PC​/Windows​/Windowsで仮想デスクトップ

仮想デスクトップって

デスクトップはWindowsの画面のことを言っている。
通常は1つの画面なのだが，仮想的に複数作成してユーザーが切り替えて使うことを仮想デスクトップと呼んでいるみたいだ。

複数のアプリを利用するときなんかであまり大きくないディスプレーを使っている場合，仮想デスクトップがあると効率よく作業ができるようになりそう。
多くのアプリを1つの画面で表示していると，重なっているウィンドウの切り替えが面倒だったり，隠れてみえなくなっちゃったりする。こんな時はタスクバーで切り替えるのだが，この画面がアプリごとに独立していれば操作をしやすいし見やすくなる。

VirturaWinのインストールと使い方

VirtuaWinポータブル版もあるのでそれをダウンロードして，ダブルクリックで好きなディレクトリにインストールする。

インストールしたディレクトリにあるVirtuaWinPortable.exeをダブルクリックして起動すれば使用できる。

モジュールを追加すると，個別に壁紙を設定できるなど機能を追加出来て便利。

仮想デスクトップの操作

• 仮想デスクトップの追加
  Windows + Ctrl + D キーで，デスクトップを追加出来る。
  この時，追加された新しいデスクトップに切り替わるので，新しいデスクトップでそのまま作業を開始することが出来る。
  デスクトップにアプリによって表示されている場合には，この仮想デスクトップの追加で作成された新しいデスクトップにも同様に表示される。
  
• デスクトップの切り替え
  Windows + Ctrl + →/← キーで，仮想デスクトップの切り替えを行う。
  仮想デスクトップは横に追加されていくようなイメージ。
• 仮想デスクトップの削除
  Windows + Ctrl + F4 キーで，削除できる。
  この時，仮想デスクトップは2枚目から，つまり左にあるものから削除されていく。もしその仮想デスクトップで使っていたアプリは，元のデスクトップに移る。
• タスクビューを使って仮想デスクトップを操作
  Windows + Tab キーかタスクバーのタスクビューアイコンをクリックすると，デスクトップの一覧が表示される。そこでいろいろ操作することが出来る。
  ここから，どのウィンドウやデスクトップをアクティブにするかなどの操作が行える。
  タスクビューで表示されたウィンドウを右クリックすると，そのアプリのウィンドウを他のデスクトップに移動させたり，そのウィンドウを全てのデスクトップに表示させたりすることが出来る。

PCを再起動しても復元する

仮想デスクトップは削除しない限りは，PCをシャットダウン/再起動を行ってもデスクトップは維持される。
アプリやウィンドウを開いたままシャットダウンや再起動を行っても，次回起動時もそのまま作業を続けることが出来る。（アプリによっては対応しないこともある）

WIndows10の仮想デスクトップ機能を強化してくれるツール

Windows 10/11の仮想デスクトップには，切り替えエフェクトや，いまどの仮想デスクトップを使っているのか表示する機能が無い。
また，マウスで仮想デスクトップを切り替える場合は「タスク ビュー」を使用する必要があって操作が不便。

Windows 10 Virtual Desktop Enhancer

Windows10の仮想デスクトップ機能を，強化してくれるツール。
AutoHotkeyで作成された実行ファイルとライブラリーで構成されている。

注意

Windows 11ではうまく動作しないので注意する。

以下のような機能が追加できる。

• システムトレイ上に，現在の仮想デスクトップ番号を表示
  このように表示される。
  
• タスクバー上でマウスのホイールで仮想デスクトップを切り替える
  
• ホットキーで仮想デスクトップを直接切り替えられる
  Windows + Ctrl 0～9 キーで切り替えられる。
• ホットキーでウインドウを他の仮想デスクトップに移動する
  Windows + Ctrl + Shift + 0～9 キーで，現在のウィンドウを指定した仮想デスクトップに移動させる。
  Windows + Ctrl + Shift + ←/→ キーで，現在のウィンドウを前後の仮想デスクトップに移動させる。
  
• ホットキーはカスタマイズできる
  
• 仮想デスクトップ毎に壁紙を別々のものに設定する
  

などの機能があります。

こちらのGithubページからダウンロードしてインストール出来ます。
好きなディレクトリに解凍して，virtual-desktop-enhancer.exeを実行すれば動作する。スタートアップにショートカットを入れておけば便利。

ただ，このままだとシステムトレイに表示される仮想デスクトップ番号が正しく表示されない。<インストールしたディレクトリ>/librariesにあるvirtual-desktop-accessor.dllを，virtual-desktop-accessor.dllに入れ替えれば正しく表示されるようになる。

Windows Virtual Desktop Helper

Windows 10/11の仮想デスクトップ機能を使いやすくしてくれるツール。
動作には.NET Framework 4.7が必要になる。

余計な機能がなくシンプルで軽量。

• システムトレイ上に現在の仮想デスクトップ番号を表示
  
• 前のデスクトップへ移動・次のデスクトップへ移動，するアイコンをシステムトレイに追加
  
• 仮想デスクトップを切り替え時にデスクトップの番号をオーバーレイ表示
  
• ホットキーで仮想デスクトップを直接切り替えられる

などの機能があります。

こちらのGithubページからダウンロードしてインストール出来ます。