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PC/RaspberryPi/カメラ/AIY Vision KIT
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PC/RaspberryPi/カメラ/AIY Vision KIT
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* AIY Vision Kit [#sb29797b] #ref(aiy_vision_kit.png,,around,80%) AIY Vision Kitは,カメラを搭載したRaspberry Pi Zero Wに,Movidius社のMyriad2が実装されたVision Bonnetボードが含まれていて,TensorFlowでの画像処理を効率的に実行できるらしい。 カメラの信号が,Vision Bonnetボードに入り信号処理されて(またはパススルーされて),Rasberry Pi Zero Wのカメラ入力ポートに接続される。~ これで,非力なRaspberry Pi Zero Wでも複雑な画像処理が出来るようになっている。 AIY Vision Kitは,以前に購入していたんだけど,夏休みに行っている避暑地に持って行って組み立ててみた。 #clear ** AIY Vition KITの組み立て [#f79505de] AIY Vision Kitの中には組み立て方法が入っていなかったので,[[ここを参考>https://aiyprojects.withgoogle.com/vision/]]にして組み立てた。 OSやサンプルプログラムもインストールされているMicroSDカード(8GB)が付属しているので,Raspberry Pi zero Wに挿入するだけ。 #ref(visionkit.png,,80%) + Vision Bonnetボード(VPU)~ + Raspberry Pi zero W~ + カメラ・モジュール v2~ + カメラ用FPC~ + 照光スイッチ~ + 照光スイッチ用ケーブル~ + USBケーブル~ + 圧電ブザー~ + LED~ + 基板接続用FPC~ + 照光スイッチ・ナット~ + 三脚用ナット~ + LEDベゼル~ + 基板用スペーサー~ + 書き込み済みMicroSDカード(8GB)~ + 段ボール筐体~ + 内部用ダンボールフレーム~ これで,10000円以下([[Target>https://www.target.com/p/-/A-53417081]]で$89.99)で,機械学習を使用してTensorFlowでの処理を試してみることが出来る。安価なキットって思います。 ** 電源ON [#b9b21cb7] ACアダプターは付属しないので,とりあえずAndroidスマホのACアダプターを使った。~ ACアダプターを接続して(電源オン),しばらくするとピーと音がして,なにか動作をはじめているみたい。~ 人に向けると,照光ボタンスイッチの色が変わったりする。ボタンスイッチを押すと写真が撮れるみたいだけど・・・ 無事,問題なく組み立てられたようだ。 ** wifiの設定 [#a1783f4f] Raspberry Pi zero WにWLANが搭載されているんで,それを使ってネットワークにつなげられるのだが,そのデバイスの設定にはAndroid端末に[[AIY Projects app>https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.aiy]]をインストールすると,このアプリからWLANの設定をすることが出来た。 Vision Bonnetにあるボタンを長押しするとAIY Projects appと接続するんで,その後アプリからWIFIアクセスポイントを指定して接続するようにする。 WIFIアクセスポイントに接続した時にアプリ上にRaspberry Pi zero WのWLANのIPアドレスが表示されるんで,そのIPアドレスにPCからSSHを使ってリモートログイン出来るようになった。~ User:pi,Password:raspberry と,使っているOSはRaspbian。 電源ONする前にMicroSDカードの/bootに,wpa_supplicant.confを作成しておけば,このAIY Projects appを使わなくてもいいと思う。AIY Projects appって,最初にアクセスポイントに接続するためだけの機能しかないから・・・ ** 画像が見れない [#ja058643] 組み立てた後,どうやって画像をみるんだろうと思った。上記のサイトではHDMIでディスプレーに接続するように書いてあるんで,おそらくHDMIでディスプレーに接続しないと画像が見れないんだと思う。 VNCを使ってみたが,デスクトップ画面は表示されても,カメラの画像は表示されなかった。 しょうがないんで,Raspberry Pi zero Wでmini-HDMIから出力される画像をキャプチャーして,それをストリーミング配信して,WEBブラウザで見ることにした。 uv4l-webrtc(uv4lにWebRTCを実装した)を使ってこれを実現してみる。 ** まずAVI Vition Kitで自動起動しているデモプログラムを止める [#z237f202] $ sudo systemctl stop joy_detection_demo.service として,Joy Detection Demoプログラムを停止しておく。 