上野家のホームページ - 資料室バックアップ : PC/Windows/Windowsで使えるターミナルとシェル/Windows Terminalのソース

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PC/Windows/Windowsで使えるターミナルとシェル/Windows Terminal へ行く。

* Windows Terminal [#q10e770c]
Windows TerminalはMicrosoftが開発しているWindows10/11用のターミナルエミュレータ。~
[[GitHub>https://github.com/microsoft/terminal]]でソースコードやインストーラーが公開されている。

コマンドプロンプトやPowerShell，WSLなんかに対応している。
Windows Terminalには以下の特徴がある。~
- タブ機能に対応。~
- DirectWriteでのテキスト表示。~
- ウィンドウ内で分割表示できる。~
- ショートカットキーをカスタマイズできる。
- Unicode（UTF-8，UTF-16）のサポート。~
- ANSIエスケープシーケンスのサポート。~
- 24bitカラーに対応。~
- フォント，背景，透過効果のカスタマイズに対応。~
- テーマ機能。~

Windows Terminal向けの等幅フォントとして''Cascadia Code''フォントが[[リリースされている>https://github.com/microsoft/cascadia-code]]。~
ソースコードの編集などに向くようなフォントとして設計されているようだ。

** Windows Terminalのインストール [#c8b38252]
Windows Terminalをインストールするにはいくつか方法がある。
- Microsoft Storeでインストールする。~
[[Microsoft Store>https://apps.microsoft.com/search?query=Windows+Terminal&hl=ja-jp&gl=JP]]にアクセスしてインストールする。~
Windows TerminalとWindows Terminal Previewの2種類が存在する。~
安定版と思われるWindows Terminalをインストールすればいいと思う。~
この方法だと，更新するときもMicrosoft Storeで管理が行なえるので便利ではある。~
- GitHubのリリースページにあるインストーラーを使ってインストールする。~
[[GitHubのリリースページ>https://github.com/microsoft/terminal/releases]]からインストーラーのxxxxxxxx.msixbundleファイルをダウンロードする。~
GitHubでもPreview版と安定版がリリースされている。~
ダウンロードした''xxxxxxxxx.msixbundle''ファイルをダブルクリックすればインストール出来る。~
GitHubのインストーラーを使ってインストールした場合は，更新などは自分で管理する必要がある。~
- MicrosoftのWinGetパッケージマネージャーを使ってインストールする。~
[[WinGet>https://github.com/microsoft/winget-cli]]はMicrosoftが開発中のパッケージマネージャー。~
これを使ってWindows Terminalをインストールすることが出来る。~
 > winget search "windows terminal"
 名前                     ID                                バージョン   ソース
 --------------------------------------------------------------------------------
 Windows Terminal         9N0DX20HK701                      Unknown      msstore
 Windows Terminal Preview 9N8G5RFZ9XK3                      Unknown      msstore
 Windows Terminal         Microsoft.WindowsTerminal         1.20.11781.0 winget
 Windows Terminal Preview Microsoft.WindowsTerminal.Preview 1.21.1772.0  winget
のようにインストールできるWindows Terminalがリストアップされるので，インストールしたいバージョンを確認する。~
インストールは，
 > winget install --id Microsoft.WindowsTerminal --source winget
で，インストールできる。~
更新は，
 > winget upgrade --id Microsoft.WindowsTerminal
とすれば更新できる。

Windows Terminalの起動は，スタートメニューのWindows Terminalをクリックして起動する。

* Windows TerminalでMSYS2のbashを使ってみる。 [#e348bd12]
普段はConEmuを使っているが，試しにWindows Terminalを使用してみた。

** Windows TerminalでMSYS2・MinGW64のbashを使う [#c5868908]
まずPowerShellを起動し，
 PS C:\Users\yueno> [guid]::NewGuid()
 
 Guid
 ----
 98efad98-f277-4cc0-9b6c-d951badd76c4

として，GUIDを取得する。

Windows Terminalを起動し，Ctl + ,キーで，設定ファイルが開く。~
profilesの項目に，
        {
            "acrylicOpacity" : 0.5,
            "closeOnExit" : true,
            "colorScheme" : "Campbell",
            "commandline" : "cmd.exe /c \"set MSYSTEM=MINGW64&& set MSYS2_PATH_TYPE=inherit&& C:\msys64\usr\bin\bash.exe --login\"",
            "fontFace" : "Myrica M",
            "fontSize" : 11,
            "guid" : "{98efad98-f277-4cc0-9b6c-d951badd76c4}",
            "historySize" : 9001,
            "icon": "c:/msys64/mingw64.ico",
            "name" : "MSYS2/MinGW64",
            "padding" : "0, 0, 0, 0",
            "snapOnInput" : true,
            "startingDirectory" : "c:/home/yuji",
            "useAcrylic" : true
        }

のように追加する。guidには上記で調べたGUIDを登録する。~
最初からPowerShellやらコマンドプロンプトの設定が記述されていると思うが，記述順がそのままメニューでの並びになる。

fontFaceには好みのフォントを設定する。透過設定（acrylicOpacity）や色（colorScheme）なども適当に設定する。~