上野家のホームページ
ナーマル,マリン,ココ
[
新規
|
一覧
|
検索
|
最新
|
ヘルプ
]
PC/RaspberryPi/Linuxを動かしてみる/Raspbianのインストール
のソース
資料室
PC
/
RaspberryPi
/
Linuxを動かしてみる
/
Raspbianのインストール
のソース
[
差分
|
バックアップ
|
リロード
]
[ ]
差分
を表示
PC/RaspberryPi/Linuxを動かしてみる/Raspbianのインストール
へ行く。
« Prev
* Raspbianのインストール [#j43b6f52] Raspberry Piに,OSとしてRaspbian((最新バージョンはRaspberry Pi OSという名前に変わった)) with Desktopをインストールしてみた。 最新のバージョンのRasbianとしては4代目であるRaspbian Buster with desktopが,06/24/2019にリリースされている。RaspbianはRaspberry Pi向けに調整したDebian(Raspberry Pi+Debian=Raspbian)ということみたい。 Raspberry Pi3Bに[[Raspbian Stretch with Desktop>https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/]]を,Pi4Bには[[Raspbian Buster with Desktop>https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/]]をインストールした。以前のPi BやPi 2BにはRaspbian Jessieを入れていたが,インストール方法はほぼ同じ。 注意するのは使用するMicroSDカード。Raspberry Piでは問題なく使用できるMicroSD/SDカードをけっこう選ぶ。使用中[[トラブルが出るMicroSDカード>../../SDカードの相性]]ってのが意外と多くある。~ 経験的に''TOSHIBAのものだと概ね大丈夫''なので,理由がなければTOSHIBAのMicroSDカードを使用するようにしたほうがよい。 以下は,''モニターやキーボード,マウスを使用しないでOSをインストールする''手順をメモしておく。~ ** DownloadしたRaspbianをMicroSDに書き込む [#a6b6cd3b] Download((ミラーサイト: http://ftp.jaist.ac.jp/pub/raspberrypi/raspbian/images/ なんかが早くダウンロードできる。))した2018-04-18-raspbian-stretch.zipを解凍して, Windowsマシンで[[Etcher>https://etcher.io/]] を使用してそのまま容量が8GB以上のMicro SDカードに書きこむか,もしくはzipファイルを解凍して2019-04-08-raspbian-stretch.imgを [[Win32DiskImager>https://ja.osdn.net/projects/sfnet_win32diskimager/]] を使って,容量が8GB以上のMicro SDカードに書きこむ。 64GB,128GBなどの大きな容量のMicroSDカードを使用する場合には, [[Etcher>https://etcher.io/]] で書き込む必要がある。 [[Win32DiskImager>https://ja.osdn.net/projects/sfnet_win32diskimager/]] で書き込んだ場合はブート出来ない。~ 64GBや128GBといった大きな容量のSD/MicroSDカードを使用する場合は,購入したときには大抵exFATでフォーマットされているので,Raspbianのイメージを書き込んでもブート出来ない場合がある。これは,Raspberry Piでは最初のパーテーションがFAT/FAT32でないとブートローダーがロードできないため。~ MicroSDカードをFAT32でフォーマットし直せば使えるのではあるが, [[SD card Formatter>https://www.sdcard.org/jp/index.html]] では64GB以上だとexFATでフォーマットされる。~ なので,古い&ref(SP27608.exe,HP USB Disk Storage Format Tool); や &ref(diskformatter2_124.exe,BuffaloのDiskFormatter2); なんかを使えばFAT32でフォーマットできる。(もしくは,パーテーションを操作できるツールを使う)~ あとは,通常通りイメージファイルを書き込めば,64GB,128GBのMicroSDカードでも使用出来る。 &shiftnote; ** 書き込んだSD/MicroSDカードを少し編集する [#se18eb5e] ''モニターやキーボード,マウスを接続しないでインストールするため'',&font(Red){ブートパーテーションに空の内容でsshというファイル名のファイルを作成};した。こうすると,最初にブート後SSHでログイン出来るようになる。~ 書き込んだSD/MicroSDカードの/bootパーテーションはFAT/FAT32なため,Windowsマシンからでも直接編集出来る。 モニターやキーボード,マウスを使用しない場合,インストール後の各種設定を行うためにリモート接続する必要がある。~ リモート接続する時には, - 有線LANを使う~ - 無線LANを使う~ - シリアルポートを使う といった方法がある。 家のローカルネットワークにRaspberry Piを接続出来る場合,有線LAN接続でDHCPクライアントで自動でIP Addressがアサインされるので,有線LANでSSHログインしてインストールするのがやりやすいとは思う。無線LANでも前もって,設定ファイルを用意すれば,同様に使用することが出来る。~ 今回はこの方法で,SSHログインでインストールを行うことにした。~ Pi3Bのシリアルポートを使用してPCと接続しシリアルコンソールを使用すれば,LANケーブルも接続しないで,OSのインストールと各種設定を行うことが出来る。 *** 有線LANで接続する場合 [#r92ac723] この場合,準備は上記のブートパーテーション(/boot)に空のファイルでsshを作成してしておくだけでOK。 LANケーブルを接続し,USBケーブルで電源を供給してしばらくたったらPuTTYなんかでSSHログインする。 この時,Raspberry PiにDHCPでアサインされたIP Addressを知らないと接続できない。~ Windowsマシンでは,以下のようにすれば見つけることが出来る。 for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.XXX.%i 実行が終わったら, arp -a とすると,EthernetのMACアドレスが表示されるんで,b8:27から始まのがRaspberry Piになる。~ Linuxマシンであれば, arp-scan --interface=eth0 192.168.XXX.0/24 | grep b8:27 とかすればわかる。 Pi4では,LANチップがBroadcom BCM54213Pに変更されて,これに伴い''dc:a6:32で始まるMACアドレスに変更されている。'' *** 接続にWLANを使用する場合 [#c0e0038e] モニターやキーボード,マウスを接続しないでインストールする時にWLANを使用する場合には,指定するアクセスポイントに接続してdhcpを使用してNetworkに接続するということが必要になる。 無線LANを使う場合,/bootに''wpa_supplicant.conf''を作成しておけば,ブート時に使用してくれるようだ。~ 最初にブート後,/boot/wpa_supplicant.confを/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confにコピー後,/boot/wpa_supplicant.confは削除される。 ''/boot/wpa_supplicant.conf''を以下のように作成しておく。 ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant country=JP network={ ssid="access1" key_mgmt=NONE <-- WEPの場合 wep_key0="xxxxxx" wep_tx_keyidx=0 priority=2 <-- 数字が大きい方が優先される } network={ ssid="access2" psk="xxxxxxxxxxxxxx" <-- WAPの場合 priority=1 } Raspberry PiのIPアドレスを知るのは,有線LANと同様。 *** 接続にシリアルポートを使用する場合 [#af53ed44] 有線LANも無線LANも使用できない場合は,GPIOコネクタのシリアルポートを使用して,シリアル コンソールでログインするようにする。 この場合,''Raspberry Pi3BとZeroW''の場合は, core_freq=250 ''Raspberry Pi4B''の場合は, enable_uart=1 を,''/boot/config.txt''に追加する。~ Piのヘッダピンの以下のシリアルポート信号をPCのCOMポートと接続する。 |PC|Raspberry Pi|h |GND|6pin (GND)| |RXD|8pin (TXD)| |TXD|10pin (RXD)| &font(Red){注意:Raspberry Pi側は3.3V CMOS系なので,これをCOMポート(RS232C)に変換する必要がある。}; PC側は, Baudrate:115200,Data:8,Stopbit:1,Parity:なし で接続する。 * 各種環境設定 [#rd4aac85] Raspberry PiにACアダプター等で電源を接続して最初に起動したら,SSHでリモートログインする。~ 利用できるデフォルトのユーザーアカウントは,piユーザーとrootユーザー。 pi:raspberry root:パスワードは設定されていない piユーザーでログインする。 まず,デフォルトで登録されているpiユーザのパスワードを変更する。(raspi-configでも出来る) $ sudo passwd pi ルール無しでパスワードを設定できる。~ それから,rootのパスワードを設定する。 $ sudo passwd root ** いくつかの設定 [#e75062e5] 設定ツールraspi-configを使って,いくつか設定を行う。 # raspi-config - タイムゾーンの設定~ Localisation Options → Change Timezone からタイムゾーンの変更をする。 Asia → Tokyo 後で確認する。 # timedatectl status Local time: 火 2017-07-11 08:48:28 JST Universal time: 月 2017-07-10 23:48:28 UTC RTC time: n/a Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) NTP enabled: no NTP synchronized: yes RTC in local TZ: no DST active: n/a これでも設定できる。 # timedatectl set-timezone Asia/Tokyo - wifiの国の設定~ Localisation Options → Change Wi-fi Country から wifiを使う国の選択をする。(周波数とかが国対応になる。)~ やっていることは,/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを編集するようだ。 Japan - Change Locale~ ja_JP.UTF-8 を追加して,デフォルトをja_JP.UTF-8にする。~ ~もしくは,/etc/locale.genファイルのja_JP.UTF-8 UTF-8を有効にして(#を削除する), # locale-gen Generating locales (this might take a while)... ja_JP.UTF-8... done # localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 でも,設定できる。 