マクドネル・ダグラス F/A-18 ホーネット
F-14の戦闘能力,F-4の多用途性,A-7の攻撃力をもつアメリカ海軍のNACF計画にもとづいて開発された戦闘/攻撃機。
もともとは米空軍が軽量戦闘機・空戦戦闘機(LWF/ACF計画)向けに,ノースロップが開発したYF-17が元であるが,この時はジェネラルダイナミックスが開発したYF-16(後のF-16)に敗れてしまった。その後海軍のNACF計画の時に,F-16はエンジンが1個ということで艦載機としては安全性に問題があるという理由で,YF-17が選ばれることになった。ただ,ノースロップは艦載機開発の経験に乏しいため,マクドネル・ダグラスに主契約を譲りノースロップは副契約を結んだ。マクドネル・ダグラスが艦載機に開発しなおした機体がF/A-18である。
同一の機体の外部兵装を変更することによって戦闘,攻撃任務に投入でき,その性能は86年のシドラ湾事件で証明された。
パルスドップラー式のAPG-65は8個までの目標の同時攻撃能力やルックダウン能力,グランドマッピング,移動目標追尾能力,地形回避の機能も有しているとともに,AIF-7Fの運用も可能になっている。これらのデータはHUDと3個のCRT計器盤に表示される。HOTASとともにF-18のコックピットは最も進んでいるもののひとつである。
厚木基地に配属されている機体(F/A-18C)でもあります。朝6時から夜10時まで飛ぶこともあるので,かなりうるさいです。
データ
全幅 | 11.43m |
全長 | 17.1m |
全高 | 4.67m |
エンジン | GE F404-GE-400 4,810kg(A/B7,167kg) X2 |
機体自重 | 10,445kg |
最大重量 | 25,400kg |
最大速度 | M1.8/12,150m |
最大上昇力 | 18,290m/分 |
上昇限度 | 15,300m |
離陸距離 | 427m以下 |
直陸距離 | |
行動半径 | 1,065km |
武装 | M61A1 20mmバルカン砲(750発)X1,AAM X4,爆弾等7,720kg |
乗員 | 1 |
初飛行 | 11/18/1978 |
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