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* PX-W3U4でテレビを見る [#n34c9b21] [[PX-W3U4>http://www.plex-net.co.jp/product/px-w3u4/]]は地上デジタル放送x2ch・BS/CS放送x2chの計4chのチューナーを搭載したUSB接続のTVチューナーで,PCでテレビ放送を視聴・録画出来るようにするUSB機器。 販売している[[PLEX>http://www.plex-net.co.jp/]]からはWindows用のデバイスドライバーのみ提供されていて,''B-CASカードやテレビの視聴・録画アプリケーションは用意されていない''((2021/08に[[PLEX TV>http://www.plex-net.co.jp/download/]]っていうテレビ視聴・録画アプリケーションがやっとリリースされた。))。~ このためPX-W3U4を使ってテレビを見るには,''B-CASカードを別途用意して,汎用のテレビ視聴アプリケーションを利用する必要がある。'' Windowsマシンで[[PX-W3U4:https://amzn.to/3JdsMaP]]を使ってテレビ放送を視聴するために,[[TVTest>https://github.com/DBCTRADO/TVTest]]をインストールしてみた。~ &shiftnote(); * Visual C++ランタイムのインストール [#ma5c9564] もしWindowsマシンにVisual C++再頒布可能パッケージ(ランタイムライブラリ)がインストールされていない場合は,インストールしておく。 インストーラーファイルは,[[Microsoftのダウンロードページ>https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/?q=#other-ja]]の下の方にある「その他のTools、Frameworks、そしてRedistributables」にある''Microsoft Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2022''をダウンロードする。~ x64とx86版があるが,32bit版のTVTestを使用する場合は[[x86>https://aka.ms/vs/17/release/VC_redist.x86.exe]]を,64bit版を使用する場合は[[x64>https://aka.ms/vs/17/release/VC_redist.x64.exe]]をダウンロードしてダブルクリックしてインストールする。 * PX-W3U4のデバイスドライバーのインストール [#ff02e726] PX-W3U4が使用できるように,Windowsマシンへデバイスドライバーをまずインストールする。~ 通常はPLEX社からリリースされているWindowsデバイスドライバーをインストールすれば良いようだ。~ PLEX社のデバイスドライバー以外に非公式なPX-W3U4用のWindowsのデバイスドライバーとして,2021/07にリリースされた''WinUSB版px4_drv''というデバイスドライバーがある。~ これはLinuxマシンでPX-W3U4を使う時に使われるデバイスドライバー''px4_drv''を,Windowsマシンで使えるようにしたもの。~ PLEX社のデバイスドライバーだとフレームドロップなどの問題が発生したり動作が不安定になることがあるようだが,非公式デバイスドライバーWinUSB版px4_drvではこのような問題が少なくなるようだ。~ 注意することとしてWinUSB版px4_drvを使う場合,PX-W3U4内蔵のB-CASカードリーダーをサポートしていないため使用できないので,''別途ICカードリーダーが必要になる。'' またリモコンも使えなくなる。~ ''どちらか好みのデバイスドライバーをインストール''すれば良いのだが,ノートPCとPX-W3U4を持ち歩く場合は%%内蔵カードリーダーが使えるPLEX社のデバイスドライバーを使用した。%%今では非公式px4_drvを使うようになった。 古いバージョンのデバイスドライバーの場合,Windows10では環境によっては''インストール出来ない場合がある''。これはデバイスドライバーがメーカーもしくはMicrosoftのデジタル署名がされていないため。~ この理由でWindows10にデバイスドライバーがうまくインストール出来ない場合は,[[署名なしのデバイスドライバーをインストールする方法>/PC/Windows/Windows10で署名のないデバイスドライバを入れる]]でインストールするか,[[デバイスドライバーに自己署名して>/PC/Windows/デバイスドライバーに自己署名する]]インストールする必要がある。~ ** PLEX社の公式デバイスドライバーの場合 [#l7cb8521] PLEX社の[[PX-W3U4のページ>http://www.plex-net.co.jp/download/]]から,Windows用のデバイスドライバーで[[pxw3u4v1.4.zip>http://plex-net.co.jp/download/pxw3u4v1.4.zip]]をダウンロードした。