上記の設定をして,Finishをクリックで再起動。~ ''パーテーションのサイズは最初に自動で拡張される。'' ** キーボードレイアウトの設定 [#qa0f6376] SSH等でリモートログインして使用する場合は設定の必要ないが,モニターキーボードを接続して使用する場合は必要になる。~ キーボードを接続している場合は,raspi-configで設定出来るが,今回は接続していないので別の方法で設定しておく。 現在の設定を確認する。 # localectl status System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: n/a X11 Layout: gb X11 Model: pc105 のように,英語キーボード配列になっている。 # localectl set-keymap jp106 として,106キーボード配列を設定する。 # localectl status System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: jp106 X11 Layout: jp X11 Model: jp106 X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp 106日本語キーボードに設定しておく。 ** マシン名の変更 [#ce11c70f] マシン名を変更する。(raspi-configでも出来る) # hostnamectl set-hostname pi1 ** USBポートの最大合計電源供給量の設定 [#m21d3fe9] Pi3Bでは,1.2Aが最大合計電源供給量になっていて,切り替えは出来ないみたいだ。なのでこれは必要ない。~ Pi1B+やPi2B(Pi1Bは出来ない)だと,ソフトウェアで最大合計電源供給量を切り替え出来る。~ その場合は,/boot/config.txtに以下を追加する。 max_usb_current=1 |Piモデル|USBポート最大合計電源供給量| |Raspberry Pi A|500mA| |Raspberry Pi B|500mA| |Raspberry Pi A+|500mA| |Raspberry Pi B+|600mA/1200mA(切り換え)| |Raspberry Pi2 B|600mA/1200mA(切り換え)| |Raspberry Pi3 B|1200mA| |Raspberry Pi ZeroW|制限無し| |Raspberry Pi4 B|1200mA| ** ユーザの追加 [#z68aea81] ユーザを追加する。 $ su - # adduser yuji /etc/groupファイルを編集して,追加したユーザが参加するグループを片っ端から登録する。~ 編集し終わったら, # grpconv で,変更を反映させる。 必要であれば,追加したユーザをsudoグループに追加する。 # gpasswd -a xxxxx sudo 追加したユーザのsudo時のパスワード入力を省くようにしておく。 /etc/sudoersファイルを編集して,以下の行を追加する。 xxxxx ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL ** ブート時にコンソールにする [#c95d39c1] デフォルトでは,GUIのXが立ち上がるようになっている。~ CUIの操作で十分な場合は,デフォルトをコンソールに変更する。 # raspi-config から,3 Boot OptionsのB1 Desktop / CUIでConsoleを選ぶ。 ** 無線LANの設定 [#labf200b] モニターやキーボード,マウスを接続しないでインストールする時に設定していた場合は,この無線LANの設定は必要ない。 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを編集する。~ 以下のように必要であれば編集する。 network={ ssid="access1" key_mgmt=NONE <-- WEPの場合 wep_key0="xxxxxxxxxxxxxxxxxxx" wep_tx_keyidx=0 priority=2 <-- 数字が大きい方が優先される } network={ ssid="access2" psk="xxxxxxxxxxxxxx" <-- WAPの場合 key_mgmt=WPA-PSK priority=1 } これで,有線LANのケーブルをはずして,リブートし直すと無線LANで接続される。 ** 最新状態に更新 [#k016a2d2] パッケージ管理ツールのapt-get用に,近いサイトを設定する。~ /etc/apt/sources.listを編集して,デフォルトを削除し,以下を追加 deb http://ftp.jaist.ac.jp/raspbian jessie main contrib non-free deb http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/raspbian/raspbian/ jessie main contrib non-free jessieのところを,必要によってstretch,busterにする。 システムを更新しておく。 # apt-get update # apt-get upgrade # apt-get dist-upgrade 時々,これを行って更新するようにする。~ &font(Red){upgrade途中で書き込みエラーとかで失敗する場合は,MicroSDカードの相性や寿命が考えられる。}; Raspberry Pi 3Bのファームフェアを必要なら更新する。(aptパッケージ管理に登録される前の実験的なコードも含まれる。) # rpi-update ** 日本語フォントとIMEのインストール [#n6c608b2] # apt-get install fonts-ipafont fonts-ipaexfont # apt-get install ibus-mozc ** 日本語マニュアルをインストール [#u997c25d] # apt-get install manpages-ja manpages-ja-dev ** ntpサーバの変更 [#c3e138fa] /etc/ntp.confを編集する。 #server 0.debian.pool.ntp.org iburst #server 1.debian.pool.ntp.org iburst #server 2.debian.pool.ntp.org iburst #server 3.debian.pool.ntp.org iburst server ntp1.jst.mfeed.ad.jp server ntp2.jst.mfeed.ad.jp server ntp3.jst.mfeed.ad.jp に修正した。 *** Raspbian Stretch,Busterの場合 [#n9a6fc58] 以下のコマンドで,Network time on: yesになっているか確認する。 # timedatectl status Local time: Tue 2017-08-29 21:08:10 JST Universal time: Tue 2017-08-29 12:08:10 UTC RTC time: n/a Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) Network time on: yes NTP synchronized: yes RTC in local TZ: no yesになっていなければ以下のコマンドで有効にする。 # timedatectl set-ntp true NTPサーバーを指定するには,/etc/systemd/timesyncd.confを編集する。~ FallbackNTPには予備のサーバーを指定しておく。 [Time] NTP=ntp.jst.mfeed.ad.jp ntp.nict.jp FallbackNTP=time.google.com ** Videoチップへのメモリ割り当て [#f0fd8e8d] /boot/config.txtに以下を追加。デフォルトは,メインRAMの内64Mbyteを割り当てるようになっています。~ 128Mbyteに変更する。 gpu_mem=128 ** VNC接続を有効にする [#i9c30998] リモート接続する時にGUIで操作したい場合は,通常はvncを使うかxrdpを使うかします。Raspbianではrealvnc-vnc-serverが入っているようだ。~ vncを使う場合は,raspi-configの5. Interfacing OptionからP3 VNCをたどってenableにすればOK。 デフォルトをコンソールにしている場合はGUIに変更しておく。Raspi-configの3 Boot OptionsのB1 Desktop / CUIでGUIを選ぶ。 リモート接続側は,通常の[[RealVNC Viewer>https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/]]を使用する。 *** VNC接続時の解像度 [#hbe4fe15] VNCを使ってリモート接続するとそのままでは,VGA(720x480)の解像度になってしまう。~ これは,インストールされているVNCサーバー(RealVNC)では,モニター(ディスプレイ)レスの場合は接続している解像度をモニターから取得できないため,デフォルトの解像度になってしまう。 これでは不便なので,解像度の設定を変更する。 /boot/config.txtを修正する。下の行の行頭のコメント記号を外す。 framebuffer_width=1280 framebuffer_height=720 とする。 もしくは,常時,HDMIから希望の解像度で出力するようにしてもOK。~ HDMIコネクタにディスプレーを接続しないとアナログ・ビデオ出力になってしまう。~ この場合は,HDMIのディスプレーを接続しないでも強制的にHDMIから画像が出力されるように,合わせて設定しておく。 hdmi_force_hotplug=1 hdmi_group=2 hdmi_mode=85 これでも,1280x768@60Hzに設定できる。設定値は[[こちら>https://elinux.org/RPiconfig#Video_mode_options]]を参照。)~ 後者は,HDMIを使ってディスプレー表示した場合でも,この解像度が使用される。 いつからかははっきりしないが,上記のやり方で解像度の変更を行ってもVNCの解像度が変更されなくなって,常に720x480もしくは1024x720になってしまうようになった。~ この場合,Raspbian StrechだとRaspberry Piの設定にある解像度の設定で解像度を変更すると,VNCでもその設定値の解像度になる。~ Raspbian Busterでヘッドレスの場合は,Raspberry Piの設定に解像度の項目が表示されなくなっていて,代わりに''設定>Screen Configlationを使って解像度を変更する。''~ //おそらく,/etc/X11/vncserver-virtual.confファイルが設定により以下のように変更されるのだと思う。 // Section "Monitor" // Identifier "dummy_monitor" // HorizSync 1.0 - 2000.0 // VertRefresh 1.0 - 200.0 // # Add 16:9 modes, others are automatically detected. // Modeline "1280x720" 74.48 1280 1336 1472 1664 720 721 724 746 // Modeline "1920x1080" 172.80 1920 2040 2248 2576 1080 1081 1084 1118 // EndSection 現在の画面の設定値を知りたい場合は, # tvservice -s state 0x12000a [HDMI DMT (85) RGB full 16:9], 1280x720 @ 60.00Hz, progressive のように,表示してくれる。 後は,Raspberry Piを再起動すれば,画面サイズが変更されている。 *** クライアントがRealVNC Viewerじゃない場合 [#w4f7164e] VNCクライアントには亜流がたくさんある。