上野家のホームページ - 資料室バックアップ : 開発/AVR/開発環境/AVR-GCC の変更点

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+* avr-gcc [#me618d20]
+[[avr-gcc>https://gcc.gnu.org/wiki/avr-gcc]]は，AVRマイクロコントローラー用のGNU C/C++コンパイラー。~
+[[WinAVR>../WinAVR]]でもavr-gccは主要コンポーネントなのだが，かなり前からリリースがされなくなっている。~
+[[Arduino IDE>https://www.arduino.cc/en/software]]や[[AVR Studio>https://www.microchip.com/en-us/tools-resources/develop/microchip-studio]]なんかをインストールすると，その後の更新されたavr-gccが（最新版ではないが）インストールされるようになっている。~
+* パッケージされたavr-gcc [#f12efad0]
+パッケージされたavr-gccの入手先。~
+** ATMEL AVR Toolchain [#b1760cf9]
+ATMEL社（現在Microchip社）から配布されているAVR Toolchainがある。~
+[[こちらから>https://www.microchip.com/en-us/tools-resources/develop/microchip-studio/gcc-compilers]]パッケージがダウンロードできる。Windows版とLinux版が用意されている。~
+avrdudeやmakeとかは入っていない。~
+/05にリリースされたバージョン3.7.0が最新バージョン。~
+- AVR Toolchain 3.7.0~
+-- avr-gcc 7.3.0~
+-- binutils 2.26~
+-- avr-libc 2.0.0~
+-- avr-gdb 7.8~
+** zakkemble氏の私家ビルド版avr-gcc [#r5c7f923]
+単体のavr-gccは，[[zakkemble氏の私家ビルド版>https://github.com/ZakKemble/avr-gcc-build]]で新しいバージョンの物がビルドしてパッケージされたものが配布されていて，これを使用するのも便利。~
+avr-libcも新しいので，Microchipになった最新のAVRチップにも対応している。~
+Windows版とLinux版が配布されている。~
+最新バージョンは2024/06/14にリリースされた14.1.0。（バージョン7.3.0もある。) ~
+- AVR-GCC 14.1.0~
+-- avr-gcc 14.1.0~
+-- binutils 2.42~
+-- avr-libc 2.2.0~
+-- avr-gdb 14.2~
+-- avrdude 7.2~
+-- make 4.2.1~
+* avr-gccのインストール [#g158fde7]
+** Windowsマシンでavr-gccのインストール [#v4b23940]
+上記のパッケージのavr-gccをダウンロードして，C:\AVR-GCCなどの任意のディレクトリに解凍する。~
+実行PATHにそのディレクトリを追加すれば，使用できるようになる。~
+** Linuxマシンでavr-gccのインストール [#m398e011]
+Linuxマシンではパッケージ管理ツールを使ってインストールするのが簡単。~
+パッケージ管理ツールでインストールする場合は，バージョンが古いavr-gccの場合もある。~
+Ubuntuなどの場合，~
+ # apt install gcc build-essential
+ # apt install gcc-avr binutils-avr avr-libc gdb-avr
+ # apt install libusb-dev
+ # apt install avrdude
+とかで，インストールできる。~
+また，上記パッケージのavr-gccをダウンロードしてファイルを解凍し，実行PATHやライブラリ，ヘッダーファイルなどを適切に配置することでインストールできる。~
+もちろんソースコードからビルドしてインストールすることも出来る。~