docomo HT-03AのAndroid 1.6を1.5へのダウングレードする手順。
しかし直接docomoの1.5には戻せないようだ。myTouch3GのROMを焼いてAndroid 1.5に戻す作業になる。当然,docomoの保証は無くなってしまう。
まだ実際には踏ん切りがつかないので行っていない,いつでも出来るようにメモしておく。
docomo 1.6のホームに戻るまで30秒以上もかかったり,エラーが多発するなど,使い勝手がいまいちなので,やっぱりカスタムROMを焼いちゃいました ;-)
結果は,なかなか快適に使用出来るようになった。

現在では,docomo Android 1.6から直接root権が取れるようになっているので,わざわざmyTouch3Gの1.5にする作業は必要ない。

準備 anchor.png

俺のHT-03Aは既にdocomoからの自動アップグレードでAndroid 1.6になっちゃっています。このままでroot権を得ることは出来ないみたいで*1,カスタムROMをFlashすることが出来ない。この為,docomoの保証が無くなるのだが,myTouch3GのROMをFlashして一度myTouch3G Android 1.5の環境にした後,root権を使えるようにして,その後カスタムROMを導入するという手順になる。

俺のHT-03Aは,

docomo HT-03A android 1.6
HBOOT-1.33.0006(SAPP20000)
CPLD-10
RADIO-2.22.19.26I
may 27 2009,19:06:41

なんだけど。なんか修理上がりなんかで帰ってくると,Flashが書き換えられるらしい。

docomo HT-03A android 1.6
HBOOT-1.33.0007(SAPP20000)
CPLD-10
RADIO-2.22.19.26I
Jul. 31 2009,15:49:25
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Android SDKのインストール anchor.png

Android SDKをPCにインストールしておく。PCとHT-03AをUSBケーブルで接続してリモートで操作するために,adbコマンドやfastbootコマンドがSDKに含まれているから。

PCがWindowsの場合は,SDKをインストールしたらUSBドライバーをインストールしておく。
<sdkをインストールしたディレクトリ>\usb_driverに入っている。

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Goldcardを作成する anchor.png

Goldcardとは,デバイスチェック(通常はそのメーカーの端末のみ,アップグレード出来るようになっているようだ)を無視してイメージを適用できるSDカードの事。
このSDカードにFlashするイメージを入れる事で,デバイスチェックに引っかかることなく強制アップグレード出来るようになる。GoldCardじゃないSDカードにイメージを入れて試したら,ロードした後チェックに引っかかってFlash出来なかった。

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Goldcard作成に必要な物 anchor.png

フォーマットしても良いMicroSDカード,相性が出るようでKingstonの2GB(標準付属品)が良いみたい。(SanDiskはどうもだめらしい)
あらかじめHT-03Aで,初期化を行っておいた。

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Goldcardの作成 anchor.png

  1. まず,初期化したSDカードをHT-03Aに入れた状態で起動する。
  2. PCとUSBケーブルで接続してから,adb shell(Android SDKをインストールすると使える)で下記コマンドを実行する。
    コマンドを実行するとCID文字列が表示されるので,これをメモする。
    $cat /sys/class/mmc_host/mmc1/mmc1:*/cid
    xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ←これをメモ
  3. 下記サイトでメモした文字列を入力し,変換ボタンを押して文字列を取得する。
    CID変換するサイト*2
  4. 下記サイトに必要項目を入力して,Goladcardイメージをメールで受け取る。
    Free HTC android goldcard generator
    メールアドレス:Goldcardイメージを受け取るメールアドレスを入力する。
    CID: 上記の文字列を入力する。
    「Generate Goldcard!」ボタンを押すと,メールアドレス宛にgoldcard.imgが添付されたメールがすぐ届く。*3
  5. 下記サイトから,HxD Hex Editorをダウンロードし,PCへインストールする。*4
    Welcome HxD Hex Editor users
    1. PCへHT-03Aを接続し,USB storageでマウントする。
    2. HxD Hex Editorを起動して,メニューバーからExtra >Open Disk
      「Physical disks」に接続したHT-03AのSDだと思われるDiskを選択。他にSDカードを入れてなかったら,だいたい「Removable Disk 1」になる。
      「Open as Readonly」のチェックを外して,OKを押す。
    3. メニューバーからExtra>Open Disk image...を開いた後,goldcard.imgを開く。
      Sector sizeにて「512 (Hard disks/Floppy disks)」を選択する。
    4. goldcard.imgタブを選択した状態で,Edit>Select all,Edit>Copyを行う。
    5. Removavle Disk 1タブを選択し,Edit>Select blockを開く。
      Start-offsetに0,End-offsetに170を入れOKを押す。
      Edit>Paste writeをクリックし上書き。
      File>Saveをクリックして,SDカードにイメージを書き込む。
    6. HT-03AのUSBケーブルを外して,再度接続
      USB storageのマウントを行いPCからちゃんと中が見えれば成功。この時,「フォーマットされていません。」などと出る場合には,作成に失敗している。
  6. Linuxマシンで作業する場合は,ddで書き込む
     # dd if=goldcard.img of=/dev/sdd bs=384 count=1 *5


