Raspberry Piはとにかく電源周りの回路が貧弱。
また標準的に利用するOSがLinuxということで(まあ,Linuxに限ったことではないが・・・),電源周りのトラブルであっという間にファイルシステムの破壊につながる。
そこで組み込み用途や安定的に利用するには電源周りを強化する必要があるのだが,通常のサーバー機器で使用するUPS(無停電電源装置)のような機能が欲しくなる。
市販されているRaspberry Pi向けのUPSみたいな物がいくつかあるが,その中から4点ほど紹介。(おすすめは,PiJuice)
万が一電源が落ちた場合でも,安全にシャットダウン対応ができるように,450mAhのLiPOバッテリーを搭載している高機能ボードUPS。
CPUを搭載していて,RTCやいくつかのスイッチ,LED,A/Dコンバータ等が使用できる。Raspberry Piにスタックして使用する。
8分-10分程度は内蔵バッテリで電源供給できるようだ。
Raspberry Piにスタックして使用する。
マルツオンラインや 共立 , Amazonとかから,リチウムポリマー電池(450mAh)付きで,4630円(マルツオンライン)で購入できる。
仕様書:
LINEAR TECHNOLOGY社のLTC4413を使ったRaspberry Pi用のミニUPS。
AC電源(ACアダプタ)でRaspberry Pi運用中に,不慮の停電なんかがおきても,内臓のスーパーキャップ(1.5F)と外部モバイルバッテリから電源を供給し,シャットダウン信号を送る機能がある。
ユニークなのが外部にモバイルバッテリを使えること。(バッテリは別途用意する必要がある。)スタックタイプではスタンドアローンタイプ。
Gallileo 7から,4320円で購入できる。
仕様書:
Raspberry Piにスタックして接続できるUPSボード。
バッテリーは別途用意する必要がある。
外部からの電源が落ちた場合でも,シャットダウン信号に対応したUPSボード。
Amazonで,2699円と格安で購入できる。
手持ちのリチウムポリマー電池とかを使えば,安く構築できる。電池残量なんかも監視できたりする。
PiJuiceは,Raspberry Pi向けにかっこ良くデザインされたUPS。Raspberry Piにスタックして使用する。
以下のような特徴がある。
Pi Supplyで,価格は,6980円(£47.99)ぐらい。
日本だと,ロボショップ株式会社などから購入できる。価格は,8500円程度。
私は3年前にKickstarterでPiJuice開発があったので投資したんだけど,未だに手に入らない・・・ 忘れていたんだけど,05/06/2018に実際の製品が手元に来ました
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