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PC/Windows/詳細ブートオプションのメニューが少ないのを修復する
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詳細ブートオプションのメニューが少ないのを修復する
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PC/Windows/詳細ブートオプションのメニューが少ないのを修復する
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* 詳細ブートオプションのメニューが少ないのを修復する [#y29c0573] Vista以降のWindowsにはWindowsの起動時の問題等に対処するために,ブート時の[[詳細ブートオプション>/PC/Windows/Windows11の詳細ブートオプション]]という機能がある。 Windows XPでは[[回復コンソール>/PC/Windows/WindowsXPが動かなくなった/WindowsXPの回復コンソール]]って呼ばれていた機能。 EaseUS Todo BackupやAOMEI BackupperなどでストレージをクローンしたWindows10/11で,設定>回復>トラブルシューティング>詳細オプションの項目から,システムの復元,イメージでシステムを回復,スタートアップ修復,更新プログラムのアンインストール,コマンドプロンプトの項目が消えてしまって,UEFIファームウェアの設定,スタートアップ設定の2つしか表示されなくなってしまう場合がある。~ 使っている[[Dell Inspiron14 5415>/PC/Inspiron14 5415]]もそのようになってしまった ;( ~ 通常使っている場合には特に問題とはならないが,何かあったときにトラブルシューティングの項目が出てこなかったり,回復ドライブを作成することも出来ないのでは困る。~ 上記の実際の回復パーティションにある機能自体はストレージに存在しているのだが,回復オプション設定で回復パーテーションがDisableになってしまっていると回復パーテーションが起動できない。~ クローン先にサイズが大きいストレージにクローンした場合などで,この問題が起きるようだ。~ ** 回復パーテーションにあるWindows REの場所を見つけて再登録する [#u468b021] 通常はWindowsのシステムが入っているパーテーションの後ろにあるパーテーションでドライブレターがアサインされていないパーテーションが回復パーティションになっている。~ この回復パーテーションにWindows REのイメージ(WinRE.wimファイル)が入っている。 詳細ブートオプションのメニューは,このパーテーションに保存されている機能が表示されるようだ。~ 回復パーティションの中を覗いてWinRE.wimファイルがあるか確認するのはちょっと面倒なので,とりあえず回復パーティションの場所を決め打ちすることにした。~ コマンドプロンプトでdiskpartコマンドを使う。~ > diskpart DISKPART> list disk ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT ### ミック ------------ ------------- ------- ------- --- --- ディスク 0 オンライン 1863 GB 3072 KB * DISKPART> select disk 0 ディスク 0 が選択されました。 DISKPART> list partition Partition ### Type Size Offset ------------- ------------------ ------- ------- Partition 1 システム 586 MB 1024 KB Partition 2 予約済み 128 MB 587 MB Partition 3 プライマリ 1804 GB 715 MB Partition 4 回復 3867 MB 1805 GB Partition 5 回復 48 GB 1809 GB Partition 6 回復 5598 MB 1857 GB DISKPART> list volume Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info ---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- -------- Volume 0 D DVD-ROM 0 B メディアなし Volume 1 C OS NTFS Partition 1804 GB 正常 ブート Volume 2 ESP FAT32 Partition 586 MB 正常 システム Volume 3 WINRETOOLS NTFS Partition 3867 MB 正常 非表示 Volume 4 Image NTFS Partition 48 GB 正常 非表示 Volume 5 DELLSUPPORT NTFS Partition 5598 MB 正常 非表示 Partitin4(Volume 3)にあるWINRETOOLSが回復パーテーションと思われる。~ たぶん,Partition5がDELLのOSリカバリ用のイメージで,Partition6がDELLのサポートツールだと思う。~ ブート時にF12キーを数回押して起動するブートメニューでSupportAssist OS Recoveryを選択すると,Partition6にあるプログラムが起動しPartion5のOSリカバリ用イメージでリカバリーすることができる。(工場出荷時に戻る) ちなみにDELLのPCだと[[Dell OS Recovery Tool>https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000123667/microsoft-windows-%E3%81%A7-dell-%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-%E3%81%AE-%E5%9B%9E%E5%BE%A9-%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%92-%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%97%E3%81%A6-%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B-%E6%96%B9%E6%B3%95]]でOSイメージをダウンロードしてUSBメディア等にUSB回復メディアを作成することができる。~ *** メニューに再登録する方法 [#ua99e1cf] コマンドプロンプトを管理者権限で起動する。以下のコマンドで現在の回復オプションメニューの登録情報を確認する。~ > reagentc /info ''Windows REの状態がDisable,場所が空欄になっている。''~ これでは回復パーテーションの機能にアクセスできない。~ まず,diskpartを起動する。~ > diskpart DISKPART> list volume パーテーションのリストが表示されるので,回復パーテーションと思われるVolume 3にドライブレターを割り当てる。~ DISKPART> select volume 3 DISKPART> assign letter=r: DISKPART> exit 設定したドライブレターは,PCを再起動するまで一時的に有効になっている。