*1 出来るようになったようだ
*2 変換後の文字列は,必ず00から始まる32桁になる。
*3 作ったSDカードのみに使えるイメージ。他のSDカードには使用出来ない。
*4 disk書き込みできれば,なんでもOK
*5 sdカードが/dev/sddだったら

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myTouch3G Android 1.5にダウングレードを行う anchor.png

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myTouch3Gのイメージを手に入れる anchor.png

ここからをmyTouch3GのイメージをダウンロードしてSAPPIMG.nbhにリネーム。作成したGoldcardにコピーする。

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HBOOTモードでHT-03Aを起動してダウングレード anchor.png

  1. HT-03Aの電源を切った後,ボリュームダウンを押しながら電源を入れる。*6
  2. 自動的にSAPPIMG.nbhを認識するので「Do you want to start up」と表示されたらトラックボールを押す。
  3. イメージの読み込み,デバイスチェックの後アップデートが実行される。
  4. アップデートが完了すると「Do you want to reboot device?」と表示されるんで,トラックボールを押して再起動する。
    再起動すると,スプラッシュ画面が黄緑色のmyTouch3GのAndroid 1.5が起動するはずなんだが,かなり時間がかかっても立ち上がらない。しょうがないんで電源を切ってWIPEを行った後再度電源ONでやっと英語のAndroidの最初の画面が出た ;-) とりあえずAPNをmpr2.mopera.netに設定して,Googleアカウントの設定を行う。この後無事HOME画面になった。
    1. BizホーダイAPN
      Name:任意
      APN:mpr2.bizho.net
      MCC:440
      MNC:10


*6 HBOOTモードにする

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リカバリーユーティリティとroot権 anchor.png

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リカバリユーティリティ(FlashRecovery)を導入 anchor.png

Android1.5だとFlashRecoveryが使える。これは,Linuxのkernel2.6.0から2.6.30.4にセキュリティホールがあって,そこを突くとプログラムをroot権限で実行できる弱点を利用するようだ。この弱点を利用してROMイメージを書き換えるソフトが,FlashRecovery。
たぶん,Android1.6だとこのセキュリティホールは対策されているだろうからFlashRecoveryはroot権限ない1.6ではインストール出来ないと思う。
FlashRecoveryには,そのセキュリティを突くasrootっていうプログラムが入っていて,インストール時にasrootを/data/data/org.zenthought.flashrec/cacheの下にコピーしている。
asrootは,2番目のオプションで与えたコマンドをRoot権限で実行する様だ。
setupsuも,どうもasrootを使っているみたい。root権を使えるようにするには,どちらでも大丈夫ということだね。きっと。

fileflashrec-1.1.2-20090909.apkを,↓のように(通常のアプリのインストールと同様)してインストールする。

adb install flashrec-1.1.2-20090909.apk
  1. [Backup Recovery Image]で,SDカードにオリジナル(myTouch3Gのだけど)のリカバリツールのバックアップを取っておく。SDカードにrecovery-backup.imgが保存される。
  2. [Download Recovery Image]で,imgファイルをダウンロードします。
  3. [Flash Recovery Image]で,リカバリユーティリティがCyanogenMod v1.4 + JFに書き換えられる。

