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PC/ROS/ROS Install
へ行く。
* ROSをソースからビルドしてインストールする [#r5ad2771] 以下のような環境へ,ROS Lunerをソースからビルドしてインストールしてみた。 * インストールする環境 [#gd18903e] Windows 7に,VMware Workstation 12 Playerで''Ubuntu 17.10 64bit''を動かしている。~ そのUbuntu 17.10に,ROS Luner(5/23/2017にリリースされた)をソースからビルドしてインストールする。 * 準備をする [#w12dd31b] ** 依存ソフトウェアのインストール [#h61893aa] 最初に,ビルドするために必要な依存ソフトウェア等ををインストールする。 # apt-get install python-rosdep python-rosinstall-generator python-wstool python-rosinstall build-essential ** rosdepの初期化 [#a4a9146c] rosdepとは,rosの主要コンポーネントの使用時,もしくはコンパイル時に,依存関係にあるパッケージのインストールを容易に管理するツール。 $ sudo rosdep init $ rosdep update * ビルドとインストール [#w01e390d] 以下のようにしてROSをビルドし,インストールした。 ** catkinワークスペースの作成 [#h35baad1] ROSパッケージをビルドするには,catkin(キャッキン)ワークスペースが必要。まず,このcatkinワークスペースを作成する。~ catkinは,ビルドシステムのことで,CMakeを拡張したもの。 $ mkdir ~/ros_catkin_ws $ cd ~/ros_catkin_ws ** ソースコードの取得 [#s35aa312] 次に,ROSパッケージをビルドできるように,ファイルを取得する必要がある。 このために,wstoolを使用する。 インストールするタイプを決めて,wstoolコマンドにオプション指定します。 Desktop-Full: ROS, rqt, rviz, robot-generic libraries, 2D/3D simulators, navigation and 2D/3D perception が入っている $ rosinstall_generator desktop_full --rosdistro lunar --deps --tar > lunar-desktop-full.rosinstall $ wstool init -j8 src lunar-desktop-full.rosinstall Desktop(推奨): ROS, rqt, rviz, and robot-generic libraries が入っている $ rosinstall_generator desktop --rosdistro lunar --deps --tar > lunar-desktop.rosinstall $ wstool init -j8 src lunar-desktop.rosinstall ROS-Comm(ベアボーンのみ):Coreのビルド, 通信ライブラリ GUIツールは無し $ rosinstall_generator ros_comm --rosdistro lunar --deps --tar > lunar-ros_comm.rosinstall $ wstool init -j8 src lunar-ros_comm.rosinstall ここでは,Desktop-Fullをビルドしてみた。 watoolは,インストールするタイプのすべてのcatkinパッケージを追加し,必要なソースを~/ros_catkin_ws/srcディレクトリに取得する。~ まあ,結構時間がかかる。-j8オプションは,8パッケージを並列に処理するオプション。 上記の3つのインストールタイプに加えて,ロボットや知覚など,さらに多くのプログラムが用意されている。~ これらを追加するには,パッケージパスを必要なものに変更すればOK。 $ rosinstall_generator robot --rosdistro lunar --deps --tar > lunar-robot.rosinstall $ wstool init -j8 src lunar-robot.rosinstall wstoolでの処理が失敗するか中断された場合は,次のコマンドでダウンロードを再開出来る。 $ wstool update -j 4 -t src ** 依存関係の解決 [#kc6f9239] catkinワークスペースをビルドする前に,依存関係の必要なものが全てあることを確認する必要がある。 これには,rosdepツールを使用します: $ rosdep install --from-paths src --ignore-src --rosdistro lunar -y これは,srcディレクトリ内のすべてのパッケージを見て,それが持つすべての依存関係を見つけます。 次に,依存関係を再帰的にインストールしていく。 --from-pathsオプションは,パッケージのディレクトリ全体(この場合はsrc)の依存関係をインストールすることを示す。 --ignore-srcオプションは,rosdepに対して,パッケージマネージャからsrcフォルダにROSパッケージをインストールしようとすべきではないことを示す。 ROS環境設定がまだ無いので,--rosdistroオプションが必要です。この時,ビルドしようとしているROSのバージョンをrosdepに指定する必要がある。 最後に,-yオプションを指定すると,パッケージマネージャからのプロンプトでyesを入力するのを省くようにrosdepに指示する。 しばらくすると,rosdepはシステムの依存関係のインストールを完了し,ビルド出来るようになる。 ** catkinのワークスペースのビルド [#p89ea855] パッケージのダウンロードと依存関係の解決が完了したら,catkinパッケージをビルドする準備が出来ている。 catkin_make_isolatedコマンドを使用するのは,インストールにcatkinとplain cmakeパッケージの両方があるため。 catkinのみを使用するように選択すると,catkin/commands/catkin_makeを,catkinパッケージのみで使用出来る。 catkin_make_isolatedを実行する。 $ ./src/catkin/bin/catkin_make_isolated --make-arg -j1 --install -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release 無事ビルドに成功したらパッケージは,~/ros_catkin_ws/install_isolated もしくは,--install-space引数で指定した場所にインストールされている。 そのディレクトリの中に,setup.bashファイルが生成されていることを確認する。 ビルドしたROSを利用するには,setup.bashスクリプトを読み込んで利用する。 $ source ~/ros_catkin_ws/install_isolated/setup.bash * ソースコードが更新された場合 [#m89d48d3] ソースコードを最新の状態に保ちたい場合は,定期的にrosinstallファイルを更新し最新のソースをダウンロードして,ワークスペースを再構築する必要がある。 ** ワークスペースの更新 [#zb93ef2f] ワークスペースを更新するには,まず既存のrosinstallファイルを上書きしないようにどこかに移動し,更新されたバージョンを生成する。 わかりやすくするために,''desktop-full''タイプで,説明する。 他のタイプについては,ファイル名とrosinstall_generator引数をそれに合わせて変更する。 $ mv -i lunar-desktop-full.rosinstall lunar-desktop-full.rosinstall.old $ rosinstall_generator desktop_full --rosdistro lunar --deps --tar > lunar-desktop-full.rosinstall 次に,新しいrosinstallファイルを古いバージョンと比較して,更新されるパッケージを確認する。 $ diff -u lunar-desktop-full.rosinstall lunar-desktop-full.rosinstall.old これらの変更が問題なければ,新しいrosinstallファイルをワークスペースに組み込み,ワークスペースを更新する。 $ wstool merge -t src lunar-desktop-full.rosinstall $ wstool update -t src ** ワークスペースの再ビルド [#b3c84510] ワークスペースに最新のソースが用意されたので,再ビルドする。 $ ./src/catkin/bin/catkin_make_isolated --install 注意:最初にワークスペースを指定したときに,--install-spaceオプションを指定した場合は,作業領域を再ビルドするときに再度指定する必要がある。 ワークスペースが再ビルド出来たら,セットアップファイルを再度読み込む必要がある。 $ source ~/ros_catkin_ws/install_isolated/setup.bash
PC/ROS/ROS Install のバックアップソース(No. All)
現: 2020-12-26 (土) 15:08:16
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