覧にTPMが追加されたことを確認してOKをクリック。~ |
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| + | これで,Windows 11がインストールできる仮想マシン作成出来た。~ |
| + | #ref(win11.png,,50%) |
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| + | ** Windows 11のインストール [#g096eb1f] |
| + | 仮想マシンのパワーをオンにすると,Windows 11のインストールが始まった。~ |
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| + | その後,インストールを進めていってWindows 11がインストールできた。~ |
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| + | *** インストール時にローカルアカウントの作成 [#u85310f8] |
| + | Windows 11(24H2)のクリーンインストール時に,ローカルアカウントを作成する方法。~ |
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| + | Windows 11のインストール時にEthernetのプラグを抜くなどして,ネットワークには接続しないようにしておく。((Windows 11 24H2のインストールでは,この方法でローカルアカウントは作成できなくなっちゃった。))~ |
| + | - Windowsセットアップ開始画面でShift + F10を押してコマンドプロンプトを起動する。~ |
| + | - oobe\BypassNRO.cmdを実行する。~ |
| + | - 自動的に再起動するので再起動後,ネットワークに接続しようが表示される。~ |
| + | - 「インターネットに接続していません」をクリックする。~ |
| + | - 以後インストール項目に沿ってWindows 11をインストールする。~ |