Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\LDAP]
"DisableVLVBrowsing"=dword:00000001
"NoDisplayNameSearch"=dword:00000001
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は,ユーザーやコンピュータの情報を集中管理する「ディレクトリサービス」。詳しくはこちらのページを参照する。
MicrosoftのActive DirectoryもLDAPを使用しているようだ。
LDAPではいろいろな情報をDBとして管理・サービスできるが,メールアドレスもその一つ。
OutlookやThunderbirdなんかのメールクライアントだと,メールアドレス検索にLDAPサバーを利用できる。
Outlookでアドレス帳としてLDAPを参照できるようにするには,以下のようにする。
これで,LDAPサーバーのメールアドレス帳がOutlookで参照できるようになった。
Outlookのアドレス帳を開いてその他のアドレス帳で選択すれば,メールアドレス等を検索できる。しかし,
検索する場合は,高度な検索(なにが高度なのかわからないが・・・)をクリックして検索する必要がある。
OutlookでLDAPアドレス帳を使用する場合に,上記のようにちょっと難があります。それは,検索する際にデフォルト検索が一切出来ない,また検索対象がその他のフィールドしか選べないっていう難です。
高度な検索でも,部署の検索はなぜか出来ない・・・
Thundirbirdではこんな難は無いのだが,Outlookには困ったものです。
そのままでもまあ使えるが,上記の難の対策を行うために,以下の内容でoutlooksearch.regファイルを作成する。
作成したoutlooksearch.regを右クリック>結合で,レジストリに追加する。(Outlook2016用です。Outlook365でも動作した。)
outlooksearch.reg
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\LDAP]
"DisableVLVBrowsing"=dword:00000001
"NoDisplayNameSearch"=dword:00000001
これで,LDAPアドレス帳を開いた時にデフォルト検索BOXで検索できるようになる。
ただし,アドレス帳を開いた時からの一覧表示は出来ない。これはLDAPサーバー側で仮想一覧表示(Virtual List View)をサポートしていないためみたい。
上記で検索出来るようにはなったが,Outlookでは検索対象のLDAP属性は以下が対象になっている。
しかし,これ以外の属性も検索対象にしたい。 Microsoftの http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179232.aspx で,検索対象の属性を追加する(カスタムフィルター)方法が記載されているが,この方法ではLDAPの構築をし直す必要がある。(PRFファイルを使って設定する。)
そこで,Windowsのレジストリを編集して検索対象を追加する方法で対応してみる。
LDAPサーバーを利用している場合に,検索対象に部署(ou)と役職(title)と会社(company)をWindowsのレジストリに追加するVBスクリプトプログラムを作成した。
部署では,文字列が含まれていれば検索に引っかかるようにしている。
customfilter.vbs
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これで,OutlookでLDAPアドレス帳を開いた時にデフォルト検索で検索できるように出来た。
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