成功したら,[Reboot into Recovery Mode]で,リカバリモードで再起動する。
[Alt+B] nandroid v2.2 backup : バックアップを取る で,現在の状況のバックアップをしておいた方が良いかも。(しなかったけど・・・)

FlashRecoveryでもroot権は使えるようになるんだけど,これはsetupsu.apkで行った。

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setupsu.apkでルート権を使えるようにする anchor.png

[添付]を,↓のようにしてインストールする。

adb install setupsu.apk

この後,HT-03Aでアプリケーション一覧にある「す設定」を実行する。これで,suとかbusyboxとかがインストールされる。

adb shell

でリモートログインしてみると,最初から#のプロンプトが出てrootでログイン出来るようになった :-D

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リカバリーユーティリティをRA-sapphireに変更 anchor.png

リカバリーユーティリティをRA-sapphireに変更する。

  1. recovery-RA-sapphire-v1.6.2G.imgをダウンロード。
  2. recovery-RA-sapphire-v1.6.2G.imgをSDカードのルートにコピーする。
  3. adb shellからrecoveryパーティションを書き換える。
    # flash_image recovery /sdcard/recovery-RA-sapphire-v1.6.2G.img

現在は,recovery-RA-sapphire-v1.7.0G-cyan.imgにアップデートして使用している。(色が水色のタイプ)

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カスタムROMのFlash anchor.png

ルート権がやっと使えるようになったんで,カスタムROMをFlashしてみる。
高速と言われるDwang(Android 1.6)にしてみる。docomoも1.6なんで同じ感じかも。日本語化ファイルもあるんでお手軽と思われたから。
dwang-v1.17.1.zipDwang17_JP_EXT.zipを,SDカードにコピーして,HT-03Aをリカバリモードで起動する。

  • Flash zip from sdcard > SDCARD:update_signed.zip で用意したイメージファイルを選択する。
    2つのzipともインストールしちゃう。

終わったら,リブートしてAndroidが立ち上がれば良いんだけど,なぜか画面が消えたままで5分ぐらい待ってもうんともすんとも変化がない。しょうがないんで,電源OFF/ONしてWipe/FactoryResetを行った後,再度起動しなおしたら日本語表示のAndroidの最初の画面で起動成功した。
なんと,既にAPNに「Biz・ホーダイ」と「mopera設定用」APNが入っている。ほんとに手間いらずです。作者の方に感謝です。
電源ON後,純正よりはAPNに接続するまでに時間がかかるようになっちゃってるが,無事docomoと接続出来た。電源ON時だけなんで,そんなに気にならない。

これで俺のHT-03AもカスタムROMになりました :-D ブート時のdocomoのロゴは黄緑色のバックにmyTouch3Gの文字になっている。これでdocomoの保証等はもう効かない。

日本語化も結構されていて,docomo純正1.6に比べて不便ていうことはない。作者の方本当に感謝です :) ホームもすぐ表示されてストレスも無く,毎回のように出ていたエラーもほとんど出ません。きびきび動作してなかなか良いです。
最初なんでAndroidマーケットから,アプリを最初からインストールしていきます。

その後,いろんなROMを試して現在は,CM6.1RC1に,RAMを増やすkernelに入れ替えて使ってる。動きも快適に使用できている。(でもバッテリーの持ちが悪いけど・・・)

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CPUクロックを本来の528MHzにしてみる anchor.png

Androidマーケットで「OverclockWidget」をダウンロードしてインストールする。
これで,WidgetからCPUクロックを528MHzに設定できるようになる。docomo純正だと電池の問題からか,なんと384MHzで動いているらしい。これが体感的にもっさり感があるのかも。
CPU自体は,528MHzのやつがHT-03Aには搭載されているんで,これで本来の速度っていうことになる。

