|
現: 2022-11-17 (木) 09:40:29 yuji  |
| + | * ベタパターンとビア追加 [#k3c9b8db] |
| + | 一通り配線が終わったら,基板の余った部分にGNDを強化したりノイズ対策などのためにベタパターンを配置することがあります。~ |
| | | |
| + | ** ベタパターンの作成方法 [#ebe0fcd5] |
| + | ベタパターンを作成するには以下のようにします。~ |
| + | - ベタパターンを作成するレイヤーを選択します。~ |
| + | - 右側メニューの「塗り潰しゾーンを追加」(Ctrl+Shift+Zキー)をクリックする。~ |
| + | - 基板外形の少し内側の角をクリックする。~ |
| + | - ダイアログが表示されるので,ネットを指定する。~ |
| + | - 「外形を水平,垂直,45度に制限」をマークする。~ |
| + | これにチェックを入れておくとベタパターンが綺麗に作成できるようです。~ |
| + | - OKボタンをクリックする。~ |
| + | - 基板外形の少し内側を囲む。~ |
| + | 枠が表示されます。~ |
| + | - Bキーを押す。~ |
| + | |
| + | これでベタパターンが指定したネットで作成されます。~ |
| + | |
| + | ** ベタパターンの切り抜き [#u3716a9c] |
| + | ベタパターンを作成すると,他のネットの配線を自動で逃げた形でベタパターンがが作成されます。~ |
| + | しかし,既にベタパターンを作成していた場合,そのゾーンは逃げてくれず上から塗り潰されてしまいます。~ |
| + | ネットが違う場合は,これではショートしてしまうので修正が必要になります。~ |
| + | |
| + | このような場合,「ゾーンの切り抜き」で対応することが可能です。~ |
| + | - 左側メニューの「ゾーンの境界線のみを表示」をクリック。~ |
| + | - 切り抜きたいゾーンを選択する。~ |
| + | この時は,切り抜きたいゾーンの端面をクリックすると選択しやすいです。~ |
| + | - 右クリックして「ゾーン」→「ゾーンの切り抜きを追加」(Shift+Cキー)を選択。~ |
| + | - 切り抜きたい箇所を囲う。~ |
| + | - Bキーを押す。~ |
| + | |
| + | これで,元のベタパターンが切り抜かれます。~ |
| + | |
| + | *** ベタパターンの修正方法 [#e6871dd6] |
| + | ベタパターンを修正したくなる場合があります。~ |
| + | また,角が直角になっているのを丸めることも出来ます。~ |
| + | - ベタパターンを選択する。~ |
| + | - ベタパターンの修正したい箇所で右クリックし「角を作成」(Insキー)を選択する。~ |
| + | - 「四角マーク」が追加されます。~ |
| + | - 四角マークをドラッグすることでベタパターンの修正が出来ます。~ |
| + | |
| + | 全ての角で調整を終えたらベタパターンの修正が完了です。~ |
| + | |
| + | ** グランドを強化するビアの配置 [#dc5e0967] |
| + | ベタパターンを作ったらビアを追加してレイヤーをつなぐことで,インピーダンスを小さくすることでノイズ対策してみます。~ |
| + | - 右側メニューの「ビアを追加」(Ctrl+Shift+Vキー)をクリック。~ |
| + | - 表のレイヤーと裏のレイヤーをビアを配置することで接続していきます。~ |
| + | - 基板全体に満遍なくバランス良くビアを配置していく。~ |