現: 2023-09-12 (火) 14:50:01 yuji ソース
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 +* Windows Subsystem for Linux [#ifcab92b]
 +Windows Subsystem for Linux(WSL)は,LinuxのプログラムをWindows 10/11・Windows Serverで実行できるようにするシステム。
 +最初のバージョンであるWSL(現在ではWSL1って言っている)のベータ版が2016/08に,正式版が2017/10にリリースされた。~
 +2019/02に次バージョンであるWSL2がリリースされた。~
 +さらにMicrosoft Store版のWSLが2022/11に公開された。
 +
 +Windows 10ではハイパーバイザー型仮想化環境の[[Hyper-V>/PC/仮想化技術/Hyper-V]]やホストOS型仮想化環境の[[VMware Workstation>/PC/仮想化技術/VMware Workstation]]などが利用できるのだが,仮想マシンを作成して仮想化環境で実行するため,一時的にちょっと起動して使用するといった用途では使いにくく,またPCのリソースを効率的に利用するといった点でも問題がある。
 +
 +そこで,LinuxカーネルへのシステムコールをWindowsのシステムコールでエミュレーションすることで,LinuxのプログラムをWindows上で実行可能にした''WSL(WSL1)''が開発された。~
 +
 +WSLの最初のバージョン(WSL1)は,Linuxカーネルへのシステムコールの一部をエミュレーションしているので,すべてのLinuxプログラムが動作するわけではなかった。~
 +
 +その後,仮想化環境であるHyper-Vのコア機能のHyper-Vアーキテクチャーとそれを利用したHyper-Vコンテナを利用することで,LinuxカーネルとネットワークコンポーネントなどをHyper-Vの仮想化環境で動作させつつ起動も高速に利用でき,ほとんどのLinuxプログラムが動作する''WSL2''が開発された。~
 +
 +//[[Windowsサンドボックス>/PC/Windows/Windows10のサンドボックス]]もこの機能を使用している。~
 +
 +- [[Windows10でWSLを使ってみる>./Windows10でWSLを使ってみる]]
 +- [[Windows10でWSL2を使ってみる>./Windows10でWSL2を使ってみる]]
 +- [[Microsoft Store版WSL>./Microsoft Store版WSL]]
  

  • PC/Windows/Windows Subsystem for Linux のバックアップ差分(No. All)
    • 現: 2023-09-12 (火) 14:50:01 yuji

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