(最新版は[[202104_PX-W3U4_Driver.zip>http://plex-net.co.jp/download/202104_PX-W3U4_Driver.zip]])~ ダウンロードしたzipファイルを任意の場所に解凍しておく。 そして以下のようにデバイスドライバーをインストールした。~ - PX-W3U4をPCとUSBケーブルで接続する~ - デバイスドライバーをインストールする~ デバイスドライバーは自動的にはインストールされない(?がついているPXW3U4)ので,ドライバーの更新をクリックして上記のデバイスドライバーをインストールする。~ この時,デバイスドライバーは64bit版と32bit版があるので,PCのWindowsに合わせてインストールする。~ pxw3u4v1.4.zipだとDigiBest Technology Co., Ltd.でデジタル署名されているので問題なくインストール出来た。~ また最新版の202104_PX-W3U4_Driver.zipはMicrosoftでデジタル署名されているので,こちらも問題なくインストールできると思う。 ** 非公式px4_drvデバイスドライバーの場合 [#g19bfa1a] PLEX社のデバイスドライバーではなく非公式のWinUSB版px4_drvを使用する場合は,[[こちらのページ>./px4_drvのWinUSB版を使う]]のようにして,WinUSB版px4_drvデバイスドライバーをインストール出来た。~ この非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,テレビ視聴アプリケーションTVTestが使用するBonDriverも''px4_drv用にビルドしたものを使用する。''~ インストールは[[上記のページ>./px4_drvのWinUSB版を使う#q1fefa41]]を参照してインストールするか,&ref(./px4_drvのWinUSB版を使う/px4drv_TVTest-0.10.0.zip,,px4_drvとTVTestをビルドしたもの);をダウンロードして任意のディレクトリに解凍する。~ この場合,px4_drv\infディレクトリでinstall_cert.batを管理者権限で実行して,その後デバイスドライバーをデバイスドライバーの更新を使ってインストール出来る。~ * テレビ視聴アプリケーションTVTestのインストール [#qe3bd1a7] TVTestはデジタルTV放送を見るためのアプリケーションで,[[デジタル放送総合技術研究開発機構>https://github.com/DBCTRADO]]から[[オープンソースで配布>https://github.com/DBCTRADO/TVTest]]されている。 日本のデジタルTV放送は,(有料放送の)番組の映像信号を[[MULTI2>https://ja.wikipedia.org/wiki/MULTI2]]で暗号化(スクランブル)して配信されている。デジタルTV放送を受信する側では,暗号化されたデータをB-CASカードを使って復号化(スクランブル解除)しないと映像として見ることが出来ない。~ この復号化する機能(スクランブル解除)は古いバージョンのTVTestには搭載されていたのだが,現在のバージョンでは提供されていない。この理由からTVTestはデジタルTV放送を視聴することは出来ないアプリケーションで,あくまでも研究資料として配布されている。~ しかし第三者による追加モジュールを使用することにより,暗号化されたデータを復号化(スクランブル解除)して視聴することも出来るようになる。 このためTVTestを使用するにはソースコードからビルドして,さらにスクランブルを解除するためのCasProcessorプラグインやBonDriverと言われているライブラリなどもビルドして用意する必要がある。 これらのビルド済みファイルを公開している人がいるので,''ありがたく'' :) ダウンロードしてインストールすることにした。&ref(./px4_drvのWinUSB版を使う/px4drv_TVTest-0.10.0.zip,,その後は自前でpx4_drvとTVTestをビルドしたものをインストールして使っている。);~ [[ここ>https://github.com/tsukumijima/DTV-Built]]から[[TVTest-0.10.0-xxxxxx.zip>https://github.com/tsukumijima/DTV-Built/raw/master/TVTest-0.10.0-240106.zip]]をダウンロードして,任意のディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest)に解凍してインストールした。32bit版か64bit版かを好みで選択する。~ //今回は32bit版(現在は64bit版にしている)にした。~ TVTestは受信したデジタルTV放送をTSファイルに保存(録画)することも出来る。