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PC/Windows/WindowsでMIDI音源を使う
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* WindowsでMIDI音源を使う [#j62dddca] WindowsマシンでMIDIデータを演奏する場合,通常は演奏するアプリでMIDI出力デバイスをデバイスドライバーの''MIDI Driver''から選択して使用する。~ ** MIDI Driver [#k05a641c] WindowsでのMIDI Device Driverは,アプリケーションがMIDIデータを演奏する時に使用するデバイスドライバー。~ 音源モジュールや楽器をMIDIインターフェースを使ってPCと接続すると,用意されているデバイスドライバーをロードし使えるようになる。~ このようなSound InterfaceやMIDIインターフェースなどの実際のハードウェア用のデバイスドライバーもあるが,仮想的なMIDIデバイスドライバーっていうのもある。~ [[ソフトウェア音源モジュールシンセサイザー>../../SoundFontとGUS Patch#u58eba9a]]はPCのみで音源モジュールとして動作するので,同じPCの演奏アプリケーションと接続するために,この仮想MIDIデバイスドライバーが使われる。~ 例えば[[TiMidity++>/PC/TiMidity++]]の音源モジュールシンセサイザーTWSYNTHでは,~ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\Current Version\Drivers32 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows NT\Current Version\Drivers32 のレジストリーにある,''midi, midi1, midi2, midi3, ...., midi9, midimapper''のどれかが''wdmaud.drv''から''timiditydrv.dll''という仮想MIDI Driverを登録して使っている。~ しかし,timiditydrv.dllの仮想MIDIデバイスドライバーはデジタル署名されていないため,Windows 10/11にインストールするのはちょっと面倒である。~ Coolsoftの音源モジュールシンセサイザー[[Virtual MIDI Synth>https://coolsoft.altervista.org/en/virtualmidisynth]]をインストールした場合,''VirtualMIDISynth.dll''という仮想MIDI Driverがインストールされる。~ この仮想MIDI DriverはWindows 10で必要なデジタル署名されているのでWindows 10/11にはインストールしやすい。~ //この時,レジストリに登録されているファイルは,~ // midimapper=midimap.dll <-- MicrosoftのMIDI Mapper。~ // midi=wdmaud.drv // midi1=VirtualMIDISynth.dll <-- coolsoftのVirtual MIDI SynthのMIDI Driver版。~ // midi9=MIDIMapper.dll <-- coolsoftのMIDI Mapper。~ //のようになっていて,これらのファイルは''C:\Windows\System32''に配置されている。~ *** 仮想MIDIケーブル [#y77b6d1c] その音源専用のMIDI Driverが用意されているのが通常だが,仮想MIDIケーブルと呼ばれている特定の音源用の物ではなく汎用の仮想MIDI Driverもある。~ [[TiMidity++>/PC/TiMidity++]]の音源モジュールシンセサイザーTWSYNTHでも使える。~ 仮想MIDIケーブルの代表的なものとしては, - loopMIDI~ [[loopMIDI>https://www.tobias-erichsen.de/software/loopmidi.html]]はWindows 10に対応している仮想MIDIケーブル。~ ポート数は64個で名前も任意につけられる。~ - loopBe1~ [[loopBe1>https://www.nerds.de/en/loopbe1.html]]はWindows 10に対応している無料で使用できる仮想MIDIケーブルで,1ポートのみ使用できる。~ - Midi York~ [[Midi York>http://www.midiox.com/myoke.htm]]は32bit OSのWindows XPやWindows 2000で動作する仮想MIDIケーブル。~ Windows 10にインストールするには「互換性のトラブルシューティング」を行う必要がある。苦労してインストールできても64bitアプリからは使用出来ない。~ があるが,Windows 10/11では[[loopMIDI>https://www.tobias-erichsen.de/software/loopmidi.html]]を使うのがおすすめ。~ この仮想MIDIケーブルを使用すると,音源専用のMIDI Driverが無い音源モジュール(VSTiなど)でもMIDI演奏アプリケーションと接続できる。~ この時は, MIDI演奏アプリケーション ---> 仮想MIDIケーブル ---> MIDI音源モジュール MIDI出力に仮想MIDIケーブルを (MIDI Driver) MIDI入力に仮想MIDIケーブルを 指定する 指定する となる。 ** MIDI Mapper [#v7bbf070] Windows XP以降のWindowsにはソフトウェアMIDI音源である''Microsoft GS Wavetable SW Synth''((あまり良い音ではない。))が搭載されている。~ Windowsの標準マルティメディア・プレーヤーであるWindows Media Playerやゲーム等でMIDIデータを演奏する場合,自動的にこの''Microsoft GS Wavetable SW Synth''が使われる。