1: 2010-02-13 (土) 13:11:09 yuji | 現: 2020-12-26 (土) 16:07:42 yuji Attached file: wxp10.zip at 2010-02-14 (日) 07:50:28 at 2010-02-14 (日) 07:51:47 at 2010-02-14 (日) 07:56:17 at 2010-02-14 (日) 07:57:48 at 2010-02-14 (日) 07:59:00 at 2010-02-14 (日) 08:00:10 at 2010-02-14 (日) 10:30:51 at 2010-02-14 (日) 10:32:29 at 2010-02-14 (日) 10:33:26 at 2010-02-14 (日) 10:33:43, Deleted an attach file: WindowsXP-KB310994-SP2-Pro-BootDisk-JPN.ex at 2024-01-15 (月) 11:28:09, Deleted an attach file: WindowsXP-KB310994-SP2-Pro-BootDisk-JPN.zi at 2024-01-15 (月) 11:29:43, Deleted an attach file: WindowsXP-SP2ProBootDisk.zip at 2024-01-15 (月) 13:19:56 |
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- | *Windowsの回復コンソール [#e64944de] | + | *Windows XPの回復コンソール [#e64944de] |
知人のXPがセーフモードでも立ち上がらないような状況になってしまったようだ。~ | 知人のXPがセーフモードでも立ち上がらないような状況になってしまったようだ。~ | ||
- | こんなWindows XPがセーフモードでも起動しなくなった時,[[回復コンソール:http://support.microsoft.com/kb/882361/ja]]ってのがけっこう役に立つ。~ | ||
- | 通常XPでは,ファイルシステムにNTFSを使うんで,DOSなんかからではファイルにアクセス出来ない。こういう時に用意されているのがMSの「回復コンソール」て呼ばれる物です。この回復コンソールを起動させるには,以下の方法がある。~ | ||
- | +Windows XPのインストール用CDROMを使って起動し,回復コンソールを起動する。 | ||
- | +どこかにあるI386フォルダ,あるいはXPのインストール用CDROMにあるwinnt32.exeを/cmdconsで実行し,回復コンソールをブートメニューにインストールしてから使う。XPと回復コンソールのマルチブートになる。 | ||
- | +MSがネット上で配布しているインストール用起動ディスクセットアップ(FDD)を入手し,それを使って6枚のFDDディスクを作製し,そのディスクを使って回復コンソールを起動する。 | ||
- | 1の方法は,XPのインストールCDを所有している人は問題ないが,プレインストールPCではリカバリーCDはあってもインストールCDが無いのが普通なので,この方法は使えない。~ | + | Windows XPがセーフモードでも起動しなくなった時は,[[回復コンソール:http://support.microsoft.com/kb/882361/ja]]ってのがけっこう役に立つ。~ |
- | 2の方法は,起動不能トラブル発生前に前もって回復コンソールをインストールして置かないとダメ。愛用のAspire Oneでもこのようになっているんだけど,たぶん普通の人はこんな事していない。またプレインストールPCでは,正しいAdministratorのパスワードを入力してもパスワードが間違っていると言われちゃうことがあって,回復コンソールを起動できないこともある。~ | + | |
+ | 回復コンソールには,以下のような機能がある。~ | ||
+ | - チェックディスク~ | ||
+ | - MBR(マスタブートレコード)の修復~ | ||
+ | - ブートセクタの修復~ | ||
+ | - フォルダやファイルのコピー・削除~ | ||
+ | - boot.iniの修復(再構築)~ | ||
+ | |||
+ | 通常Windows XPではファイルシステムにNTFSを使うんで,DOSなんかからではファイルにアクセス出来ない。~ | ||
+ | こういう時に用意されているのがMSの「回復コンソール」て呼ばれる物です。この回復コンソールを起動させるには,以下の方法がある。~ | ||
