現: 2024-12-24 (火) 12:09:06 yuji ソース
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 +* AVR Writer [#cc6e7060]
 +[[ATMEL社のAVRマイクロコントローラー>https://ja.wikipedia.org/wiki/Atmel_AVR]]を使ったボードなどを作成した場合,プログラムをCPUに内蔵されているFlash ROMに書き込む必要がある。~
 +このような場合にAVR Writerと呼ばれる書き込み器が使われる。~
 +
 +AVR WriterとしてはAVRマイクロコントローラーが世に出た時にATMEL社から[[STK500>./STK500]]という開発ツールが,その後,[[AVR In-System Programer(AVRISP)>./AVRISP]]という製品が販売された。~
 +私はどちらも購入しました。~
 +
 +** AVR Writerの種類 [#i40c5797]
 +AVR Writerにはいくつか種類がある。~
 +- ISP(in-circuit programmer)シリアルプログラミング~
 +ターゲットボードに実装されているAVRチップに,[[AVR ISPコネクター>../AVR ISPコネクター]]と呼ばれる専用コネクターを使って,直接プログラムを書き込む時に使用される。~
 +一般的に市販されている製品や自作するAVR Writerの多くがこのタイプ。~
 +ISP機能がないAVRチップやISPモードでは一部機能の設定ができないAVRチップもある。~
 +- パラレルプログラミング~
 +オンボードに実装されたAVRチップではなく,AVRチップ単体をICソケット等で接続してプログラムを書き込む時などに使用する。ISPと比べて高速でプログラムすることができる。~
 +主に大量に製品を製造する目的で使用されたり,ボードの設計上ISP使用ができない場合などで使用される。~
 +- 高電圧プログラミング~
 +高電圧プログラミングは,AVRチップのReset端子に12Vを使って書き込むモード。~
 +端子が少ない8/14pinデバイスではシリアルプログラミングで,その他のデバイスではパラレルプログラミングで書き込みを行う。~
 +特定のFuseビットの操作などは高電圧プログラミングでしか対応しないデバイスや,ISPで間違って動作できない設定にしてしまったデバイスなどを初期化するなどに利用される。~
 +- JATG-ICE~
 +CPUのデバッグに使用する機器にJTAG-ICEがある。~
 +JTAG-ICEとオンボードに実装したAVRチップが持つJTAG端子と接続して,プログラムをFlash ROMに書き込むこともできる。~
 +JTAGインターフェースを持っているAVRチップで使用できる。~
 +- PDIインターフェース~
 +PDIは,xmega専用のデバッグや書き込みに使用するインターフェース。~
 +PDI_DATA, PDI_CLK, VCC, GNDでインターフェースされる。~
 +- TPIインターフェース~
 +TPIは,ATtiny4/5/9/10で使われている書き込み用インターフェース。~
 +RESET, TPICLK, TPIDATA, VCC, GNDでインターフェースされる。~
 +
 +** いろいろなAVR Writer [#s9aacac9]
 +現在では多くの製品が販売されている。また自作することも比較的容易。~
 +- [[ISPケーブル>./ISPケーブル]]~
 +- [[STK500>./STK500]]~
 +- [[AVRISP>./AVRISP]]~
 +- [[AVRISP mkII>./AVRISP mkII]]~
 +- [[AT AVRISP mkII>./AT AVRISP mkII]]~
 +- [[FT232RL Writer>./FT232RL Writer]]~
 +- [[USBasp>./USBasp]]~
 +- [[USBtinyISP>./USBtinyISP]]~
 +- [[HIDasp>./HIDasp]]~
 +- [[Arduino as ISP>./Arduino as ISP]]~
  

  • 開発/AVR/AVR Writer のバックアップ差分(No. All)
    • 現: 2024-12-24 (火) 12:09:06 yuji

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