((この時,CCI(コピー防止プロテクト情報)を付けずに保存出来る。)) ** TVTestが使用するPX-W3U4用のBonDriverを用意する [#l6e0248e] ''非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,以下のBonDriverを用意する作業は必要ない。''~ この場合,BonDriverはWinUSB版px4_drvをビルドして作成された物を使用する。 BonDriver((最初のTS抜きチューナー[[Friio>https://www.friio.com/]]の形が凡に似ていることから,BonDriverと呼ばれるようになった。))はTVtestとPX-W3U4のデバイスドライバーとの中間で動作するライブラリ・ソフトウェア。 [[ここ>https://github.com/radi-sh/BonDriver_BDA/releases]]からradi-sh氏の[[BonDriver_BDA改-2019-02-02.zip>https://github.com/radi-sh/BonDriver_BDA/releases/download/Release-20190202/BonDriver_BDA-2019-02-02.zip]]をありがたく :) ダウンロードさせてもらって,zipファイルの中にあるBonDriverを使用する。~ この時,''TVTestが32bit版を使用する場合はBonDriverも32bit版を使用する。'' また,Visual C++ランタイムライブラリをインストール済みなので通常版にする。~ TVTestを解凍したディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest)に,''BonDriver''ディレクトリを作成する。~ そして''BonDriver_BDA.dll''をBonDriverディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest\BonDriver)に以下のファイル名の4個のファイルにコピーする。~ BonDriver_PX_W3U4_S0.dll BonDriver_PX_W3U4_S1.dll BonDriver_PX_W3U4_T0.dll BonDriver_PX_W3U4_T1.dll ** いくつかのライブラリやファイルを用意する [#uf163475] ''非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,以下の作業は必要ない。''~ [[ここ>https://github.com/radi-sh/BDASpecial-IT35/releases]]からradi-sh氏の[[BDASpecial-IT35-2019-02-02a.zip>https://github.com/radi-sh/BDASpecial-IT35/releases/download/Release-20190202/BDASpecial-IT35-2019-02-02a.zip]]ダウンロードする。~ *** BonDriverが使用するライブラリ [#h7f6f00a] 以下のファイルをBonDriverディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest\BonDriver)に置く。 IT35.dll *** チューナー用設定ファイル [#dd8f7413] ''非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,以下の作業は必要ない。'' 4個のチューナー用の設定ファイルを用意する。 ''BonDriver_PX_x3U4_S.ini''をコピーして以下の2つのファイルを作成して, BonDriver_PX_W3U4_S0.ini BonDriver_PX_W3U4_S1.ini BonDriverディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest\BonDriver)に置く。 ''BonDriver_PX_x3U4_T.ini''をコピーして以下の2つのファイルを作成して, BonDriver_PX_W3U4_T0.ini BonDriver_PX_W3U4_T1.ini BonDriverディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest\BonDriver)に置く。 *** 内蔵B-CASカードリーダー用ライブラリ [#m47d42b1] PX-W3U4の内蔵カードリーダーを使わず''外付けのICカードリーダーを使う場合や非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合(外付けのICカードリーダーを使う)は,以下の作業は必要ない。''~ PLEX社の公式デバイスドライバー利用時に,''B-CASカードをPX-W3U4の内臓のカードリーダーで読むために''以下のライブラリを用意する。~ zipファイルを解凍して, WinSCard.dll WinSCard.ini をTVTestをインストールしたディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest)に置く。