+ | +Windows XPのインストール用CDROMを使って起動し,回復コンソールを起動する。~ | ||
+ | ブート後,Rキーを押すと回復コンソールが起動する。~ | ||
+ | +どこかにあるI386フォルダあるいはXPのインストール用CDROMにあるwinnt32.exeを,/cmdconsで実行し回復コンソールをブートメニューにインストールしてから使う。~ | ||
+ | XPと回復コンソールのマルチブートになる。~ | ||
+ | +MSがネット上で配布しているインストール用起動ディスクセットアップ(FD用)を入手し,それを使って6枚のFDを作製し,そのディスクを使って回復コンソールを起動する。 | ||
+ | |||
+ | 1の方法は,Windows XPのインストールCDを所有している人は問題ないが,プレインストールPCではリカバリーCDはあってもインストールCDが無いのが普通なので,この方法は使えない。~ | ||
+ | 2の方法は,起動不能トラブル発生前に前もって回復コンソールをインストールして置かないとダメ。愛用のAspire Oneでもこのようになっているんだけど,たぶん普通の人はこんな事していない。~ | ||
+ | またプレインストールPCでは,正しいAdministratorのパスワードを入力してもパスワードが間違っていると言われちゃうことがあって,回復コンソールを起動できないこともある。~ | ||
3の方法は,FDDドライブがない最近のPCでは,作製したくてもできない。~ | 3の方法は,FDDドライブがない最近のPCでは,作製したくてもできない。~ | ||
- | ってこんな状況が考えられる。そこで3の方法をFDDディスクじゃなくCDにしておけば,CDドライブがあれば回復コンソールが使えるようになるんで,作ってみた。 | + | ってこんな状況が考えられる。そこで3の方法をFDじゃなくCDにしておけば,CDドライブがあるPCであれば回復コンソールが使えるようになるんで,作ってみた。 |
**回復コンソール起動CDを作る [#y5eec757] | **回復コンソール起動CDを作る [#y5eec757] | ||
- | +[[MSのサイト:http://support.microsoft.com/kb/880422/ja]]から,起動ディスクのイメージをダウンロードする。 | + | //+[[MSのサイト:http://support.microsoft.com/kb/880422/ja]]から&ref(WindowsXP-SP2ProBootDisk.zip,,インストール用起動ディスクセットアップ(FD用));をダウンロードする。~ |
- | +ダウンロードしたファイルの中にあるxxxx.imgを取り出す。取り出したら,imgファイルの中をのぞけるアプリを使って,中に入っているファイルを取り出す。そのファイルを適当なフォルダーにI386のフォルダーを作って,そこにコピーする。これを全てのimgファイルに対して行う。 | + | //いくつかあるけどSP2用にしてみた。((なぜかSP3用がない)) |
- | +このページに添付されているwxp10.zipを適当なところに解凍しておいて,win51,win51ipていうファイルをI386の上のフォルダーにコピーする。さらにwin51ipをwin51ip.sp2とコピーする。 | + | +[[MSのサイト:http://support.microsoft.com/kb/880422/ja]]から上記3のインストール用起動ディスクセットアップ(FD用)をダウンロードする。~ |
- | +isoイメージを作成できるアプリを使って,上で作ったフォルダーを登録する。さらにブートイメージとしてw2ksect.binを指定する。 | + | いくつかあるけどSP2用にしてみた。((なぜかSP3用がない)) |
- | +isoイメージをCDに焼いて,起動CDを作成する。 | + | +ダウンロードしたファイルの中にあるcdboot1.imgからcdboot6.imgを取り出す。((これはFDイメージ))~ |
+ | +取り出したら,imgファイルの中をのぞけるアプリを使って中に入っているファイルを全て取り出す。~ | ||
+ | そのファイルを適当なフォルダーにI386のフォルダーを作って,そこにコピーする。~ | ||
+ | これを全てのimgファイルに対して行う。~ | ||
+ | +このページに添付されているwxp10.zipを適当なところに解凍しておいて,win51,win51ipていうファイルをI386の親フォルダーにコピーする。さらにwin51ipをwin51ip.sp2とコピーする。~ | ||
+ | +isoイメージを作成する。~ | ||
