16: 2011-09-14 (水) 07:47:24 yuji ソース
Attached file: sc02bomkf2_yuji0914.tar
17: 2011-09-15 (木) 22:02:05 yuji ソース
Attached file: sc02bomkf2_yuji0915.tar, Deleted an attach file: sc02bomkf2_yuji0914.tar at 2011-09-19 (月) 11:09:29, Deleted an attach file: sc02bomkf2_yuji0910.tar at 2011-09-19 (月) 11:09:58
Line 37: Line 37:
     mount ext4 /dev/block/mmcblk0p2 /data noatime data=ordered nodelalloc      mount ext4 /dev/block/mmcblk0p2 /data noatime data=ordered nodelalloc
他の部分(/system,/data,/dbdata)も適当に変更する。~ 他の部分(/system,/data,/dbdata)も適当に変更する。~
 +mountコマンドのオプションには,すこしでも早くするために,とりあえずnoatimeをつけてみた。
 +--noatimeをつける~
 +この場合,ファイルにアクセスした時にタイムスタンプを更新しないようにするんで,更新を前提としたアプリケーションでは問題が出る可能性がある。
 +--relatimeをつける~
 +noatimeで問題が出るような場合は,relatimeがいいみたい。relatimeはatimeがcmtimeよりも古い場合にのみ,タイムスタンプを更新する。
 +
-sd-ext用のマウントポイントを作っておく~ -sd-ext用のマウントポイントを作っておく~
init.rcになくてもイイんだけど,ついでに入れておく。 init.rcになくてもイイんだけど,ついでに入れておく。
Line 134: Line 140:
***その他の変更 [#cedb47bc] ***その他の変更 [#cedb47bc]
-Recoveryの変更~ +-Recoveryの変更~
どうもSC-02B(Galaxy S)だとRecoveryはinitramfsに入れておいて,実行するみたいだ。HT-03Aみたいにブートローダーがrecoveryパーテーションから別のlinuxを起動するのではなく,いつも使うlinuxをそのまま使い,recoveryコマンドを起動するだけになっている。~ どうもSC-02B(Galaxy S)だとRecoveryはinitramfsに入れておいて,実行するみたいだ。HT-03Aみたいにブートローダーがrecoveryパーテーションから別のlinuxを起動するのではなく,いつも使うlinuxをそのまま使い,recoveryコマンドを起動するだけになっている。~
HT-03Aだと,bootパーテーションとrecoveryパーテーション(独立したlinuxが入っている)が生きていれば,万一Systemを壊したりしてもrecoveryからリストア出来たが,SC-02Bの場合はSystemを壊した場合はRecoveryが起動出来ないと思う。~ HT-03Aだと,bootパーテーションとrecoveryパーテーション(独立したlinuxが入っている)が生きていれば,万一Systemを壊したりしてもrecoveryからリストア出来たが,SC-02Bの場合はSystemを壊した場合はRecoveryが起動出来ないと思う。~
このおかげで?,initramfsに入っているrecoveryを入れ替えることもinitramfsを変更すれば可能になる。~ このおかげで?,initramfsに入っているrecoveryを入れ替えることもinitramfsを変更すれば可能になる。~
 +~
recoveryを[[Clockworkmod:http://www.clockworkmod.com/]]の[[3.0.0.5:http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=839640]]をinitramfsに組み込んだ。これで,HT-03AのようにrecoveryモードでSC-02Bを起動すると,nandバックアップが出来るようになる。 recoveryを[[Clockworkmod:http://www.clockworkmod.com/]]の[[3.0.0.5:http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=839640]]をinitramfsに組み込んだ。これで,HT-03AのようにrecoveryモードでSC-02Bを起動すると,nandバックアップが出来るようになる。
-**Kernelソースの変更 [#b58bcd31]+**Kernelの変更 [#b58bcd31]
***OverClock [#z7e47aae] ***OverClock [#z7e47aae]
[[ここ:https://github.com/existz/galaxys-i9000-OC-kernel-source-patches]]に,Galaxy S(2.6.35.7)用のOC/UV対応パッチがあったんで,入れてみた。ただOCのMaxは1.2GHz :-( ~ [[ここ:https://github.com/existz/galaxys-i9000-OC-kernel-source-patches]]に,Galaxy S(2.6.35.7)用のOC/UV対応パッチがあったんで,入れてみた。ただOCのMaxは1.2GHz :-( ~
