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PC/Windows/Windows Subsystem for Linux/Microsoft Store版WSL
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PC/Windows/Windows Subsystem for Linux/Microsoft Store版WSL
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* Microsoft Store版WSL [#ibc930b3] WSLのMicrosoft Store版が2022/11に正式に公開された。~ WSLは元々Windows 10((Windows11にもWSLコマンドはデフォルトで含まれている。コンポーネント自体はインストールされてはいない。))のオプションコンポーネントとして含まれていた。つまりWSLの更新は,Windowsの更新により行われていた。~ Windows OSのオプションコンポーネントから切り離されMicrosoft Storeのパッケージになったことで,Windows OSとは別に機能更新・変更などが可能になった。 Microsoft StoreからWSLがインストールや更新が出来るようになったのだが,今まで通りのオプションコンポーネントとしてインストールも可能らしい。~ ** Store版WSLの新機能 [#d7b68829] - WSL更新時に再起動が不要になった。~ - systemdが使えるようになった。~ - GUIが使えるようになった。~ - VHDファイルのマウント機能。~ - マウントポイント名のサポート。~ - バージョン情報の確認機能。~ ** Store版WSLに更新する [#kab6f46b] コンポーネント版WSLをインストールして使用していたのだが,これをMicrosoft Store版WSLに更新してみた。~ Store版WSLは最初からWSL1・WSL2に対応しているようだ。~ 更新後でも,それまで使っていたWSL1でのUbuntu 18.04 LTSの動作は問題なかった。~ *** 現在使っているWSLのバージョンを確認する [#pbdc76c5] 現在インストールしているWSLのバージョンを確認する。~ > wsl --version コマンド ライン オプションが無効です: --version Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved. 使用法: wsl.exe [Argument] [Options...] [CommandLine] : : このように表示される場合は,従来のコンポーネント版WSLがインストールされている。~ *** Store版WSLに更新 [#xd2ce280] 従来のコンポーネント版WSLをStore版WSLに更新するには,管理者権限でコマンドプロンプトを起動し,以下のようにする。~ > wsl --update 数分でStore版WSLへの更新が完了した。バージョンを確認してみると,以下のように表示された。~ > wsl --version WSL バージョン: 2.2.4.0 カーネル バージョン: 5.15.153.1-2 WSLg バージョン: 1.0.61 MSRDC バージョン: 1.2.5326 Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511 DXCore バージョン: 10.0.26091.1-240325-1447.ge-release Windows バージョン:WSL 10.0.19045.4529 いままで使用していたLinux OSは,そのまま利用出来た。WSLのバージョンも1がそのまま使われている。~ > wsl --list --verbose NAME STATE VERSION * Ubuntu-18.04 Stopped 1 今後,WSLを更新したい場合はコマンドからでも更新できる。~ > wsl --update もちろんStore版なんで,Microsoft Storeからでも更新出来る。~ ** 新規にStore版WSLをインストーする [#kdbebdea] これまでWSL/WSL2をインストールしていなくて新規にStore版WSLをインストールする場合は,以下のようにする。~ *** Microsoft Storeからインストールする場合 [#la589081] [[Microsoft Store:https://aka.ms/wslstorepage]]を開いて''Windows Subsystem for Linux''を検索する。~ 見つかったら入手ボタンをクリックすればインストール出来る。~ 次にLinuxディストリビューションをインストールする。~ Ubuntuの場合,''Ubuntu''と検索して希望のものを入手ボタンをクリックしてインストール出来る。~ インストールしたUbuntuを初めて起動する場合,ユーザとパスワードを入力しアカウントを作成する。~ また,以下のようなメッセージが表示される場合がある。~ このアプリケーションには、Linux 用Windowsサブシステムオプションコンポーネントが必要です。 変更を有効にするには、システムの再起動が必要な場合があります。 この場合,コントロールパネル>プログラムの機能を開き,''Windowsの機能の有効化または無効化''の''Linux用Windowsサブシステム''をマークして有効にしてPCを再起動する。~ *** コマンドプロンプトからインストールする場合 [#h333bfb9] コマンドプロンプトかPowerShellを管理者として起動する。~ インストールするLinuxディストリビューションを-dオプションで指定することが出来る。指定しない場合はUbuntuが勝手にインストールされるようだ。~ > wsl --install --enable-wsl1 -d <Linuxディストリビューション名> OSをインストールしない場合は, > wsl --install --enable-wsl1 --no-distribution とする。~ これでStore版WSLを新規にインストールできるようだ。インストール後はPCを再起動する。~ ちなみにStore版でないコンポーネント版WSLをインストールしたい場合は,--inboxオプションを使って, > wsl --install --enable-wsl1 --inbox -d <Linuxディストリビューション名> とすればインストールできる。 *** Windows11でWSLを新規インストールした場合 [#f67ed7c2] Windows11で上記のようにしてWSLを新規にインストールした場合,以下のWindowsの機能が自動的に追加される。~ - ''Linux 用 Windows サブシステム''~ WSL1を動作させる(エミュレーション)ためのコンポーネント。~ - ''仮想マシン プラットフォーム''~ Hyper-Vアーキテクチャとそれを利用したHyper-Vコンテナー環境を利用するためのコンポーネント。~ WSL2を動作するために必要なコンポーネント。~ ''VMware Workstation PlayerやOracle VirtualBox''などの他の仮想化マシンと共存も出来るようになる。 またWSLのバージョンは, > wsl --list --verbose NAME STATE VERSION * Ubuntu-22.04 Stopped 2 > wsl --status 既定のディストリビューション: Ubuntu-22.04 既定のバージョン: 2 で新規にStore版のWSLをインストールすると,使われるのはWSL2になっている。~ ''WSL1で使いたいので,以下のようにしてWSL1に変更してみた。''~ WSL2を使用しないのであれば,以下のWindowsの機能をマークを外してアンインストール出来る。~ - 仮想マシン プラットフォーム~ WSL2はHyper-Vのコア機能であるHyper-Vアーキテクチャと,それを利用したHyper-Vコンテナーの上に実現されている。~ ''仮想マシン プラットフォーム''はこの環境を利用するためのコンポーネント。~ WSL1はLinuxカーネルコールをWindowsシステムコールに変換するエミュレーションなので,''仮想マシン プラットフォーム''は必要ない。~ コマンドプロンプトを管理者権限で起動し, > wsl --set-default-version 1 既定のディストリビューション: Ubuntu-22.04 既定のバージョン: 1 > wsl --set-version Ubuntu-22.04 1 変換中です。これには数分かかる場合があります。 この操作を正しく終了しました。 として,WSL1に変更できた。
PC/Windows/Windows Subsystem for Linux/Microsoft Store版WSL のバックアップソース(No. All)
現: 2024-07-01 (月) 15:01:36
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