+ | isoイメージを作成できるアプリを使って((MagicISOを使った))isoイメージを作成する。~ | ||
+ | 上で作ったフォルダーをisoイメージ作成ツールで登録する。ブートイメージとしてw2ksect.binを指定する。~ | ||
+ | これで&ref(bootxp.iso,,ブータブルisoイメージ);が作成出来る。~ | ||
+ | +作成したisoイメージをCDに焼いて起動CDを作成する。~ | ||
+ | |||
+ | この起動CDを使ってPCをブートすれば,回復コンソールが使えるようになる。~ | ||
+ | |||
+ | * 修復してみる [#rb1016be] | ||
+ | ** chkdskでファイルを修復 [#aebf0432] | ||
+ | HDDのファイルが何らかの理由で壊れているときなどは,chkdskコマンドを使って修復できる場合がある。~ | ||
+ | - chkdsk~ | ||
+ | ディスクの検査のみを行う。~ | ||
+ | - chkdsk /p~ | ||
+ | HDDのチェックを行って,エラーがある場合は修正を試みる。~ | ||
+ | - chkdsk /r~ | ||
+ | HDDの不良セクタを見つけて,読み取り可能な情報を回復することを試みる。~ | ||
+ | |||
+ | HDDに問題がある場合は, | ||
+ | chkdsk c: /r | ||
+ | を試してみる。~ | ||
+ | |||
+ | 一部のシステムファイルが壊れている場合でこれで修復できれば,Windows XPが起動できるようになる。~ | ||
+ | |||
+ | ** MBRの修復 [#k03a09c5] | ||
+ | HDDのMBRが壊れている場合はbootセクターが読み出せないため,Windows XPが起動出来ない。~ | ||
+ | |||
+ | MBRの修復する場合は以下のコマンドで修復できる場合がある。~ | ||
+ | - fixmbr~ | ||
+ | システムパーティションのMBRが壊れている場合は,このコマンドで修復出来る。~ | ||
+ | > fixmbr \Device\HardDisk0 | ||
+ | のように修復するデバイス名を指定する。~ | ||
+ | デバイス名を省略した場合は,ブートデバイスのMBRが修復される。~ | ||
+ | |||
+ | fixmbrではブートストラップローダーとパーティションテーブルを修復することが出来る。~ | ||
+ | |||
+ | ** bootセクターの修復 [#jcd448b3] | ||
+ | bootセクターにはブートローダーNTLDRを読み込んで実行するプログラムNTIPLが格納されている。~ | ||
+ | これが壊れるとブートローダーが読み込めないので,Windows XPが起動しない。~ | ||
+ | |||
+ | 修復には以下のコマンドが使用できる。~ | ||
+ | - fixboot~ | ||
+ | アクティブパーティションのブートセクターが壊れている場合は,このコマンドで新しくブートセクターを書き込むことが出来る。~ | ||
+ | > fixboot c: | ||
+ | 修復したいドライブを指定する。~ | ||
+ | |||
+ | ** NTLDRの修復 [#l2943907] | ||
+ | NTLDR is missingのメッセージが出て起動しない場合は,以下のようにして修復できる場合がある。~ | ||
+ | |||
+ | 以下のようにしてNTLDRプログラムを修復する。~ | ||
+ | > cd .. | ||
+ | > copy D:\i386\NTDETECT.COM | ||
+ | > copy D:\i386\ntldr | ||
+ | > copy D:\i386\bootfont.bin | ||
+ | > exit | ||
+ | |||
+ | その後,boot.iniを再構築する。~ | ||
+ | > attrib -H C:\boot.ini | ||
+ | > attrib -S C:\boot.ini | ||
+ | > attrib -R C:\boot.ini | ||
+ | > del boot.ini | ||
+ | > bootcfg /Rebuild | ||
+ | > exit | ||
+ | |||
+ | NTLDR is comprssed Press Ctrl+Alt+Del to restartのメッセージが出て起動しない場合。~ | ||
+ | > cd .. | ||
+ | > attrib -C C:NTLDR | ||
+ | > exit |