1: 2023-11-07 (火) 16:26:13 yuji Deleted an attach file: downloadfi at 2023-11-07 (火) 16:27:25, Deleted an attach file: downloadfi_0 at 2023-11-07 (火) 16:27:31 at 2023-11-07 (火) 16:29:22 |
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+ | * ネットワークからダウンロードしたファイルがエラーが出て実行出来ない [#p2d4bfdd] | ||
+ | デスクネッツなどのネットワーク上のファイルサーバーからプログラムをダウンロードして実行しようとした場合,以下のようなメッセージが表示されることがあります。~ | ||
+ | #ref(error.png,,70%) | ||
+ | また,開くボタンで実行する場合,''F-Secureのバグのため正常に実行できません。'' | ||
+ | 正常に実行できるようにするには,ファイルをダウンロード後に必ず以下の対策を行います。~ | ||
+ | - ダウンロードしたファイルを右クリックし,プロパティを選択する~ | ||
+ | - ダイアログの下に表示されているセキュリティで,ブロックの解除にマークする~ | ||
+ | - 適用ボタンをクリックする~ | ||
+ | #ref(download.png ,,70%) | ||
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+ | この対策後は,正常にプログラムを実行出来るようになる。 | ||
+ | |||
+ | ** なぜダウンロードしたファイルが正常に実行できないのか [#j2ef673c] | ||
+ | WindowsではXP SP3の頃からか,ネットワーク上のファイルサーバーからダウンロードした場合,ファイルシステムの特別な場所に''ゾーン情報''というセキュリティ情報を保存するようになった。~ | ||
+ | これは,ネットワークからダウンロードしたファイルを直接実行できないようにするためのセキュリティとして,Windowsで利用している。~ | ||
+ | 実行ファイルだけでなくデータファイルのような全てのファイルに対して,アクセス制限がかかるようになります。 | ||
+ | |||
+ | 上記の対策は,このゾーン情報を削除しています。 | ||
+ | |||
+ | ** ゾーン情報の確認 [#e0d5506f] | ||
+ | 例えば,デスクネッツからaddress_import_revB.vbsというファイルをダウンロードした場合を例にしてみます。 | ||
+ | |||
+ | コマンドプロンプトを起動し,以下のようにコマンドを実行してみると, | ||
+ | E:\mail> dir address_import_revB.vbs /r | ||
+ | ドライブ E のボリューム ラベルは ext です | ||
+ | ボリューム シリアル番号は 6A48-56A8 です | ||
+ | |||
+ | E:\mail のディレクトリ | ||
+ | |||
+ | 2020/02/14 14:52 4,720 address_import_revB.vbs | ||
+ | 220 address_import_revB.vbs:Zone.Identifier:$DATA | ||
+ | 1 個のファイル 4,720 バイト | ||
+ | 0 個のディレクトリ 73,244,450,816 バイトの空き領域 | ||
+ | のように表示される。~ | ||
+ | ''220 address_import_revB.vbs:Zone.Identifier:$DATA''と表示されているのでゾーン情報が保存されていることがわかる。 | ||
+ | |||
+ | 実際にどのようなゾーン情報が保存されているか調べてみると, | ||
+ | E:\mail> more < address_import_revB.vbs:Zone.Identifier | ||
+ | [ZoneTransfer] | ||
+ | ZoneId=3 | ||
+ | ReferrerUrl=http://192.168.1.5/scripts/dneo/zdoc.exe?cmd=docindex | ||
+ | HostUrl=http://192.168.1.5/scripts/dneo/zdoc.exe?cmd=docdispattach&id=3241&folder=1288&fno=2&filename=address_import_revB.vbs | ||
+ | このように表示され,ネットワークからダウンロードされたファイルで,どこからダウンロードしたかが保存されている。テキストエディタでも確認出来ますし,また全ての行を削除すれば解除することも出来ます。 | ||
+ | |||
+ | ** 常にゾーン情報を保存しないようにする方法 [#j9a87804] | ||
+ | レジストリを変更するか,グループポリシー/ローカルポリシーで変更することで,デフォルトでゾーン情報を保存するのをしないように出来る。~ | ||
+ | |||
+ | レジストリを編集する場合は, | ||
+ | |項目|内容|h | ||
+ | |キー|''HKEY_CURRENT_USERの\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Attachments''&br;Attachmentsキーが無い場合は新規に作成する。| | ||
+ | |値の名前|SaveZoneInformation| | ||
+ | |型|REG_DWORD| | ||
+ | |値|1(ゾーン情報を保存しない)&br;値を削除または2(ゾーン情報を保存する)| | ||
+ | このように設定する。 | ||
+ | |||
+ | グループポリシーまたはローカルポリシーで設定する場合は, | ||
+ | - ユーザーの構成>ポリシー>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>添付ファイル マネージャーを変更する~ | ||
+ | - 「ゾーン情報を添付ファイルに保存しない」を有効にする~ | ||
+ | |||
+ | のように設定を変更します。 |