現: 2024-10-21 (月) 10:39:18 yuji ソース
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 +* VMwareのNetwork [#fb6c1265]
 +VMware Workstation Playerを使用して仮想マシンを動かすときに,使用できるネットワークのタイプとその設定です。~
 +** 3つのネットワーク設定 [#a3cca252]
 +VMware Workstation Playerでは,ネットワークの使用方法に3つの種類のいずれかを選択して使用するようになっている。
 ++ ブリッジ~
 ++ ホストオンリー~
 ++ NAT~
 +
 +デフォルト設定では,NATを利用している。
 +
 +** ブリッジ [#qcb0cade]
 +ゲストマシンのIPアドレスを,ホストマシンのIPアドレスと同じネットワークセグメントに割り当てる。~
 +このためホストマシンの物理NICは複数のIPアドレスを持つことになり,ゲストマシンは外部のネットワークにも接続出来るようになる。~
 +
 +この方法の場合,NICには''vmnet0''が使われる。~
 +ただしホストマシン上などで確認しても,''vmnet0''は表示されない。~
 +//#ref(bridge.png)
 +
 +- 仮想NIC(VMware Workstation Player)~
 +ゲストOSが使用するNIC。~
 +この仮想NICは物理NICをエミュレートしたものなので,lspciコマンドでエミュレート元の製品名が見れる。~
 +
 +*** ブリッジを使用する設定 [#rc64c519]
 +ゲストマシンのOSでのIPアドレスの設定およびネットワークの通信チェックをする。~
 +- VMware Workstation Player側の設定~
 +ホストマシン側の物理NICの''VMware Bridge Protocol''にマークを入れる。(VMware Bridge Protocolがない場合は,VMware Workstation Playerをインストールし直す。)~
 +VMware Workstation Playerのゲストマシンのネットワーク設定で,''ブリッジ''を選択する。~
 +''物理ネットワーク接続の状態を複製''にマークを入れる。~
 +//#ref(bridge設定.png)
 +ゲストマシン側のネットワーク設定ツール(ifconfigなど)で,IPアドレスがホストマシン側と同じネットワークセグメント(192.168.1.Xなど)になっているのを確認する。~
 +- 外部への通信の確認~
 +外部のネットワークへの通信が出来ているか確認する。~
 +- ホストマシンからゲストマシンへの通信の確認~
 + > ping 192.168.1.
 +パケットエコーが帰ってくれば通信出来ている。~
 +
 +** ホストオンリー [#ne36458c]
 +仮想環境内に閉じたネットワークを作成して使用する。~
 +複数のゲストマシンを作成して同時に動かした場合に,そのゲストマシン同士では通信できる。~
 +外部のネットワークとは,どこにも接続されない。~
 +
 +この環境は,クローズドな試験環境を構築したりする目的で利用される。~
 +
 +この方法の場合,NICには''vmnet1''が使われる。~
 +//#ref(hostonly.png)
 +
 +- VMnetDHCPサービス(VMware Workstation Player)~
 +VMware Workstation Playerをインストールした後に,自動的に動作を始める。~
 +ホストマシン上でVM向けゲストマシンに対して,DHCPサーバとして動作しているようだ。~
 +
 +*** ホストオンリーを使用する設定 [#od8d9765]
 +ゲストマシンのOSでのIPアドレスの設定およびネットワークの通信チェックをする。~
 +
 +- VMware Workstation Player側の設定~
 +ゲストマシン側のネットワーク確認(ifconfigなど)で,IPアドレスがホストマシン側の''vmnic1''と同じセグメント(192.168.26.X)になっているか確認する。~
 +- 外部への通信の確認~
 +外部への通信は出来ないことを確認する。~
 +- ホストマシンからゲストマシンへの通信の確認~
 +ホストマシンからゲストマシンへの通信は出来ることを確認する。~
 +
 +** NAT [#g5a3ffaf]
 +仮想化環境内にLANを作成して,そのLANとホストマシンのIPアドレスをNAT変換して通信する。~
 +このため,ホストマシンの物理NICから先のネットワークにも接続出来るようになる。~
 +
 +この方法の場合,NICには''vmnet8''が使われる。
 +//#ref(nat.png)
 +
 +- VMware NAT Serviceサービス(VMware Workstation Player)~
 +VMware Workstation Playerをインストールした後に,自動的に動作を始める。~
 +ホストマシン上で,VMのLANとホストマシンのIPアドレスをNAT変換している。~
 +
 +*** NATを使用する設定 [#j76b82e0]
 +ゲストマシンのOSでのIPアドレスの設定およびネットワークの通信チェックをする。~
 +
 +- VMware Workstation Player側の設定~
 +ゲストマシン側のネットワーク設定確認ツール(ifconfigなど)で確認すると,IPアドレスがホストマシン側の''vmnic8''と同じセグメントの192.168.186.128になっているのを確認する。~
 +- 外部への通信の確認~
 +問題なく外部とも通信できることを確認する。~
 +- ホストマシンからゲストマシンへの通信の確認~
 + > ping 192.168.186.128
 +パケットエコーが帰ってくれば通信できている。~
  

  • PC/仮想化技術/VMware Workstation/VMmwareのNetwork のバックアップ差分(No. All)
    • 現: 2024-10-21 (月) 10:39:18 yuji

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