知人のXPがセーフモードでも立ち上がらないような状況になってしまったようだ。
Windows XPがセーフモードでも起動しなくなった時は,回復コンソールってのがけっこう役に立つ。
回復コンソールには,以下のような機能がある。
通常XPではファイルシステムにNTFSを使うんで,DOSなんかからではファイルにアクセス出来ない。
こういう時に用意されているのがMSの「回復コンソール」て呼ばれる物です。この回復コンソールを起動させるには,以下の方法がある。
1の方法は,XPのインストールCDを所有している人は問題ないが,プレインストールPCではリカバリーCDはあってもインストールCDが無いのが普通なので,この方法は使えない。
2の方法は,起動不能トラブル発生前に前もって回復コンソールをインストールして置かないとダメ。愛用のAspire Oneでもこのようになっているんだけど,たぶん普通の人はこんな事していない。
またプレインストールPCでは,正しいAdministratorのパスワードを入力してもパスワードが間違っていると言われちゃうことがあって,回復コンソールを起動できないこともある。
3の方法は,FDDドライブがない最近のPCでは,作製したくてもできない。
ってこんな状況が考えられる。そこで3の方法をFDじゃなくCDにしておけば,CDドライブがあるPCであれば回復コンソールが使えるようになるんで,作ってみた。
この起動CDを使ってPCをブートすれば,回復コンソールが使えるようになる。
HDDのファイルが何らかの理由で壊れているときなどは,chkdskコマンドを使って修復できる場合がある。
HDDに問題がある場合は,
chkdsk c: /r
を試してみる。
一部のシステムファイルが壊れている場合でこれで修復できれば,Windows XPが起動できるようになる。
HDDのMBRが壊れている場合はbootセクターが読み出せないため,Windows XPが起動出来ない。
MBRの修復する場合は以下のコマンドで修復できる場合がある。
> fixmbr \Device\HardDisk0
fixmbrではブートストラップローダーとパーティションテーブルを修復することが出来る。
bootセクターにはブートローダーNTLDRを読み込んで実行するプログラムNTIPLが格納されている。
これが壊れるとブートローダーが読み込めないので,Windows XPが起動しない。
修復には以下のコマンドが使用できる。
> fixboot c:
NTLDR is missingのメッセージが出て起動しない場合は,以下のようにして修復できる場合がある。
以下のようにしてNTLDRプログラムを修復する。
> cd .. > copy D:¥i386¥NTDETECT.COM > copy D:¥i386¥ntldr > copy D:¥i386\bootfont.bin > exit
その後,boot.iniを再構築する。
> attrib -H C:\boot.ini > attrib -S C:\boot.ini > attrib -R C:\boot.ini > del boot.ini > bootcfg /Rebuild > exit
NTLDR is comprssed Press Ctrl+Alt+Del to restartのメッセージが出て起動しない場合。
> cd .. > attrib -C C:NTLDR > exit
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