2: 2017-12-02 (土) 06:32:54 yuji ソース 3: 2018-07-17 (火) 07:45:56 yuji ソース
Attached file: SDFormatterv4.zip, Deleted an attach file: SDFormatterv4.zip at 2019-07-19 (金) 23:11:46
Line 15: Line 15:
これは,64GB,128GBのMicroSDカードは大抵exFATでフォーマットされて販売されている。Raspberry Piでは,最初のパーテーションがFAT/FAT32でないとブートローダーがロードできないので,結果,ブート出来ないのが理由。~ これは,64GB,128GBのMicroSDカードは大抵exFATでフォーマットされて販売されている。Raspberry Piでは,最初のパーテーションがFAT/FAT32でないとブートローダーがロードできないので,結果,ブート出来ないのが理由。~
MicroSDカードをFAT32でフォーマットし直せば使えるのではあるが, [[SD card Formatter 5.0>https://www.sdcard.org/jp/index.html]] では64GB以上だとFAT32でフォーマット出来なくなってしまっている。~ MicroSDカードをFAT32でフォーマットし直せば使えるのではあるが, [[SD card Formatter 5.0>https://www.sdcard.org/jp/index.html]] では64GB以上だとFAT32でフォーマット出来なくなってしまっている。~
-なので,古いSD card Formatter 4.0を使ってフォーマット(論理サイズ調整をONにして)すれば,FAT32でフォーマット出来ます。~+なので,古い&ref(diskformatter2_124.exe,BuffaloのDiskFormatter2);を使ってフォーマット(論理サイズ調整をONにして)すれば,FAT32でフォーマット出来ます。~
あとは,通常通りイメージファイルを書き込めば,64GB,128GBのMicroSDカードでも使用出来る。 あとは,通常通りイメージファイルを書き込めば,64GB,128GBのMicroSDカードでも使用出来る。
Line 35: Line 35:
** 有線LANで接続する [#r92ac723] ** 有線LANで接続する [#r92ac723]
-LANケーブルを接続し,USBケーブルで電源を供給してしばらくたったら,PuTTYを使ってログインする。 +LANケーブルを接続し,USBケーブルで電源を供給してしばらくたったらPuTTYを使ってログインする。
- ユーザ名:pi +
- パスワード:raspberry+
この時,Raspberry PiにDHCPでアサインされたIP Addressを知らないと接続できない。~ この時,Raspberry PiにDHCPでアサインされたIP Addressを知らないと接続できない。~
Line 163: Line 161:
     X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp      X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp
106日本語キーボードに設定しておく。 106日本語キーボードに設定しておく。
 +
 +** マシン名の変更 [#ce11c70f]
 +マシン名を変更する。
 + # hostnamectl set-hostname pi1
** USBポートの最大合計電源供給量の設定 [#m21d3fe9] ** USBポートの最大合計電源供給量の設定 [#m21d3fe9]
Line 183: Line 185:
 # adduser yuji  # adduser yuji
 +/etc/groupファイルを編集して,追加したユーザが参加するグループを片っ端から登録する。~
 +編集し終わったら,
 + # grpconv
 +
 +で,変更を反映させる。
** ブート時にコンソールにする [#c95d39c1] ** ブート時にコンソールにする [#c95d39c1]
デフォルトでは,GUIのXが立ち上がるようになっている。~ デフォルトでは,GUIのXが立ち上がるようになっている。~
Line 284: Line 291:
 framebuffer_width=1280  framebuffer_width=1280
 framebuffer_height=720  framebuffer_height=720
-とするか,もしくは,+とする。 
 + 
 +もしくは,常時,HDMIから希望の解像度で出力するようにしてもOK。~ 
 +HDMIコネクタにディスプレーを接続しないとアナログ・ビデオ出力になってしまう。~ 
 +この場合は,HDMIのディスプレーを接続しないでも強制的にHDMIから画像が出力されるように,合わせて設定しておく。 
 + hdmi_force_hotplug=1
 hdmi_group=2  hdmi_group=2
 hdmi_mode=85  hdmi_mode=85
-とかする。(1280x720@60Hz)設定値は[[こちら>https://elinux.org/RPiconfig#Video_mode_options]]を参照。)~+これでも,1280x720@60Hzに設定できる。設定値は[[こちら>https://elinux.org/RPiconfig#Video_mode_options]]を参照。)~ 
後者は,HDMIを使ってディスプレー表示した場合でも,この解像度が使用される。 後者は,HDMIを使ってディスプレー表示した場合でも,この解像度が使用される。
Line 322: Line 335:
Raspberry Piを再起動後は,Windowsマシンからリモートデスクトップ接続を使って接続できる。~ Raspberry Piを再起動後は,Windowsマシンからリモートデスクトップ接続を使って接続できる。~
リモートデスクトップ接続の場合,画面の解像度なんかも接続側で設定できる。また,音をリモートすることも出来る。(Raspberry PiにPulseaudioをインストールする必要がある。) リモートデスクトップ接続の場合,画面の解像度なんかも接続側で設定できる。また,音をリモートすることも出来る。(Raspberry PiにPulseaudioをインストールする必要がある。)
 +
 +** FTPサーバーのインストール [#xf76b0de]
 +FTPプロトコルを使用して,ネットワーク上でファイルをやり取りする場合に便利なので,FTPサーバーをインストールしておく。
 +
 +''FTPサーバーのvsftpをインストール''~
 + # apt-get install vsftpd
 +
 +''設定ファイル/etc/vsftpd.confを修正する''~
 + anonymous_enable=NO
 + local_enable=YES
 + write_enable=YES
 + local_umask=022
 + ascii_upload_enable=YES
