11/17 関西の日光って呼ばれている? 三重県名張市の香落渓(かおちだに)に行ってきた。
車で行く途中,青蓮寺川に作ったダムで出来た青蓮寺湖に寄った。地形が複雑なせいなのか人工湖なのに趣を感じる。少し早かったが紅葉が湖面に反射して美しい。湖畔の高台にはホテルがあって日帰り入浴できる温泉もある。
このダムの上流に紅葉の名所の香落渓がある。トンネルを抜けると斧で断ち割ったような柱状節理の岩壁が,川に沿って8kmぐらい続いていて,その岩肌からツツジやカエデが紅葉していてなかなか見応えがある。
あまりにも急な岩壁なのか,期待していたハイキングコースとかの整備はなく,お弁当も作っていったのに,それを食べる風情がある場所がなくて残念。県道81号線の数カ所に車を駐められるところはあるんで,そこから川へ下りてしばし紅葉を写真に収めた。
ランチを食べるところを探そうとカーナビをみて近くに紅葉マークがあったんで,そこに行ってみることにした。県道81号線を南に行くと東側に薄茶色の低い山が見えた。曽爾高原っていうらしい。そのまま進むと今度は右側に岩肌が見事に紅葉している山が見えた。車で登っていけるようなので進んでみる。「兜岳・鎧岳ハイキングコース登山口」という看板があったんで,近くに数台車が止められるスペースがあるんでそこに止めて歩いてみることにした。兜岳山頂まで0.9kmの表示。
清水が流れているところを入って行くと笹が生い茂るの登山道になって来た。途中,道かどうかわからなくなるようなところもあったが,木に進路を示すリボンが巻かているんでなんとか間違わずに進んで行けた。しかしどんどん急になってくる。お腹もすいてきたんで,大きな岩があるところで休憩も兼ねて昼食にすることに。
腹ごしらえも終わって上も目指して登って行くと,「これより先 急斜面 注意」という看板が・・・ 確かに急で,張られているロープをしっかり使って這うようにして登っていく。もう運動不足?の俺はどんどん登るスピードが落ちていって,息もハァハァって感じ。
奥さんは元気なんで先に行ってもらい,俺はといえば情けないんだけど5m進んで休んでを繰り返しながら登っていく。奥さんは山頂について引き返して来たところで合流,心配しているみたいだったが頑張って登ってみた。頂上はあまり展望は良くはないけど,崖になっている岩からは紅葉した木がいっぱい。向かい側には曽爾高原がよく見えました。
下りるのは登るより大変な感じで,何回か転んでしまった。腕や腰も擦りむいてしまってしばらく痛かった 😥
家に帰る途中,奈良県宇陀市にある室生寺という大きなお寺があったんで,もう暗くなってたんだけどちょっと寄ってみることに。
ずいぶん古いお寺でライトアップした紅葉が見事。雨が凄く降っていたんだけど,境内を歩いているうちに小降りになって助かった。金堂,本堂,五重塔,仏像など国宝もたくさん。高野山は女人禁制だったんだけど,このお寺は女性の参拝が許されていたらしく,「女人高野」と呼ばれていたそうだ。いつかまた来てみたいお寺だ。