奥琵琶湖キャンプ場をチェックアウトして帰路の途中で,長浜城や彦根城を見ることにした。
大河ドラマなんかもよく見るんで,この辺が中山道と北陸道が交わる地域で,琵琶湖を渡り京都へ行ったり地域的に重要地点で,の乱・姉川の戦い・賤ヶ岳の戦い・関ヶ原の合戦など,昔から多くの戦いがあった場所。城だけじゃなくおもしろいところがいろいろありそうだ。
長浜城は,秀吉が浅井氏を滅ぼした時に築城した最初に築いた居城でというのは知っていた。小谷城で使われていた資材や,あらかじめ竹生島に密かに隠されていた材木などを見つけ出して,作ったそうだ。琵琶湖に隣接してあり,眺めがすばらしい。たぶん,そのまま城から船で琵琶湖に出れたと思う。
後に,石垣や資材の大半は彦根城の築城に使われたそうです。
彦根城は,徳川四天王の一人井伊直正が関ヶ原の合戦以降近江を治めることになり築城したようだ。(井伊直政は築城前に死んじゃったが) 日本で天守が昔から残っている城は12カ所現存しているそうだが,彦根城はその一つで天守は国宝。大きさはそんなに大きくないとは思うが,その姿は美しくなかなかカッコイイ。
一番上の階まで凄く急な階段を上って行けるが,とにかく人が大勢来ていて,蒸し暑いのもあって上までは時間がかかった。なぜか外に人も通れないほど狭い外廻りが付けられていた。石垣を修理している箇所があって,石の一つ一つに番号がふられて元に戻すようにしていた。大変な作業だなって感じた。
城の北側には玄宮園っていう大名庭園がある。なんとなく中国の庭園な感じがしなくもない。手入れが行き届いていてひじょうに美しい。