 + ascii_download_enable=YES
 + chroot_local_user=YES
 + chroot_list_enable=YES
 + chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list
 +
 +''/etc/vsftpd.chroot_listファイルを編集する''~
 +ユーザ権限の設定ファイルである/etc/vsftpd.chroot_listを編集する。~
 +例:piとxxxxユーザーを追加~
 + pi
 + xxxxx
 +
 +''vsftpデーモンを起動して,自動起動もONする''~
 + # systemctl start vsftpd.service
 + # systemctl enable vsftpd.service
 +
 +** Sambaのインストール [#jfa95f1b]
 +Sambaは,Microsoftが開発したネットワーク上でファイル共有を行うMicrosoft Network機能をLinux(Unix)で使用できるように実装されたソフトウェア。~
 +Microsoft Networkのファイルサーバー,ドメインコントローラ機能,プリンター共有,ユーザー認証などの機能がある。
 +
 +Windowsマシンとのファイルやり取りなどに便利なので,インストールしておく。
 +
 +''Sambaをインストール''~
 + # apt-get install samba
 +で,パッケージでインストールできる。
 +
 +''設定ファイル /etc/samba/smb.conf を編集する''~
 + [global]
 +   unix charset = UTF-8
 +   dos charset = CP932
 +   workgroup = UENO
 +   server string = Pi's SMB file server
 +   netbios name = pi1
 +
 +   log file = /var/log/samba/log.%m
 +   max log size = 50
 +   syslog = 0
 +   panic action = /usr/share/samba/panic-action %d
 +
 +   server role = standalone server
 +   max protocol = SMB2
 +   ntlm auth = yes
 +   client ntlmv2 auth = yes
 +
 +   security = user
 +   map to guest = bad User
 +   username map = /etc/samba/smbusers
 +   guest account = nobody
 +
 +   passdb backend = tdbsam
 +
 +   encrypt passwords = yes
 +   unix password sync = yes
 +   passwd program = /usr/bin/passwd %u
 +   passwd chat = *Enter\snew\s*\spassword:* %n\n *Retype\snew\s*\spassword:* %n\n *password\supdated\ssuccessfully* .
 +
 +   dns proxy = no
 +   load printers = no
 +   disable spoolss = yes
 +
 +   unix extensions = no
 +   wide links = yes
 +   deadtime = 10
 +   browseable = yes
 +
 + [homes]
 +   comment = %U : Home Directories
 +   path = %H
 +   browseable = no
 +   writable = yes
 +   valid users = %S
 +   vfs objects = recycle
 +   recycle:repository = .recycle
 +   recycle:keeptree = no
 +   recycle:versions = yes
 +   recycle:touch = no
 +   recycle:maxsize = 0
 +   recycle:exclude = *.tmp ~$*
 +
 + [public]
 +   comment = Public Directories
 +   path = /var/public
 +   guest ok = yes
 +   browseable = yes
 +   writable = yes
 +   force group = public
 +   force create mode = 0664
 +   force directory mode = 0775
 +   vfs objects = recycle
 +   recycle:repository = .recycle
 +   recycle:keeptree = no
 +   recycle:versions = yes
 +   recycle:touch = no
 +   recycle:maxsize = 0
 +   recycle:exclude = *.tmp ~$*
 +このように編集する。
 +
 +''使用するユーザーを作成する''~
 + # pdbedit -a pi
 + # pdbedit -a xxxxx      <-- ユーザ名
 +で,Sambaを利用するユーザーを追加する。
 +
 +''Windowsのアカウント名を変換する設定ファイルを編集する''~
 +Raspberry PiにアクセスしてくるWindowsマシンのユーザーを,Raspbianのユーザーに変換するための設定ファイル ''/etc/samba/smbuser'' を編集する。~
 + root = administrator admin
 + nobody = guest pcguest smbguest
 +これを使用すると,Raspbianにアカウントが無いユーザーも,設定されたユーザー権でアクセス出来るようになる。
 +
 +''共有ディレクトリの作成''~
 +設定ファイルで設定した共有ディレクトリ /home/publicを作成する。~
 + # mkdir /var/public
 + # chmod 777 /var/public
 +
 +''Sambaの起動''
 +Sambaを起動する。~
 + # systemctl start smbd.service
 + # systemctl start nmbd.service
 +
 +ブート時に自動的にSambaを起動するようにセットする。
 + # systemctl enable smbd.service
 + # systemctl enable nmbd.service


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