~ *** リモコンプラグイン [#s4b8253f] ''非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,以下の作業は必要ない。''~ 以下の2つのファイルを, x3U4Remocon.tvtp x3U4Remocon.ini Pluginsディレクトリ(例:C:\WinApl\TV\TVTest\Plugins)に置く。~ これはPX-W3U4で付属のリモコンを使う場合に必要。 ** DirectShowフィルタのインストール [#o5a72c37] TVTestで地デジやBS/CSのテレビ放送を視聴するには,DirectShowフィルタ(COMオブジェクト)の映像デコーダの''MPEG-2デコーダ''が必要になる。~ Windows7ではデフォルトでMicorsoft DTV-DVD Video DecoderというMPEG-2デコーダがインストールされていたがWindows10ではそれは削除された((オプションのWindows Media CenterをインストールしていたWindows 8/8.1からWindows 10に更新した場合は,一定期間ではあるがMicorsoft DTV-DVD Video DecoderがWindows Updateにより無償で提供されている。))ので,そのままでは再生(デコード)出来ないようだ。~ TVTest以外のメディアプレーヤー等でもMPEG-2を再生したいのであればMPEG-2デコーダをインストールする必要があるのだが,既に何らかのDVDプレーヤーなんかがインストールされていてMPEG-2デコーダがインストールされている場合はこの作業は必要ない。~ またダウンロードしたビルド済みのTVTest-0.10.0-xxxxxx.zipにはMPEG-2デコーダも含まれているので,TVTestでテレビを視聴するだけであれば,別途MPEG-2デコーダのインストールはかならずしも必須ではない。~ *** フリーのMPEG-2デコーダ(DirectShow Filter)のインストール [#rb19919d] まだMPEG-2デコーダがインストールされていない場合,MPEG-2デコーダをインストールする。~ 以下のフリーで利用できるMPEG-2デコーダのどれか一つをインストールすれば良い。~ 私は''以前から使用しているffdshowをそのまま使っている。''~ - ''TVTest DTV Video Decoder''~ TVTestの作者が開発した無料で使用できるMPEG-2デコーダ。~ //ハードウェアデコードにも対応している。ハードウェアデコードを使用する場合はレンダラーにEVRなどが必要になる。~ [[ここ>https://github.com/DBCTRADO/TVTestVideoDecoder/releases]]から[[TVTestVideoDecoder_0.4.0-beta4_bin.zip>https://github.com/DBCTRADO/TVTestVideoDecoder/releases/download/v0.4.0-beta4/TVTestVideoDecoder_0.4.0-beta4_bin.zip]]をダウンロードする。~ もしくはTVTest-0.10.0-xxxxxx.zipにもTVTestVideoDecoder.axが入っているので,それを利用する。 ~ インストールは,任意の場所にファイルを解凍しておいて''管理者権限でコマンドプロンプトを起動し''~ 32bit版の場合は,~ > C:\Windows\SysWOW64\regsvr32.exe TVTestVideoDecoder.ax 64bit版の場合は, > regsvr32 TVTestVideoDecoder.ax としてインストールする。両方インストールしても問題ない。~ ~ アンインストールは, > C:\Windows\SysWOW64\regsvr32.exe /u TVTestVideoDecoder.ax とか, > regsvr32 /u TVTestVideoDecoder.ax で出来る。 ~ このようにインストールしなくても,TVTestのディレクトリにTVTestVideoDecoder.axを置くだけでもTVTestから使用できるみたいだ。H.264/AVCデコーダ((MPEG-4での圧縮フォーマットの一つ。MPEG-2の2倍以上の圧縮効率がある。スカパー!プレミアムサービスでも使用されている。))やH.265/HEVCデコーダ((MPEG-4後継でH.264/AVCの2倍の圧縮効率がある。4K/8Kデジタル放送やNetflix,スカパー!プレミアムサービス4Kで使用されている。))機能はないので,TvtPlayでのmp4等のファイル再生やスパカー!プレミアムサービス4Kの視聴は出来ない。~ //一部の海外ドラマ番組で画像がカク付く場合がある。~ - ''ffdshow''~ ffdshowは,動画・音声のデコードを行う為のDirectShowフィルタ/VFWコーデック。~ [[libavcodec>https://ja.wikipedia.org/wiki/Libavcodec]]や[[libmpeg2>https://libmpeg2.sourceforge.io/]]などのライブラリを使用していて,多くのフォーマットに対応している。