現在は,「OverclockWidget」は使わずにlinuxブート時にinitで設定されるように,/sd-ext/userinit.shに

echo 245760 > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_min_freq
echo 576000 > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_max_freq
echo ondemand > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor

のようにして,max 576MHzで使っている。俺のHT-03Aはこれ以上オーバークロックすると時々リセットしちゃうんで,このクロックに落ち着いた。

/sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_min_freqは,init.sapphire.rcで245760MHzにOverwriteされるんで,ここで設定しても無効になっちゃう XD ちなみに,init.sapphire.rcで設定されるのは,

# cpufreq configurations
write /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_min_freq 245760
write /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor ondemand
write /sys/devices/system/cpu/cpufreq/ondemand/sampling_rate 40000
write /sys/devices/system/cpu/cpufreq/ondemand/up_threshold 85
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swapを使う anchor.png

linuxで言うswapは仮想RAMのことなんだけど,androidで使うことが出来るswapは幾つかタイプが有るみたいだ。

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swapを使うための準備 anchor.png

/systemを書き込めるようにmountし直す。

# mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock3 /system

既にbusyboxがあるんで,

# cd /system/bin
# ln -s /system/xbin/su su
# ln -s /system/xbin/busybox mkswap
# ln -s /system/xbin/busybox swapon
# ln -s /system/xbin/busybox swapoff
# ln -s /system/xbin/busybox free 

swap関連のコマンドのシンボリックを張った。 /systemをreadonlyに戻す。

# mount -o remount,ro /dev/block/mtdblock3 /system
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使用できるSWAPの種類 anchor.png

  • Compcache
    メインRAMの一部をswap領域として使って,読み書きするときに圧縮・解凍しながら使用する方法。初期値は,メインRAMの25%を使用するようになっているらしい。
    modprobe ramzswap
    rzscontrol /dev/block/ramzswap0 --disksize_kb=65536 --init
    swapon /dev/block/ramzswap0
    このようにすれば使える。--disksize_kbで指定しているのがswapサイズになる。(たぶん指定しないとデフォルトの24480になる(25%?))
    実際に64KB割り当ててみたけど,なんとなく動作が鈍くなちゃった気がする。圧縮する仮想的なRAMサイズは大きくなるんだけど同時にメインRAMを削っちゃうんで,このへんのトレードOFFなんだろうな。やっぱりデフォルトの25%がいいのかも。サイズを大きくすればするほど,全体のRAMアクセスのスピードが落ちていくんだと思う。