~ この時,MIDI音源を使用する時に「既定のMIDIデバイス」が使われるようになっているが,この「既定のMIDIデバイス」で音源を選択できるようにする機能が''MIDI Mapper''。 Windows XPでMicrosoft GS Wavetable SW Synthではない別のMIDI音源などを使用したい場合は,コントロールパネルにある''MIDI Mapper''を使って他のMIDI音源(MIDI Driver)に切り替える事ができた。~ Windows Vista/7ではコントロールパネルの''MIDI Mapper''がMicrosoftにより機能を削除されてしまったので,「既定のMIDIデバイス」を他のMIDI音源に切り替えることが出来なくなった。~ しかし''Microsoft GS Wavetable SW Synth''と他のMIDI音源を切り替える仕組み自体はまだ残っていて機能するため,レジストリを変更するかWindows Vista/7のコントロールパネルとして動作する''3rd PartyのMIDI Mapper''や''MIDIせれくたー''というツールを使うことでWindows XPと同様に切り替えることが出来た。~ その後,Windows 8/8.1以降のWindowsでは,この切り替えの仕組み自体も削除されてしまったようだ。~ このためWindows Vista/7のコントロールパネルで動作する3rd PartyのMIDI MapperやMIDIセレクターといったフリーツールを使っても切り替えることが出来なくなり,''Microsoft GS Wavetable SW Synth''のみが音源として使用出来るようになってしまった。~ ''Microsoft GS Wavetable SW Synth''はあまり良い音ではないので,もう少し良い音にするために''MIDI Mapper''を使っていたのだが・・・~ 一般的なMIDIデータを演奏するアプリではMIDIデバイスドライバーで出力先を切り替えられるので,あまり問題にはならなかったのかも。~ Windows XPのMIDI MapperやVista/7での3rd PartyのMIDI Mapperも,''仮想MIDI Driver''の一つとして実装されているようだ。~ *** Windows Vista/7でのMIDI Mapper [#u4fcd78c] - Putzlowitsch's Vista MIDI Mapper Control Panel~ [[Putzlowitsch's Vista MIDI Mapper Control Panel>http://sierrahelp.com/Utilities/SoundUtilities/PutzlowitschsVistaMIDI_Mapper.html]]は,Windows Vista/7用のコントロールパネルで動作するMIDI Mapper。~ [[バージョン9.3>http://putzlowitsch.de/wp-content/uploads/2009/01/plw-vista-midi-mapper_0_93.zip]]が最終バージョンのようだ。~ ダウンロードしたzipファイルを解凍して''C:\Windows\System32''にコピーすれば使えるようになる。~ - MIDIせれくたー~ [[MIDIせれくたー>http://openmidiproject.osdn.jp/MIDISelector.html]]は,Windows Vista/7で使用できるWindows XPのMIDI Mapperと同様な機能をもつフリーでオープンソースのツール。~ [[MIDIせれくたー4.0>https://sourceforge.jp/projects/openmidiproject/downloads/62459/MIDISelector4.0.zip]]が最終バージョン。 どちらかを使用するとWindows Vista/7でWindows Media Playerなんかを使う時に,''Microsoft GS Wavetable SW Synth''以外のMIDI Driverを使った音源で演奏することが出来る。~ つまり,MIDI音源モジュールシンセサイザーなんかを使えるようになる。~ *** Windows 8/8.1以降でのMIDI Mapper [#gcc6ff0d] Windows 8以降では,Windows Vista/7で使えてた3rd PartyのMIDI MapperやMIDIせれくたーは機能しなくなってしまったので,別のMIDI Mapperが開発された。~ - Coolsoft MIDI Mapper~ [[Coolsoft MIDI Mapper>https://coolsoft.altervista.org/en/midimapper]]は,Windows 8以降で(Windows 10/11でも)動作するMIDI Mapper。~ コントロールパネルにもアイコンが登録される。~ 仮想MIDI Driverと設定ツールで構成されていて,それまでのMIDI Mapperと同等の機能を実現している。~ - OmniMIDI~ [[OmniMIDI>https://github.com/KeppySoftware/OmniMIDI]]はBASSMIDI Driverから派生して開発されているWindows用MIDI音源ソフトウェア。~ Windows 10/11でも動作するMIDI Driver版として実装されている。~ またMIDI Mapper機能もサポートされている。~ これらのどちらかを使用すると,Windows 8以降(Windows 10/11でも)でWindows Media Playerやゲーム等から他のMIDI Driverを使った音源で演奏することが出来るようになる。~ つまり,他のMIDI音源モジュールシンセサイザーなんかを使えるようになる。~
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現: 2023-05-26 (金) 18:19:37
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