~ //[[ここのページ>https://osdn.jp/projects/ffdshow-tryout/]]からインストーラーがダウンロードできる。(開発は2014で停止している・・・)~ [[ここのページ>https://sourceforge.net/projects/ffdshow-tryout/files/SVN%20builds%20by%20clsid/]]からインストーラーがダウンロードできる。(開発は2014で停止している・・・)~ 32bit版と64bit版があるので,TVTestに合わせてインストールする。両方インストールしても問題ないがインストールするディレクトリは別々にする。~ インストール後,ビデオデコーダーの設定のコーデックでMPEG-2を無効からlibmpeg2なんかに変更する。~ MPEG-2: libmpeg2 H264/AVC: libavcodec 画質プロパティ: 好きな画質に設定 インターレス解除: マーク(yadifを選択) シャープ化: unsharp maskにマーク(強さ:40) デコーダーオプション/ソフトテレシネ: マーク外す 出力/ストリームの設定: 常にBob,トップフィールドを先に MPEG-2,H.264/AVCには対応しているが,H.265/HEVCには対応していない。まあ,スパカー!プレミアムを視聴しないのでH.265/HEVCは特には必要ない。~ - ''LAV Video Decoder''~ LAV Video Decoderはマルチメディアプレーヤーの[[MPC-HC>https://github.com/clsid2/mpc-hc]](Media Player Classic - Home Cinema)で使われているDirectShowビデオデコーダ。~ LAV Filtersに含まれていて,ffmpegのlibavformatや[[libavcodec>https://ja.wikipedia.org/wiki/Libavcodec]]ライブラリを使用している。~ //ハードウェアデコードにも対応しているようだ。ハードウェアデコードを使用する場合はレンダラーにEVRなどが必要になる。~ [[LAVFilters>https://github.com/Nevcairiel/LAVFilters/releases]]からx86版かx64版をダウンロードする。~ 任意の場所で解凍して,LAVVideo.axをインストールする。~ ~ インストールは,''管理者権限でコマンドプロンプトを起動して'',32bit版の場合は,~ > C:\Windows\SysWOW64\regsvr32.exe LAVVideo.ax 64bit版は, > regsvr32 LAVVideo.ax とする。~ MPEG-2デコーダ,H.264/AVCデコーダ,H.265/HEVCデコーダとして利用出来る。~ ~ ハードウェアデコーダーを使う場合は以下を確認。~ Video Settings/Hardware Acceleration: Hardware Decoder to useをDXVA2(Native)にマーク MPEG-2のマークが入っていることを確認 ~ 放送がインターレス(海外ドラマ番組で多い)でちらつきが目立つ場合は,~ Video Setting/Software Deinterlacing: YADIF 50p/60pにマーク でインターレスを解除する設定にしてみる。~ またチャンネル切り替え時にノイズが出る場合がある。~ - ''MPC Video Decoder''~ マルチメディアプレーヤーのMPC-BE(Media Player Classic - BE)の内臓のデコーダ。~ //ハードウェアデコードにも対応している。ハードウェアデコードを使用する場合はレンダラーにEVRなどが必要になる。~ [[Release builds>https://sourceforge.net/projects/mpcbe/files/MPC-BE/Release%20builds/]]の一番上のバージョンのstandalone_filtersのx86版かx64版をダウンロードする。~ 任意の場所で解凍して,MPCVideoDec.axをインストールする。~ ~ インストールは,''管理者権限でコマンドプロンプトを起動して'',32bit版の場合は,~ > C:\Windows\SysWOW64\regsvr32.exe MPCVideoDec.ax 64bit版の場合は > regsvr32.exe MPCVideoDec.ax とする。 ~ これで,MPEG-2デコーダ,H.264/AVCデコーダ,H.265/HEVCデコーダとして利用出来る。~ なぜか,TVTest起動時に「前回終了時のチャンネル」機能や音量の保存が機能しない。~ //- GPL MPEG-1/2 DirectShow Decoder Filter~ //これは,GPLで開発されているフリーなMPEG-1/MPEG-2デコーダー。32bitアプリケーションのみの対応。~ //[[area61>http://www.area61.com/mpeg2.html]]でも紹介されている。