    froyo2.2.1のCM6.1RC1だと,CC18%(これがデフォルト値になった)で使っても遅くなることは無い。今のところRAMが増えるkernelを使うようになった後は,CCを使うのをやめている。(特に理由はないけど・・・)
  • Swapパーテーション
    SDカードにswap専用のパーテーション(linux_swap)を作って,そこに仮想RAMを作る方法。通常のLinuxではHDDにswap専用パーテーション作って使う普通のやり方。
    swapパーテーションの読み書きスピードが端末動作に結構影響する。SDカードはNANDメモリなんで,読み書き回数限度が気になる。Class6(Wear levelingを使っているからね)のSDカードが望ましいと思われる。
    swapon /dev/block/mmcblk0p3
    sysctl -w vm.swappiness=30
    前もってmmcblk0p3にlinux_swapパーテーションを作成しておいて,swaponすればOK。使える仮想メモリはパーテーションサイズによる。複数パーテーションにlinux_swapがあっても,その都度swaponすれば使える。その時プライオリティが設定出来て,どちらから先に使うかを指定できる。(CM6.1RC1に入っているbusyboxのswaponだと,指定ができない。)あまり大きくしすぎると全体的に遅くなる。通常のlinuxだと「LinuxのSwap領域は,実メモリと同じか2倍ぐらいにする」ってよく言われるけど,これは昔のSun OSの時のswap制限から来てたり,実際の体感からこれ以上にするとユーザーが耐えられないって事もあるみたいだ。まぁ,目安が無いとわからないんでこう言っているんだと思う。実際はプロセスが使用するメモリを考慮すべきなんだろうけど,そんなのわからないから。
  • FAT32にswap
    Linuxでは,FAT32上にもswapファイルを作成できる。ただlinux_swapよりさらに読み書きは遅くなるのと,FAT32にswapを作成するとUSBマスストレージとしてPCからアクセスできなくなる。
    mkswap /sdcard/swapfile
    swapon /sdcard/swapfile
    とかすればできるけど・・・
  • Androidのプロセス管理
    仮想メモリじゃないんだけど,Androidは空きメモリが不足してくるとアクティブでないプロセスをkillするようにプロセスにシグナルを送るようになっているようだ。シグナルを受け取ったプロセスは,幾つかの情報をdiskに書き出して終了するようにしている。(.apkのキャッシュで,.dex/.odex)
    再度,プロセスが起動されると書き出した情報をロードして再開するようなカラクリがあるみたい。プロセスは停止しちゃうんで裏で動作させるってことは出来ないけど,いつもそういうことが必要とは限らないからね。
    それに,swapが無いときのFlash ROMからロードとRAMからキャッシュのロードをする時と,SDカードをswapとして読み書きするのとでは,結局どちらもNAND ROMからのロードなんであまりスピードは変わらない。空いている実メモリ以上プログラムを実行するには仮想メモリがないとどうしようも無いんで,そんな場合ぐらいしか実際はswapの優位性はないような気がする。

HT-03Aは搭載しているメインRAMが少ないんで,バランスを考えて設定しないとダメなんだけど,よくわからないんで,とりあえずfroyo(SPF3.02)にしてからは今のところcompcacheで64MBで使っている。 24MBにした。本当は,compcache+swapパーテーション混在にしたいんだけど,なぜか設定できない ;(
swaponを再度繰り返せば,compcache+swapは設定できた。

現在使用しているFroyo Redux Mod1.9.5では,Swapパーテーション32Mでなかなか調子いい。このサイズがFroyoにはちょうど良いようだ。しばらく128Mを使っていたんだけど,いろいろなアプリやサービスが動いちゃって,タスク切り替えで遅くなっちゃっていた。

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フォントを変えてみる anchor.png

日本語フォントをメイリオに変更してみました。

  1. 前もってHT-03Aの/system/fonts/DroidSansJapanese.ttfをコピーしておく。
  2. メイリオ・フォントをDroidSansJapanese.ttfにrenameする。
  3. sdcardにrenameしたメイリオ・フォントをコピーする。
  4. adb shellで以下のようにして/system/fontsにあるDroidSansJapanese.ttfを入れ替えてリブート。
    # mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock3 /system
    # cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/
    # reboot
    メイリオはファイルサイズがでかいから,もう少しサイズが小さいフォントの方がいいね。
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スプラッシュ画面を変更する anchor.png

黄緑のバックにmyTouch3Gになっていたスプラッシュ画面を変更してみた。
ネットでいろいろ調べたら,Secondary Program Loader(SPL)を変更する必要があるようで,しかも元に戻せないようだ。

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SPLの書き換え anchor.png

  • Magic SPL HBOOT collectionからEngineering SPL 1.33.2005をダウンロードする。
  • zipファイルをそのまま,/sdcardのルートにファイルをコピーする。
  • ホームボタン+電源ボタンの長押しでリカバリーモードで立ち上げて,zipファイルを書き込む。
  • VOLダウンボタン+電源ボタンの長押しHBOOTで立ち上げて,SPLが以下のようになっていたら成功。
    HBOOT-1.33.2005 (SAPP20000)
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スプラッシュ画面の書き換え anchor.png

