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PC/RaspberryPi/ROSのインストール
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#topicpath * Ubuntu 16.04LTSにROS kineticをインストールする [#t7316fbc] [[ROS>http://wiki.ros.org/ja/ROS/Introduction]]とは,Robot Operating Systemの略で,ロボット開発のためのフレームワーク・ソフトウェアのことみたい。OSと入っているが一般的なオペレーティングシステムではない。~ アメリカのスタンフォード大学の人工知能研究所(AILAB)のプロジェクトに端を発しているらしい。アメリカのロボットベンチャー企業であるWillow Garage社が開発を引き継いで,現在は [[Open Source Robotics Foundation>https://www.osrfoundation.org/]] というNPOが開発・無料公開していて,コアなソフトウェアはオープンソースでBSDライセンスを採用しているものが多い。 世界中の研究機関などで使用されていて,あの [[Pepper君>https://www.softbank.jp/robot/]] にも使われている。おそらくロボット用のフレームワークとしては最も広く使われているんだと思う。 ROSには[[いくつかのバージョン>http://wiki.ros.org/Distributions]]があるが,ここではKineticを[[ubuntu 16.04LTSを入れたRaspberry Pi3B>/PC/RaspberryPi/Linuxを動かしてみる/ubuntuをインストール]]にインストールしてみる。 Ubuntu用のROS Kineticバイナリパッケージがあるので,パケージマネージャーでインストール出来る。手順は,http://wiki.ros.org/kinetic/Installation/Ubuntu に書かれているようにすればOK。 ** Pakageのレポジトリの追加 [#h0f085db] # sh -c 'echo "deb http://packages.ros.org/ros/ubuntu $(lsb_release -sc) main" > /etc/apt/sources.list.d/ros-latest.list' 認証キーの追加 # apt-key adv --keyserver hkp://ha.pool.sks-keyservers.net:80 --recv-key 421C365BD9FF1F717815A3895523BAEEB01FA116 Pakageリストを更新する。 # apt-get update ** ROSのインストール [#n3cb0526] - 用意されているインストールタイプ~ -- Desktopフルバージョン: apt-get install ros-kinetic-desktop-full~ ROS, rqt, rviz, robot-generic libraries, 2D/3D simulators, navigation and 2D/3D perception~ -- Desktop: apt-get install ros-kinetic-desktop~ ROS, rqt, rviz, and robot-generic libraries~ -- ROSベースのみ: apt-get install ros-kinetic-ros-base~ (Bare Bones) ROS package, build, and communication libraries. No GUI. があるんで,必要なタイプをインストーする。 パッケージは以下のようにすると個別にインストールできる。 # apt-get install ros-kinetic-PACKAGE 例: # apt-get install ros-kinetic-slam-gmapping 今回はDesktopをインストールしてみた。 # apt-get install ros-kinetic-desktop けっこう時間がかかる。 もし,''libgles2-mesa-dev,libegl1-mesa-devの依存関係でエラーが出た場合''は, # dpkg -i --force-overwrite /var/cache/apt/archives/libgles2-mesa-dev_17.2.8-0ubuntu0~16.04.1_armhf.deb /var/cache/apt/archives/libegl1-mesa-dev_17.2.8-0ubuntu0~16.04.1_armhf.deb # apt-get -f install として,対応する。 ** rosdepの初期化 [#wf72b453] rosdepは,ソースをコンパイルする時に必要コンポーネントを依存関係を考慮してインストールしてくれるツール。 ROSを使う前に,rosdepを初期化する必要がある。 # rosdep init $ rosdep update ** rosinstallの追加 [#xae2dd21] 上記でROSパッケージを実行するために必要なものをインストールした。 独自のROSワークスペースを作成して管理するには,いくつかのツールが必要になる。例えば,rosinstallは頻繁に使用されるコマンドラインツールで,ROSパッケージのソースツリーを1つのコマンドで簡単にダウンロードできるようになる。 # apt-get install python-rosinstall 以下は,必要であれば。 # apt-get install python-rosinstall-generator python-wstool build-essential ** ROS開発環境の整備 [#v312c331] *** 環境変数の設定 [#da69ffe9] ROSを実行する時に使用する環境変数を設定しておくために,.bashrcに以下を追加する。 $ echo "source /opt/ros/kinetic/setup.bash" >> ~/.bashrc 読み込んでおく。 $ source ~/.bashrc *** ROS(catkin)ワークスペースを作成する。 [#zcee74b6] $ mkdir -p ~/catkin_ws/src $ cd ~/catkin_ws/ $ catkin_init_workspace $ catkin_make src,build,develディレクトリが作成され,srcディレクトリにCMakeLists.txtが作成される。 作成したcatkinのワークスペース(catkin_ws)を環境変数ROS_WORKSPACE,ROS_PACKAGE_PATHとして指定しておくと便利。~ このため,''/opt/ros/kinetic/setup.bash''を編集する。 source ~/catkin_ws/devel/setup.bash export ROS_WORKSPACE=~/catkin_ws export ROS_PACKAGE_PATH=~/catkin_ws:$ROS_PACKAGE_PATH 再度,.bashrcをロードし直す。 $ source ~/.bashrc これで,ROSのインストール終了。 ** 動くか確認 [#w233d7ba] $ roscore として,なにやらいろいろ起動していればうまくいっていっている。
PC/RaspberryPi/ROSのインストール のバックアップソース(No. All)
現: 2020-12-26 (土) 16:07:52
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