~ //[[sourceforgeのこちらのページ>https://sourceforge.net/projects/gplmpgdec/files/GPL%20MPEG-1_2%20Decoder/GplMpgDec012/]]から,インストーラーの[[MpegDecoder012.msi>https://sourceforge.net/projects/gplmpgdec/files/GPL%20MPEG-1_2%20Decoder/GplMpgDec012/MpegDecoder012.msi/download]]がダウンロード出来る。~ //インストールは,ダウンロードしたファイルを管理者権限で実行する。~ //複数のサブチャンネルを使用している放送の場合,うまく表示されない。 //- Microsoft DTV-DVD Video Decoder~ //Windows10にMicrosoft DTV-DVD Video Decoderをインストールする。~ //以下のファイル((Windows8/8.1でMedia Center Packを入れていたPCをWindows10に更新した場合に,Microsoft DTV-DVD Video DecoderをインストールするためのWindows Update。))をダウンロードする。~ //32bit版:[[windows10.0-kb3081704-x86>http://download.windowsupdate.com/d/msdownload/update/software/updt/2015/07/windows10.0-kb3081704-x86_d7599a428c374970b64d87a5b2f842e55bc36647.cab]]~ //64bit版:[[windows10.0-kb3081704-x64>http://download.windowsupdate.com/d/msdownload/update/software/updt/2015/07/windows10.0-kb3081704-x64_ceaa55720fcf4dc8d568b7acb4cf9acf27f54f41.cab]]~ //任意のディレクトリを作成して,ダウンロードしたcabファイルを解凍して.msiファイルを取り出す。~ //コマンドプロンプトを管理者権限で起動して,下記のようにする。~ // > md c:\tmp1 // > cd c:\tmp1 //ダウンロードしたcabファイルをc:\tmp1にコピーする。cabファイルを解凍する。~ // > expand /r windows10.0-kb3081704-x86_d7599a428c374970b64d87a5b2f842e55bc36647.cab // or // > expand /r windows10.0-kb3081704-x64_ceaa55720fcf4dc8d568b7acb4cf9acf27f54f41.cab //さらにmsiファイルを解凍する。~ // > md temp // > msiexec /a windows10.0-kb3081704-x86.msi /qb TARGETDIR=C:\tmp1\temp // or // > msiexec /a windows10.0-kb3081704-x64.msi /qb TARGETDIR=C:\tmp1\temp //次にPowerShellを管理者権限で起動して,下記のコマンドでインストールする。~ // PS C:\Users\yueno> cd c:\tmp1\temp // PS C:\tmp1\temp> Add-AppxProvisionedPackage -Online -PackagePath C:\tmp1\temp\InstallDVDAppxPackage\cd0c0ffe0ee94518833e70b1e931fcff.appxbundle -LicensePath C:\tmp1\temp\InstallDVDAppxPackage\cd0c0ffe0ee94518833e70b1e931fcff_License1.xml// // Path : // Online : True // RestartNeeded : False //一部の海外ドラマ番組で画像のカク付きが出る場合がある。~ * TVTestを起動してテレビを見れるように設定する [#if7e049a] TVTestやPX-W3U4用のBonDriverなどのインストールが終わったら,以下の準備を行う。 - [[B-CASカード>https://www.b-cas.co.jp/]]をPX-W3U4(もしくは外付けICカードリーダー)に挿入する~ デジタルTV放送を受信するには''B-CASカードが必要。'' PX-W3U4にはB-CASカードは付属していない。~ とりあえずハードディスクレコーダー''TOSHIBA DBR-Z160の物''を使ってみた。~ B-CASカードを赤や青色の面を上にして,PX-W3U4内臓のカードリーダーに挿入する。~ 非公式px4_drvデバイスドライバーと外付けのICカードリーダー[[SCR3310 v2.0>https://amzn.to/34FTaey]]を使用する場合は,赤や青色の面を下にする。