他のVNCクライアントを使いたい場合は, ''/root/.vnc/config.d/vncserver-x11''の Authentication=VncAuth に変更する。もし該当する行がなければ追加する。 # vncpasswd -service で,適当なパスワードをセットする。接続時に必要なので忘れないようにする。 *** GUIでの自動ログインをやめる [#ac27f2df] デフォルトだとGUI環境でpiユーザで自動ログインされる。 これをやめる。~ ''/etc/lightdm/lightdm.conf''ファイルを編集して, autologin-user=pi ↓ #autologin-user=pi のように,コメントする。 *** Webブラウザでvncに接続する [#l2f8390e] PCから普通のvncクライアントを使って接続してもいいんだけど,Webブラウザで動作するvncクライアント[[noVNC>https://novnc.com/info.html]]を使ってみる。~ インストールは, # apt-get install novnc でインストールできる。 ''/root/.vnc/config.d/vncserver-x11''に以下を追加する。 ProtocolVersion=4.1 RemapKeys=ja-jp 自動起動するように,''novnc.service''ファイルを作成する。 [Unit] Description=noVNC service After=vncserver-x11-serviced.service [Service] ExecStart=/usr/share/novnc/utils/launch.sh Restart=always Type=simple User=xxx Group=pi [Install] WantedBy=multi-user.target ファイルを反映させる。 # systemctl daemon-reload # systemctl enable novnc.service # systemctl start novnc.service Webブラウザで,http://xxxx:6080/vnc.html?host=xxxx&port=6080 のURL(XXXXはマシン名)にアクセスする。~ vncpasswdで設定したパスワードを使って接続すれば,vncの画面が表示される。 ** xrdpを使ってリモート接続 [#tb6b5562] Windowsマシンでは標準でリモートデスクトップ接続が使えます。VNCの場合は,WindowsマシンへVNC Viewerをインストールする必要があるんで,面倒な場合はリモートデスクトップ接続を使いたいわけです。~ Raspbianでも,このリモートデスクトップ接続を使える。 # apt-get install xrdp Raspberry Piを再起動後は,Windowsマシンからリモートデスクトップ接続を使って接続できる。~ リモートデスクトップ接続の場合,画面の解像度なんかも接続側で設定できる。また,音をリモートすることも出来る。(Raspberry PiにPulseaudioをインストールする必要がある。) リモートデスクトップ接続した場合,キーボード入力がUSキー配列のままになっている場合がある。~ この場合には,以下のようにして対処する。~ ここにある &ref(km-0411.ini); を/etc/xrdpにダウンロードして,ダウンロードしたkm-0411.iniファイルのシンボリックファイルをいくつか貼る。 // # xrdp-genkeymap km-00000411.ini # cd /etc/xrdp/ // # wget http://w.vmeta.jp/temp/km-0411.ini # ln -s km-0411.ini km-e0010411.ini # ln -s km-0411.ini km-e0200411.ini # ln -s km-0411.ini km-e0210411.ini # systemctl restart xrdp.service # systemctl enable xrdp.service ** FTPサーバーのインストール [#xf76b0de] FTPプロトコルを使用して,ネットワーク上でファイルをやり取りする場合に便利なので,FTPサーバーをインストールしておく。 ''FTPサーバーのvsftpをインストール''~ # apt-get install vsftpd ''設定ファイル/etc/vsftpd.confを修正する''~ anonymous_enable=NO local_enable=YES write_enable=YES local_umask=022 ascii_upload_enable=YES ascii_download_enable=YES chroot_local_user=YES chroot_list_enable=YES chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list ''/etc/vsftpd.chroot_listファイルを編集する''~ ユーザ権限の設定ファイルである/etc/vsftpd.chroot_listを編集する。~ 例:piとxxxxユーザーを追加~ pi xxxxx ''vsftpデーモンを起動して,自動起動もONする''~ # systemctl start vsftpd.service # systemctl enable vsftpd.service ** Sambaのインストール [#jfa95f1b] Sambaは,Microsoftが開発したネットワーク上でファイル共有を行うMicrosoft Network機能をLinux(Unix)で使用できるように実装されたソフトウェア。~ Microsoft Networkのファイルサーバー,ドメインコントローラ機能,プリンター共有,ユーザー認証などの機能がある。 Windowsマシンとのファイルやり取りなどに便利なので,インストールしておく。 ''Sambaをインストール''~ # apt-get install samba で,パッケージでインストールできる。 ''設定ファイル /etc/samba/smb.conf を編集する''~ [global] unix charset = UTF-8 dos charset = CP932 workgroup = UENO server string = Pi's SMB file server netbios name = pi1 log file = /var/log/samba/log.%m max log size = 50 syslog = 0 panic action = /usr/share/samba/panic-action %d server role = standalone server max protocol = SMB2 ntlm auth = yes client ntlmv2 auth = yes security = user map to guest = bad User username map = /etc/samba/smbusers guest account = nobody passdb backend = tdbsam encrypt passwords = yes unix password sync = yes passwd program = /usr/bin/passwd %u passwd chat = *Enter\snew\s*\spassword:* %n\n *Retype\snew\s*\spassword:* %n\n *password\supdated\ssuccessfully* . dns proxy = no load printers = no disable spoolss = yes unix extensions = no wide links = yes deadtime = 10 browseable = yes [homes] comment = %U : Home Directories path = %H browseable = no writable = yes valid users = %S vfs objects = recycle recycle:repository = .recycle recycle:keeptree = no recycle:versions = yes recycle:touch = no recycle:maxsize = 0 recycle:exclude = *.tmp ~$* [public] comment = Public Directories path = /var/public guest ok = yes browseable = yes writable = yes force group = public force create mode = 0664 force directory mode = 0775 vfs objects = recycle recycle:repository = .recycle recycle:keeptree = no recycle:versions = yes recycle:touch = no recycle:maxsize = 0 recycle:exclude = *.tmp ~$* このように編集する。 ''使用するユーザーを作成する''~ # pdbedit -a pi # pdbedit -a xxxxx <-- ユーザ名 で,Sambaを利用するユーザーを追加する。 ''Windowsのアカウント名を変換する設定ファイルを編集する''~ Raspberry PiにアクセスしてくるWindowsマシンのユーザーを,Raspbianのユーザーに変換するための設定ファイル ''/etc/samba/smbuser'' を編集する。~ root = administrator admin nobody = guest pcguest smbguest これを使用すると,Raspbianにアカウントが無いユーザーも,設定されたユーザー権でアクセス出来るようになる。 ''共有ディレクトリの作成''~ 設定ファイルで設定した共有ディレクトリ /home/publicを作成する。~ # mkdir /var/public # chmod 777 /var/public ''Sambaの起動'' Sambaを起動する。~ # systemctl start smbd.service # systemctl start nmbd.service ブート時に自動的にSambaを起動するようにセットする。 # systemctl enable smbd.service # systemctl enable nmbd.service
« Prev
PC/RaspberryPi/Linuxを動かしてみる/Raspbianのインストール のバックアップ一覧
PC/RaspberryPi/Linuxを動かしてみる/Raspbianのインストール のバックアップソース(No. All)
1: 2017-07-08 (土) 07:20:58
yuji
2: 2017-12-02 (土) 06:32:54
yuji
3: 2018-07-17 (火) 07:45:56
yuji
Attached file: SDFormatterv4.zip, Deleted an attach file: SDFormatterv4.zip at 2019-07-19 (金) 23:11:46
4: 2019-07-19 (金) 15:12:17
yuji
Attached file: diskformatter2_124.exe
5: 2019-07-20 (土) 00:58:17
yuji
Attached file: SP27608.exe
現: 2020-12-26 (土) 16:07:53
yuji
Attached file: km-0411.ini
Counter: 1620, today: 1, yesterday: 1
Copyright©2008 Yuji Ueno All Rights Reserved.
ログイン
ユーザ名:
パスワード:
IDとパスワードを記憶
パスワード紛失
メインメニュー
ホーム
でぶlog
資料室
最新ページ一覧
全ページ一覧
ヘルプ
» 関連ページ
» Wikiソース
» 編集履歴
» バックアップ一覧
» 添付ファイル一覧
フォーラム
お問い合わせ