  • 320x480のサイズの好きなビットマップ画像を用意しておく。
  • Android Themesからboot_images.zipをダウンロードして適当なところに解凍する。
  • CreateG1Splash.exeを実行して,openで用意した画像を読み込んで,Convertでmysplash.rgb565を作成する。
  • VOLダウンボタン+電源ボタンの長押しでHBOOTし,戻るボタンでfastbootモードに入る。
    PCとHT-03AをUSBケーブルでつなぐと,fastboot USBモードになる。
  • 以下のコマンドでスプラッシュを書き換える。
    fastboot flash splash1 mysplash.rgb565
    OKAYって出ればOK。

リブートすれば,書き換えたスプラッシュが表示される。とりあえずfilemysplash.rgb565を使ってdocomoスプラッシュにした。見た目はオリジナルな感じだ :-D

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RAM増量にしてみる anchor.png

なんと,radioの未使用RAMやcameraアプリのRAMを縮小したりして,それをメインRAMにつなげてRAMを増量させることが出来るようになった :-o 凄いですなぁ
対応した,HT-03AのradioイメージとHBOOTを対応したものに入れ替える必要がある。またHBOOT,radioはT-Mobileの純正になってしまう。(まだEngineering SPLは出来てないみたい)

hboot-1.33.2005/radio-2.22.19.26IのHT-03Aで場合,CM6.1RC1を増量RAM対応にする手順。

  1. Recoveryでnandバックアップをとっておく
    現在の環境に戻るためにバックアプをしておく。新しくカスタムROMを導入する場合はいらない。
  2. PCの適当なフォルダに,radio-2.22.27.08.imgとhboot-1.33.0013.img(またはhboot-1.33.0013d.img)を用意する
    hboot-1.33.0013d.imgはdream用にhboot-1.33.0013を改造したやつみたいだ。fastbootコマンドが少し使えるようになっている。HT-03Aで0013dを使っても動作には問題ないみたい。(今は0013dを使ってる。)
  3. HT-03Aの/sdcardのルートに,FR-SpoofSPL_S.zipとezBiffTestKernel20101106-2708_S.zipを用意
    FR-SpoofSPL_S.zip(最近のROMは使わなくてOK)は,HBOOTが1.33.0013の場合にはS-ONになっていてfastbootコマンドでFlashできなくなっちゃう。それをごまかすための物。
    hboot-1.33.0013d.imgにした時は,FR-Spoof-SPL-1-33-0013_S.zip(最近のROMは使わなくてもOK)を使う。
    fileezBiffTestKernel20101106-2708_S.zipは,kernel 2.6.34.7*7のRAM増量に対応したCM6.1RC1用のLinux kernel。
    nightlyなんかの場合は236,251,262用の増量kernelがあるんでそれを使う。*8 RAM増量に対応したKernelが既に入っているカスタムROMの場合は必要ない。
  4. HT-03Aをfastbootモード(V-DOWN + POWER)で起動し,USBで接続する
  5. カレントディレクトリを用意したPCのフォルダにして,コマンドプロンプトを起動
  6. 順番に注意して,fastbootコマンドを使ってradioとHBootをROMにFlash
    hboot-1.33.2005/radio-2.22.19.26Iになっている状態で,
    >fastboot flash radio radio-2.22.27.08.img
    >fastboot flash hboot hboot-1.33.0013.img
    >fastboot reboot-bootloader
    >fastboot erase system -w
    >fastboot erase boot
    >adb reboot recovery (リカバリモードで再起動)
    として,HBOOTとRADIOを入れ替えて,さらに/systemと/bootパーテーションをeraseする。
  7. Recoveryモードから立ち上げなおして,FR-SpoofSPL_S.zipをFlashする
    HBOOTを1.33.2005のふりをさせるために書きこむ
  8. Recoveryモードで再起動させる
  9. 最初にNANDバックアップしたのをリストアする
    もしくは,新しいカスタムROMをFlashする。
  10. Recoveryから,RAM増量対応kernelをFlashする
    Linux KernelをRAM増量増量対応の物に入れ替える。対応kernelがない場合は,ezBiffTestKernel20101106-2708_S.zip(kernelバージョンは,2.6.34.7)を使う。