~ - アンテナ端子にアンテナ線を接続する~ 地デジとBS/CSアンテナをそれぞれのアンテナ端子に接続する。~ 家のアパートは共聴アンテナ(しかもBS/CS周波数帯毎の信号レベルがちゃんと調整されていない)なんで,[[分配器>https://amzn.to/3UuMQ0l]]と[[分波器>https://amzn.to/3I6UVPm]]を使って地デジとBS/CSに分けてアンテナ端子に接続した。これは''分波器を使わないと,BSの一部のチャンネルが受信出来なかったこともある。''~ PX-W3U4はアンテナ入力レベルが弱すぎても強すぎても,うまくテレビ電波が受信できないようだ。多分LNAが搭載されていないからだと思う。強すぎの場合はアッテネーターを挿入する必要がある。~ 家のアパートではそのままではCSのND14が受信できないので,さらに[[アンテナブースター:https://amzn.to/3q2wJHX]]も使用しているが,ND14を受信できるようにするとND22が受信できなくなるなど,ブースターのゲインもかなりシビアに調整する必要があった。~ - PX-W3U4の設置場所とノイズ対策~ どうも''PX-W3U4はかなり外部の電界ノイズや電源ノイズに大きく影響を受けるようだ。''~ 設置位置を少し変えたりすると,ドロップが発生したりしなくなったりする。~ なので,ACアダプターの15V出力ラインにフェライトクランプをつけて((2重回しでフェライトクランプを取り付ける。)),さらにUSBケーブルの両端にフェライトクランプをつけたら改善した。~ ** TVTestを起動して最初の設定を行う [#i4ef27ca] 準備ができたら,TVTest.exeをダブルクリックして起動する。 最初は初期設定画面が表示されるので,いくつか設定を行う。~ - BonDriverの設定~ 起動時に使用するBonDriverを設定する。~ 後でBonDriver検索ディレクトリを設定するので,ここでは''なにも設定しない''。~ この設定をBonDriver_PX_W3U4_T0.dll(非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合は,BonDriver_PX4-T.dll)にすると,1個目の地デジのチューナーを使用する設定になる。~ - MPEG2デコーダの設定~ 使用するMPEG2デコーダを選択する。~ ''ffdshow Video Decoder''を選択した。TVTest DTV Video Decoderを使う場合はそれを選択する。~ - H.264/AVCデコーダの設定~ 使用するデコーダーをインストールされているものから選択する。~ ''ffdshow Video Decoder''を選択した。自動でも良い。~ - H.265/HEVCデコーダの設定~ 使用するデコーダーをインストールされているものから選択する。~ ''MPC Video Decoder''を選択した。自動でも良い。~ H.265/HEVCデコーダがインストールされていない場合は,「デコーダが見つかりません」と表示される。~ - 映像レンダラの設定~ 映像レンダラは''システムデフォルト''に設定される。~ ここでは''EVR''を選択した。マルチモニター使用の場合はEVR(Custom Presenter)にする。~ //[[madVR>http://madvr.com/]]をインストールしていれば使用できるが,古いバージョン(v0.88.16)を使わないと私のNotePCの場合カクカク表示になってしまった。~ [[madVR>https://www.videohelp.com/software/madVR]]をインストールしていれば使用できる。~ - 録画ファイルの保存フォルダの設定~ TVTestで録画する場合の動画ファイルを保存するディレクトリを設定する。~ OKボタンを押すとTVTest.iniファイルが作成され,TVTestが起動する。~ 画面を右クリック>設定で設定画面になるので,さらにいくつか設定をしていく。~ - 一般~ BonDriverの検索ディレクトリを設定する。BonDriverがあるディレクトリなので''BonDriver''に設定する。~ デフォルトのBonDriverは,最後に使用したBonDriverにマークする。~ ''ここで一度TVTestを終了して再起動する。''~ - BonDriver設定~ BonDriver設定で使用するBonDriverを設定する。~ 地デジであれば''BonDriver_PX_W3U4_T0.dll''に,非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合の地デジであれば''BonDriver_PX4-T.dll''にする。~ BS放送であれば''BonDriver_PX_W3U4_S0.dll''に,非公式px4_drvデバイスドライバーを使用する場合のBS放送であれば''BonDriver_PX4-S.dll''にする。~ - TSプロセッサー~ B-CASカードを用いてスクランブル解除出来るようにするための設定。