レンジ | 精度 | 分解能 | |
DCV | 400mV~400V | 1.5%±2 | 100uV |
ACV | 4V~400V | 2.0%±5(40Hz-400Hz) | 100uV |
DCA | 400μA~2mA 40mA~200mA | 2.0%±4 | 0.1uA |
ACA | 400μA~5mA 40mA~200mA | 3.0%+5 | 0.1uA |
Ω | 400Ω~40MΩ | 2.0%±5 | 0.1Ω |
周波数 | 10Hz~10MHz | 0.1%+4 | 0.01Hz |
CAP容量 | 40nF~40μF | 2.0%+5 | 10pF |
ダイオード | 0~1.0V DC | テスト電流 | 約1mA |
デューティ | 100% | 0.5%+0.5Hz~500Hz | |
導通チェック | 400Ω <50Ωでブザー音 | ||
電池チェック | 1.5v 電池チェック | ||
カウント | 4000カウント | ||
電源 | LR44バッテリー2個 | ||
サイズ | 116 x 72 x 18mm | ||
重量 | 105g |
ACVは,mVレンジがない。
METEX P-10は,台湾Fortune Semiconducter社のLP9711_LP3というASICが使われている。
V | 電圧(DC/AC)測定をする |
デフォルトはDCVで,SELボタンでACVに切り替える。 | |
Ω | 抵抗値・ダイオードチェック・導通チェックをする |
デフォルトは抵抗値測定で,SELボタンで他の機能に切り替える。 | |
Cap | コンデンサの容量の測定をする |
Hz/Duty | 周波数/デューティサイクルの測定をする |
1.5V | 乾電池のチェックをする |
uA | 電流値(uA)の測定をする |
デフォルトはDCで,SELボタンでACに切り替える。 | |
mA | 電流値(mA)の測定をする |
デフォルトはDCで,SELボタンでACに切り替える。 |
P-10は自動レンジ機で,手動でレンジを切り替えるボタンは無い。
SEL | ロータリースイッチで選んだ機能に複数機能がある場合,その切り替えを行う。 |
D-H | デューティサイクルを測定する時に切り替えを行う。 |
H/D | 測定している時に押すと表示が固定される。 |
搭載されているASICには,シリアル出力する端子があるようだ。
FS9711-LP3のpin | 内容 | 機能 |
64 | TXD | シリアル出力 |
84 | ENTX | lowレベルにするとシリアル出力が有効になる。 |
ASICのこの84pinと64pinに2本のワイヤーをはんだ付けして,信号を取り出す。
LCDを固定するフックを通す穴を使って2本ワイヤーを裏に通す。
圧電ブザーのGND(黒)からワイヤーをはんだ付けし,P-10の中心付近に4pinのヘッダーコネクターをホットメルトで固定し,3本のワイヤーを接続した。ケースにはコネクターの位置に切り欠けを作った。
P-10をVレンジなどに回して電源をONしてENTXをGNDにジャンパーすると,LCDにRS232と表示される。
そうすると,TXDから信号が出力される。(baudrate:2400,data: 8bit,non parity, stop:1)
PCとはTTL-USB変換器などを使って接続する。
Ts Digital Multi Meter Viewerというソフトウェアがあって,接続機器名をWENS 20Tに設定してCONECTを押すと,P-10からのデータを表示したりログしたり出来た。
テスターの各レンジを切り替えると,Ts Digital Multi Meter Viewerも計測レンジが変化します。
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