~ 回復パーテーションを回復オプションのメニューに登録します。[[reagentc>https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/reagentc-command-line-options?view=windows-11]]コマンドを使います。~ > reagentc /setreimage /path r:\Recovery\WindowsRE /target C:\Windows これがうまく処理できれば,回復パーテーションの位置が合っていたことになる。~ 失敗した場合は,別のパーテーションを見つけて再度同じ作業をする。~ その後, > reagentc /enable として,指定したWindows REを有効にする。~ 有効になったか確認する。~ > reagentc /info Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成 情報: Windows RE の状態: Enabled Windows RE の場所: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition4\Recovery\WindowsRE ブート構成データ (BCD) ID: 1ac14e86-2789-11ee-85ed-e02be96cffec 回復イメージの場所: 回復イメージ インデックス: 0 カスタム イメージの場所: カスタム イメージ インデックス: 0 REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。 Windows REの状態がEnableで,場所が設定されていれば修復出来ている。~ 後はアサインしたドライブレターを元のように外しておく。~ > diskpart DISKPART> select volume 3 DISKPART> remove letter=r: DISKPART> exit これで詳細ブートオプションで起動すると,いろいろなメニューが表示された :) * 回復パーテーションを削除して作成し直す [#n5c851ea] 現在の回復パーテーションを削除して,新たに作成し,それを詳細ブートオプションに登録する。~ ** 回復パーテーションの登録を解除・削除・再度作成 [#j921bee0] - 回復パーテーションの登録を解除する~ 何らかの理由で回復パーテーションの登録を解除したい場合は, > reagentc /disable で回復環境を無効化出来る。~ ~ このコマンドを使って無効化した場合,回復パーティション内の回復環境''Recovery\WindowsRE\winre.wim''が,''C:\Windows\System32\Recovery''ディレクトリに移動される。~ winre.wimファイルは隠しファイルになっている。~ - 回復パーテーションの削除~ Diskpartコマンドを起動して,回復パーティションを削除する。~ -- diskpartコマンドを管理者権限で起動する。~ -- 操作するストレージを選択する。~ DISKPART> list disk ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT ### ミック ------------ ------------- ------- ------- --- --- ディスク 0 オンライン 1863 GB 3072 KB * DISKPART> select disk 0 -- パーテーションを選択する。~ DISKPART> list partition Partition ### Type Size Offset ------------- ------------------ ------- ------- Partition 1 システム 586 MB 1024 KB Partition 2 予約済み 128 MB 587 MB Partition 3 プライマリ 1804 GB 715 MB Partition 4 回復 3867 MB 1805 GB Partition 5 回復 48 GB 1809 GB Partition 6 回復 5598 MB 1857 GB DISKPART> select patition 4 パーティション 4 が選択されました。 -- パーテーションを削除する。~ DISKPART> delete partition override DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。 ~ これで回復パーテーションを削除できる。~ - Cドライブを最大に拡張する~ 回復パーテーションを削除したんで,そのサイズ分Cドライブのパーテーションを拡大する。~ DISKPART> select volume 1 ボリューム 1 が選択されました。 DISKPART> extend DiskPart はボリュームを正常に拡張しました。~ - 回復パーテーションを再度作成する~ Cドライブを1GBサイズを縮小する。~ DISKPART> shrink minimum=1000 ボリュームは、次の方法で正常に縮小されました: 1000 MB - 未割当領域にプライマリパーティションを作成する。~ DISKPART> create partition primary DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。 - 作成したパーティションをNTFS形式でフォーマットして,ボリュームラベルをRecoveryに変更する。~ DISKPART> format quick fs=ntfs label=Recovery 100% 完了しました DiskPart は、ボリュームのフォーマットを完了しました。 - 回復パーティション固有のIDを設定する~ DISKPART> set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac DiskPart は、パーティション IDを設定しました。 - 回復パーティション固有の属性を設定する~ DISKPART> gpt attributes=0x8000000000000001 選択された GPT パティションに DiskPart で属性を割り当てました。 - DISKPARTコマンドを終了する。~ DISKPART> exit ** 作成した回復パーテーションにwinre.wimをコピーする [#vc67d40a] 回復パーテーションが新規に作成できたら,回復環境を有効にしてwinre.wimをセットする。~ コマンド実行により,''C:\Windows\System32\Recovery\winre.wim''が回復パーテーションにセットされる。~ もし,C:\Windows\System32\Recovery\winre.wimファイルが無い場合(隠しファイル)には,Windows10のインストールメディアから抽出して,C:\Windows\System32\Recoveryにコピーしておく。 コマンドプロンプトを管理者権限で起動し, > reagentc /enable を実行する。 これで,回復パーテーションが動作するようになる。~
PC/Windows/詳細ブートオプションのメニューが少ないのを修復する のバックアップソース(No. All)
現: 2023-07-21 (金) 16:07:28
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