~ TSプロセッサーにCasProcessorを選択してCasProcessorプラグインを使うようにする。また処理を有効にするにマークする。~ デフォルトモジュールにはB25.tvcas(地デジ・BS/CS用)を選択して,デフォルトデバイスにSmartCardを選ぶ。~ PX-W3U4の内蔵カードリーダーを使う場合は,デフォルトフィルターに''Plex PX-x3U4 Card Reader 0''を設定する。これで,PX-W3U4内臓のカードリーダーを使用できるようになる。~ 外付けのICカードリーダー(例:[[SCR3310 v2.0>https://amzn.to/34FTaey]])を使う場合は,''Identive SCR33xx v2.0 USB SC Reader 0''を設定する。~ その他の項目も必要であれば設定する。 ** チャンネルスキャンの実行 [#g19aa9bc] 設定のチャンネルスキャンから,地デジ(UHF)やBS/CSのチャンネルスキャンを行う。~ 地デジの場合はチューナーがTが付くタイプになっているので,チューニング空間に地デジまたはUHFを選択してスキャン開始をクリックすれば良い。~ しばらく時間がかかるので完了するまで待つと,チャンネルがスキャンされてチャンネル情報がセットされる。 同様にBSのチャンネルスキャンを行う場合はチューナーがSが付くタイプに変更してから,チューニング空間にBSを選択してスキャン開始する。~ 同様に必要ならCSのチャンネルスキャンも行う。~ チャンネルスキャンが終了後は,チャンネルを選択すればそのチャンネルが見れるようになった。 :) チャンネルスキャン後,視聴しないチャンネルがある場合は左のマークを外すと,そのチャンネルは省かれる。~ * 2Ch同時視聴・録画を行う [#b166eea6] TVTestは選択設定した一つのチューナーで視聴・(tsでの)録画する機能しか無い。~ 2Ch以上で同時視聴・録画する場合は,TVTest自体を複数起動してチャンネルをそれぞれ個別に重ならないようにすることで,同時に視聴したり・録画したり出来る。 PX-W3U4の場合は,地デジ2ch・BS/CS 2chのチューナーが実装されているので,その組み合わせの範囲で同時に最大4chまで視聴できる。~ * プラグイン [#c2fd1a6b] TVTestはプラグインで機能を拡張できる。以下は良く使用しているプラグイン。~ - [[TvtPlay>https://github.com/xtne6f/TvtPlay]]~ TSファイルやMP4ファイルをTVTestで再生出来るようにするプラグイン。~ このプラグインでTVTestがMP4を再生できるメディアプレーヤーになる。~ 録画中のファイルを開けば追っかけ再生が出来る。倍速再生やスロー再生も出来る。(TvtAudioStretchFilter.axフィルターが必要)~ 以下のようなTvtPlay用のショートカットを作ったら便利に起動出来た。~ C:\WinApl\TV\TVTest\TVTest.exe /d BonDriver_Pipe.dll /tvtplay - [[TVCaptionMod2>https://github.com/xtne6f/TVCaptionMod2]]~ TVTestでクローズドキャプション(字幕放送)を表示するプラグイン。~ 緊急地震速報などの字幕スーパーで,音を出すこともできるらしい。~ - [[MuteInact>https://github.com/SlashNephy/MuteInact]]~ TVTestを2つ同時に起動して2画面視聴する時,片方の音声は毎回ボリューム操作(mute)したりする。~ この作業を自動的に行ってくれるプラグイン。アクティブなTVTest以外はmuteしてくれるのでとても便利。~ - [[TVTDataBroadcastingWV2>https://github.com/otya128/TVTDataBroadcastingWV2]]~ TVTestでデータ放送を見れるようにするプラグイン :) ~ Microsoft Edge WebView2コントロールを利用しているらしい。使用するには[[MicrosoftのWebView2ランタイム>https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=2124703]]のインストールが必要。 #ref(data.png,,30%)
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PC/PX-W3U4/px-w3u4でテレビを見る のバックアップ一覧
PC/PX-W3U4/px-w3u4でテレビを見る のバックアップソース(No. All)
1: 2021-01-30 (土) 09:42:40
yuji
現: 2021-08-14 (土) 17:30:54
yuji
Deleted an attach file: MuteInact.zip at 2022-09-26 (月) 14:00:40
Counter: 27875, today: 3, yesterday: 0
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