1: 2009-09-10 (木) 02:36:50 yuji ソース
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 +*Thunderbirdで暗号化メール [#bb854611]
 +Thunderbirdで使える[[Add-on:http://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/]]に,[[GnuPG:http://www.gnupg.org/]]を使ってメールを暗号化する[[Enigmail:https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addons/versions/71]]っていうのがある。~
 +これを使ってメールを暗号化しているんだけど,いつからかわからないけど,暗号化したメールを作るときに,PGP/MIME署名を行うとエンコーディングがUTF-8になってしまい,quoted-printableに変更されてしまう。
 +これは,EnigmailがエンコードをUTF-8へ変更しちゃったのが原因みたいだ。これじゃあ,UTF-8をちゃんと使えて,かつquoted-printableを正しく扱えるメールソフトとの間でしか互換性が無くなってしまう。(多くのWindows版のPGP対応メールソフトは,互換性が無いと思われる)
 +
 +これを回避するには,[[Enigmail:https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addons/versions/71]]と[[GnuPG:http://www.gnupg.org/]]にオプションを追加することにする。~
 +Thunderbird上から,以下のバージョンのEnigmailと設定を変更する。
 ++Enigmailは,最新版じゃなく,enigmail-0.95.7-tb+sm.xpiを使う。
 ++日本語化は,enigmail-ja-JP-0.95.6.xpiを使う。
 ++OpenPGPの設定の「詳細」->「GnuPGの追加パラメータ」に「--rfc2440」を設定する。
 ++Thunderbirdのツール>オプション>詳細の「設定エディタ」で「extensions.enigmail.warnIso2022jp」というキーに,整数値で「0」を設定する。
 ++PGP/MIME署名で送信時に英文で表示されるダイアログで,「いいえ(no)」で応える。
 +
 +これで,本文パートのエンコーディング指定が以下のようになる。~
 + Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
 + Content-Transfer-Encoding: 7bit
 +この設定を行わないと,本文パートのエンコーディング指定が,~
 + Content-Type: text/plain; charset=UTF-8; format=flowed
 + Content-Transfer-Encoding: quoted-printable
 +とか
 + Content-Type: text/plain; charset=UTF-8
 + Content-Transfer-Encoding: 8bit
 +になっちゃう。


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