Line 166: Line 171:
***その他の変更 [#xafe1a5a] ***その他の変更 [#xafe1a5a]
-tethering出来るように変更 +-テザリング出来るように変更~
.configをmake menuconfigでルーティングとNAT関連を有効にする。~ .configをmake menuconfigでルーティングとNAT関連を有効にする。~
USB tethering出来ないようになっている部分をコメント化して使えるようにした。~ USB tethering出来ないようになっている部分をコメント化して使えるようにした。~
 +
 +-swapパーテーションとzram対応~
 +swapは,MicroSDのSwapパーテーションとzramを使えるようにした。
 +swapを使えるようにするには,kernel設定を変更するだけ。
 + CONFIG_SWAP=y
 +ただ,実際にスワップパーテーションを使ってみたらサクサク感がなくなっちゃうんで,使用するのはやめた。~
 +MicroSDを早いやつにすれば良いのかもしれない。~
 +CPUパワーがあるんで,compcacheの方が良い結果が出るかも。と思いcompcache(zramと名前が変わった)を使えるようにもしてみた。
 +
 +-IOディスパッチにsio,bfqを追加してデフォルトをsioにしてみた~
 +sio,bfqのIOスケジュールを追加して,選択出来るようにした。
 +IOディスパッチを変更するには,adbからか,自動実行シェルスクリプトなんかで,
 + # cat /sys/block/mmcblk0/queue/scheduler
 + noop deadline cfq bfq [sio]
 +で使用できる設定一覧と現在の設定値が表示するので,
 + # echo cfq > /sys/block/mmcblk0/queue/scheduler
 +のようにして切り替える。
 +
 +-その他~
 +--ext4ファイルシステム周りを変更~
 +--TinyRCUに変更~
 +--Governorをいくつか追加(interactive,conservative,userspace,powersave,ondemand,performance)~
**コンパイル [#af091748] **コンパイル [#af091748]
Line 192: Line 218:
に変更する。(編集したinitramfsがある場所を設定する。) に変更する。(編集したinitramfsがある場所を設定する。)
-それと,スワップを使用出来るように設定する。 
- CONFIG_SWAP=y 
設定ファイルの.configを, 設定ファイルの.configを,
 $ make mrproper  $ make mrproper
Line 213: Line 237:
 $ cd arch/arm/boot  $ cd arch/arm/boot
 $ tar cvf sc02bomkf2_yuji0827.tar zImage  $ tar cvf sc02bomkf2_yuji0827.tar zImage
-とかしてodin3で書き込めるファイル&ref(sc02bomkf2_yuji0910.tar);を作成する。~+とかしてodin3で書き込めるファイル&ref(sc02bomkf2_yuji0915.tar);を作成する。~
SC-02Bをdownloadモードで立ち上げて,odin3で出来たファイルをPDAに指定してflashすれば,SC-02Bに書き込める。 SC-02Bをdownloadモードで立ち上げて,odin3で出来たファイルをPDAに指定してflashすれば,SC-02Bに書き込める。
-純正ソースから,1.2GまでのOC,BLN対応,ext4パーテーション対応,sd-ext使用,userinit.d,swapパーテーション可,root使用,tether対応(USB,wlan),CWMリカバリーとあまりいじってないのもあって,安定している。電池持ちもSetCPUを使って,スリープ時のCPU Clockを下げるのと電圧調整で14時間は使えている :) スワップは,スワップパーテーションを使うとサクサク感がなくなっちゃうんで,使うのをやめた。CPUパワーがあるんで,compcacheの方が良い結果が出るかも。+純正ソースから, 
 +-1.2GまでのOC~ 
 +-BLN対応~ 
 +-ext4パーテーション対応と高速化~ 
 +-sd-ext使用とuserinit.d対応~ 
 +-swapパーテーションでのswap対応 
 +-zram(compcache)での拡張ram対応~ 
 +-tether(USB,WLAN)対応 
 +-IOスケジュールに,sio,bfqを追加してデフォルトをsioに~ 
 +-root化~ 
 +-CWMリカバリー搭載~ 
 + 
 +と,純正からあまりいじってないのもあって,動作は安定している。電池持ちもSetCPUを使って,スリープ時のCPU Clockを下げるのと電圧調整で,いろいろ使っても16時間以上は使えている :) 予備バッテリを最初購入して交換しながら使っていたんだけど,もう使わなくなった。


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