ミコヤンMiG-25 フォックスバット
アメリカが計画していたマッハ3級爆撃機XB-70迎撃用に開発された,高高度用高速迎撃機。1965~67年にかけて原型機によって各種の速度記録や高度記録が更新され,その高性能ぶりを示した。
高高度性能は現在でも一流で,71年にはイスラエルのレーダーによってマッハ3.2が計測されている。
搭載しているツマンスキー・エンジンも航空用に適合したものであり,低空での性能は良くないが,その燃焼性は西側エンジンをしのぐ。
AAM装備の迎撃型の他,写真偵察型,電子偵察型,複座練習型があり,機関砲も装備されているものも開発されている。
1976年,ベレンコ中尉が亡命の為本機で函館空港に強行着陸し,大きな話題を提供した。
MiG-25のデータ
全幅 | 14m |
全長 | 23.8m(含ピトー管) |
全高 | 6.1m |
エンジン | ツマンスキー RD-31 9,300kg(A/B12,250kg) X2 |
機体自重 | 19,960kg |
最大重量 | 37,425kg |
最大速度 | M2.8 |
最大上昇力 | 12,500m/分 |
上昇限度 | 24,400m |
離陸距離 | 1,350m |
直陸距離 | 2,180m |
行動半径 | 1,450km |
武装 | AA-6X4 |
乗員 | 1 |
初飛行 | 1964 |
新しくコメントをつける