この後,RAM増量後に新たなカスタムROMを焼く場合は,
Recoveryモード→SpoofSPLをFlash→Recoveryモードで再起動→カスタムROMをFlash→RAM増量対応KernelをFlash→再起動
という手順にする。*9


*7 Kernelバージョン2.6.34の唯一のRAM増量対応kernel? 2.6.35だとUSBケーブルを抜いた後の電池持ちが悪くなる
*8 kernelバージョンが2.6.35でUSBを抜いたあとに電池持ちが悪くなる問題がある。USBを抜いたあとは,必ずリブートする必要がある。
*9 新しいカスタムROMは,SpoofSPLをFlashする必要がなくなってきている。

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CM6.1stableをちょこっと変更してみた anchor.png

CM6.1stableをちょこっと変更してみた。

  • CM6.1stable改: fileupdate-cm-6.1.0-DS-2708port-yuji_S.zip
    • 以下のアプリを削除した。使わないのや,バージョンが古かったりファイルサイズが大きいため。
      RomManager.apk
      CMWallpaper.apk
      FileManager.apk
      QuickSeachBox.apk
    • 日本語フォントの追加(絵文字とかも)と,いらないフォントの削除
    • build.prop,build.sapphire.propの変更
      バッテリー持ちを良くするのと,モデル名をHT-03Aにする。
    • カスタム・ブートアニメーションを削除
      サイズが大きいので。
    • /sd-extの自動マウント等
      /sd-extパーテションをマウントするのと,/sd-ext/userinit.shと/sd-ext/userinit.dのinit実行するようにする。(Swapの設定,CPUクロックの設定をしている)
      デフォルトだとCC18%になっているんで,これは使わないように設定する。
    • /system/etc/permissionsにhw3d.xmlを追加
    • /system/etc/gps.confの中を,NTP_SERVER=ntp.nict.jpに変更
      GPSデバイスに,地表時刻を知らせる情報と思われる。(端末の時刻合わせ用ではない。)
  • gapps古いのは削除: filegapps-mdpi-tiny-20101020-yuji_S.zip
    GoogleマップやYoutubeアプリのバージョンが古いんで削除。これらはマーケットからインストールする。削除したファイルは以下のファイル
    Gmail.apk
    GoogleQuickSearchBox.apk
    kickback.apk
    MapsSapphire.apk
    soundback.apk
    Street.apk
    talkback.apk
    VoiceSearch.apk
    YouTube.apk
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CM6.1 Nightly307 anchor.png

久しぶりにnightly304,305, 306, 307と立て続けにリリースされた。とりあえず今までと同じようにカスタマイズ。

  • できるだけ/system/appのアプリを日本語と英語だけのリソースにしてサイズを小さくする。
  • CM6.1 nightly307改: filecm_dream_sapphire_full-307-yuji_S.zip
  • わりあい新しめのgapps: filegapps-mdpi-tiny-20101228-yuji_S.zip
    上記同様,マーケットからインストールする物は削除している。
  • ezTerryさんのRAM増量対応kernelも新しくなった: fileez-exp20110109-cm-2708port_S.zip
    kernelのバージョンは,2.6.35.10で,上と同じく電池持ちが悪くなる問題があると思う。
  • 2.6.35.12 USB抜いた後電池持ちが悪くなっちゃう問題が解決したみたいなKernelで常用中(↓)
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Gingerbread anchor.png

HT-03Aで動くGingerbreadには,CM7RC0やそれをベースにしたSuperginger,COS-DSとかある。 SupergingerとかCOS-DSとか試してみた。

なぜかSupergingerでもCOS-DSでも,foursquareでチェックインする時,写真を撮ったりギャラリーから写真を挿入しても反映されない。Gingerbreadの問題なのかな? fix_permissionを実行したら,うまく挿入できるようになった。
でもいろいろいじっているうちにまた駄目になった。これ以外は特に不具合は無いんだけどなぁ・・・