ブート時でもこのデモプログラムの起動をやめる場合は, # systemctl disable joy_detection_demo.service とすれば,起動しなくなる。 ブート時に起動するようにするには, # systemctl enable joy_detection_demo.service とする。 ** uv4l-webrtcをインストール [#n951b563] # curl http://www.linux-projects.org/listing/uv4l_repo/lpkey.asc | sudo apt-key add - # echo "deb http://www.linux-projects.org/listing/uv4l_repo/raspbian/stretch stretch main" | tee -a /etc/apt/sources.list # apt-get update # apt-get install uv4l uv4l-raspicam uv4l-raspicam-extras uv4l-webrtc-armv6 uv4l-raspidisp uv4l-raspidisp-extras このようにして,インストールした。 ** テストしてみる [#v9cd48c1] PCでブラウザで, http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080/stream/webrtc としてみる。 緑色のCallボタンを押すと,カメラの画像が見れた。CPUが100%占有する。''force use of hardware codec''をマークするとだいぶスムーズになる。(55%ぐらい) Local側は,WEBブラウザを実行しているPC側なんだけど,画像は表示されない。 ** 各種設定 [#ccf4743a] ''/etc/uv4l/uv4l-raspicam.conf''ファイルで,いろいろ設定できるようだ。 ** Joy Detection Demoを実行してみる [#c64799ea] $ python3 ~/AIY-projects-python/src/examples/vision/joy/joy_detection_demo.py で実行する。 http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080/stream/webrtc で見てみると,''invalid video device!''で見れない。 これは,既にJoy Detection Demoがカメラを使用しているので,v4l-webrtcはカメラに接続できないためだと思う。~ 解決するには,Joy Detection Demoを書き換えないと・・・ ** HDMI出力をストリーミング [#z8540a0f] Joy Detection Demoなどのデモプログラムは,HDMIに接続されたディスプレーに画像を表示する。 v4l-webrtcをインストールしたとき,v4l-raspidispもインストールしていて,これを使うとHDMI出力しているデータをキャプチャーして,他のuv4lデバイスのようにストリーミング出来るようになる。~ しかし,Raspberry Pi zero Wのデフォルト設定だと,HDMIでディスプレーを接続してブートしないと,アナログのビデオ出力に画面が出力されてしまう。~ HDMIのディスプレーを接続しないでも強制的にHDMIから画像が出力されるように,/boot/config.txtを修正する。~ #hdmi_force_hotplug=1 ↓ hdmi_force_hotplug=1 のようにコメントアウトする。それと画面モードを, hdmi_group=2 hdmi_mode=85 のようにして,1280x720@60Hzにした。 これでHDMIから出力されるようになったんで, $ python3 AIY-projects-python/src/examples/vision/face_detection_camera.py として,デモの一つを動かしてみる。 この後, http://xxx.xxx.xxx.xxx:9080/stream/webrtc をWEBブラウザで見てみると,HDMI出力している画像が見れるようになった ;) ''face_detection_camera''は,人の顔を検知すると四角い枠で囲んでハイライトしてくれるデモ。 とりあえずこれでHDMIのディスプレーが無くても,VPUで処理された画像が見れるようになった。
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PC/RaspberryPi/カメラ/AIY Vision KIT のバックアップ一覧
PC/RaspberryPi/カメラ/AIY Vision KIT のバックアップソース(No. All)
1: 2018-08-14 (火) 04:57:58
yuji
2: 2018-08-15 (水) 03:02:38
yuji
Attached file: aiy_vision_kit.png, Deleted an attach file: aiy_vision_kit.png at 2018-08-15 (水) 11:02:22
現: 2020-12-26 (土) 16:07:58
yuji
Attached file: visionkit.png
Counter: 983, today: 1, yesterday: 0
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