1: 2011-06-08 (水) 03:52:34 yuji ソース
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 +*ブートとパーティション [#z64256a3]
 +**ブートモード [#ba42054d]
 +***Download Mode [#mdb427b1]
 +VOL DOWN+HOME+POWERを同時に押し続ける。~
 +ずーと押していると,三角の中に工事しているdoroid君が表示されて,「Downloading...」と表示が出てDownload Modeに入れる。~
 +POWERボタンを押し続けると(8s以上),Download Modeから抜けてリブートする。
 +
 +新しいROMやカスタムROMなんかをインストールするときに使われる。OdinでFlash ROMを書き換える場合も,このモードを使用する。
 +
 +***Recovery Mode [#y31b8483]
 +VOL UP+HOME+POWERを同時に押し続ける。~
 +しばらく押していると画面が消えてロゴが出るんで,POWERを離すと,Recovery Modeに入れる。Recovery Modeから抜けるには,メニューから「reboot system now」を選択する。~
 +Recovery Mode中では,VOL UP・DOWNで選択,HOMEで決定。
 +
 +adbからだと,
 + adb reboot recovery
 +SC-02Bのterminalからだと,
 + reboot recovery
 +でも,Recoveryモードに入れる。
 +
 +標準Recoveryの機能としては,
 +-reboot~
 +リブートさせる
 +-apply sdcard:update.zip~
 +sdcard:update.zipを書きこむ
 +-wipe data/factory reset~
 +/dataパーテーションの中身を削除。工場出荷時の設定に復元。
 +-wipe cache partition~
 +cacheパーテーションの中身を削除する。
 +
 +Flash ROMのバックアップは出来ないんで,カスタムRecoveryであるClockwork recoveryに変更した方が便利になる。
 +
 +**パーティション [#rc4a6306]
 +|パーティション|サイズ|説明|h
 +|bml1|256KB|プライマリ・ブート・ローダー (boot.bin)|
 +|bml2|256KB|PITファイル(最初の512byteを使用)ROMのパーテション情報|
 +|bml3|6400KB|/efs /dev/block/stl3(efs.rfs) IMEIとかの情報|
 +|bml4|1280KB|セカンダリ・ブート・ローダー linuxカーネルのロード等(Sbl.bin)|
 +|bml5|1280KB|セカンダリ・ブート・ローダー(リカバリ,その他)|
 +|bml6|1280KB|スプラッシュ画像なんかが入っている /mnt/.lfs /dev/block/stl6(param.lfs)|
 +|bml7|7680KB|Linuxカーネル(zImage=kernel+initramfs)|
 +|bml8|7680KB|?|
 +|bml9|293376KB|/system /dev/block/stl9(factoryfs.rfs) システム|
 +|bml10|137216KB|/dbdata /dev/block/stl10(dbdata.rfs) パーソナルデータ|
 +|bml11|35840KB|/cache /dev/block/stl11(cache.rfs)アプリ・キャシュ|
 +|bml12|16384KB|(modem.bin) 電話用CPUファームウェア|
 +
 +SC-02B(Galaxy S)では,cacheパーテーションなんかに内蔵Strage(NAND Memory)を使っているんだけど,ファイルシステムとしてはSamsung独自のRFSっていうのを使っているようだ。FATの拡張のようだが,どうもパフォーマンスが良くないのか,たまに端末の反応がなくなることがある。EXT4に変更すると,パフォーマンスが上がるみたいだ。
 +
 +**FlashROMのパーテーションのバックアップ [#qd940ffc]
 +adbからかSC-02Bのterminal等を使って,以下のコマンドでバックアップする
 + # cd /sdcard/flashbackup
 + # dd if=/dev/block/bml1 of=boot.bin
 + # dd if=/dev/block/bml2 of=sc02bomkf2.pit
 + # dd if=/dev/block/bml4 of=sbl.bin
 + # dd if=/dev/block/bml5 of=recovery
 + # dd if=/dev/block/stl6 of=param.lfs
 + # dd if=/dev/block/bml7 of=zImage
 + # dd if=/dev/block/stl9 of=factoryfs.rfs
 + # dd if=/dev/block/stl10 of=dbdata.rfs
 + # dd if=/dev/block/stl11 of=cache.rfs
 + # dd if=/dev/block/bml12 of=modem.bin
 +PCにコピーする
 + > adb pull /sdcard/flashbackup/ .
 +
 +バックアップしたファイルを使って,odin3で書き換えができるようにファイルを作成しておく。
 + > tar --format=ustar -cf SC02BOMKF2.tar zImage param.lfs dbdata.rfs factoryfs.rfs cache.rfs
 + > md5sum -t SC02BOMKF2.tar >> SC02BOMKF2.tar
 + > mv SC02BOMKF2.tar SC02BOMKF2.tar.md5
 + >
 + > tar --format=ustar -cf MODEM_SC02BOMKF2.tar modem.bin
 + > md5sum -t MODEM_SC02BOMKF2.tar >> MODEM_SC02BOMKF2.tar
 + > mv MODEM_SC02BOMKF2.tar MODEM_SC02BOMKF2.tar.md5
 +
 +**PCでバックアップしたイメージをマウント [#id0bde55]
 +バックアップしたイメージをマウントして内容を確認できる。
 + mount -o loop,rw factoryfs.rfs /mnt/backupimage/
 +
 +*ROMのハードウェア [#na4fdeac]
 +SC-02Bには,512MBのNAND(OneNAND)Flash Memoryと16GBのeMMCが搭載されている。~
 +各ROMのパーテーション情報。
 +
 +|512MB ROM|||h
 +|300MB|/system|rfs|
 +|100MB|/dbdata|rfs|
 +|30MB|/cache|rfs|
 +
 +|16GB eMMC ROM|||h
 +|1.8GB|/data|rfs|


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