Supergingerは気に入っているんだけどなぁ。この写真挿入が問題なくなればGingerbread使うんだけど,今はfroyo(CM6.1n307)にUSB抜いてもバッテリ持ちが悪くならないkernelで使用中。でもGingerbreadに戻りたい。

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SuperGinger anchor.png

Super@tmelさん作成のGingerbread,SuperGinger V2.6.8がリリースされたんで,いくつか変更した後にHT-03Aにflashして使用中。

  • 日本語フォントの追加(絵文字とかも)と,いらないフォントの削除
  • 絵文字fontを入れ忘れていたので入れ替え(03/17)
  • build.prop,build.sapphire.propの変更
    バッテリー持ちを良くする等。
  • CarHomeなどいらないアプリの削除といくつかのアプリを追加
  • カスタム・ブートアニメーションを削除
    サイズが大きいので。
  • /system/etc/gps.confの中を,NTP_SERVER=ntp.nict.jpに変更
    GPSデバイスに,地表時刻を知らせる情報と思われる。(端末の時刻合わせ用ではない。)
  • /sd-extの自動マウント等
    /sd-extパーテションをマウントするのと,/sd-ext/userinit.shと/sd-ext/userinit.dのinit実行するようにする。(Swapの設定,CPUクロックの設定をしている。)
  • ビルトインアプリに適当に自分で翻訳して日本語リソースを追加(SupSetupがなぜかエラーになって動作しないため,これだけまだスペイン語。)
  • JITは,試しにデフォルトはONにしてみる
  • HOMEは日本語リソースを追加したADW Launcher Exに変更

リリースノートには,kernelが2.6.37と書いてあったが,端末情報では2.6.35.10だった ;(

ファイルは,fileSuperGingerV.2.6.8-yuji_S.zip (とりあえずzip作ってみただけ,未テスト。 :)

どうも,CPUクロックが576MHzに設定して,GPSにアクセスすると時々リブートしちゃう。528MHzにすると安定するんだけど,GPSデータを受信するのが時間がかかるなどGPS周りに問題が出ていた。

この為,Kernelを入れ替えてみた。

  • 2.6.37.3 ezTerrys Kernel
    ezTerryさんの2.6.37 Kernel,signed-boot-2.6.37.3-cyanogenmod-ds_32b_radio2708-bfs-bfq-20110308.zipを見つけたんで,これに入れ替えてみた。なんか微妙にRAMが増えている。 :-o
                  total         used         free       shared      buffers
      Mem:       113104       111356         1748            0          500
     Swap:        32124         7228        24896
    Total:       145228       118584        26644
    USBを抜いた後の電池持ち問題が治っていれば良いなぁ。 げ,Wifiがエラーで使えない :cry: (治ってないのねこれ,ezTerryさん・・・ これって/system/lib/modules/wlan.koのモジュールを入れ替えないとだめだな。)

速度的には,Pershoots Kernelの方がやっぱり速いんで,今のところPershots Kernelを使っている。

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CM7.0 RC0を自分でコンパイルしてみた anchor.png

CM7.0 RC0を自分でコンパイルしてみた。

  • CM7.0RC0改: fileupdate-cm-7.0.0-RC0-DS-YUJI-signed.zip
    • 以下のアプリは入れてない。
      RomManager.apk
      CMWallpaper.apk
      FileManager.apk
      QuickSeachBox.apk
    • 日本語フォントの変更
    • build.prop等の変更
    • カスタム・ブートアニメーションを削除
    • /sd-extの自動マウント
    • /system/etc/gps.confの中を,NTP_SERVER=ntp.nict.jpに変更
    • Kernelは,CMのをコンパイルした物。Pershootsさんの2.6.25.11に入れ替えたほうがいいと思う。(ビルド前にKernelの入れ替え方がわからなかったんで,Kernelをコンパイル後,zipファイルを直接入れ替えた。 [worried]
  • gappsは,とりあえずCM7用のfileGapps-GB.zipが使用できるかな。

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最終更新: 2020-12-26 (土) 16:07:41 (JST) (1189d) by yuji