京都市美術館へ「大エルミタージュ美術館展」を見に行った。
東京の国立新美術館で前にやっていたんだけど京都で開催ということで,初めての京都市美術館です。ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館から,16世紀から20世紀の各時代を代表する画家の作品を89点選んでの展覧会とのこと。
レンブラントの「老婦人の肖像」は,けっこう荒いタッチで描いた作品。この時代の絵って暗いバックの絵が多いなぁ。この展覧会でこの時期がバロックということを初めて知った 😉 全くの素人なんでしょうがないんだけど,もう少し勉強しないといけないな。まあ素人が見たってやっぱりレンブラントの絵は素晴らしいです。ルーベンスの絵が自分の部屋に飾ってあったら,やっぱり良いなぁ。
セザンヌの「カーテンのある静物」は,色も独特なんだけど構図っていうのか変なバランスっていうか,そんなのが他の人とは違うなって思う。とても美味そうには思えないリンゴ。奥さんはこの絵のクリヤーファイルを買ってました。
ルソーの「ポルト・ド・ヴァンヴから見た市壁」は,前に見たオルセー美術館展で見たあの色合いではない,でもなんとなく今回の展覧会の作品の中で一番好きな絵だな。シンプルな作品なんだけど,見ているうちにいろいろ考えてしまう不思議な絵。
展覧会の最後の絵,はマティスの「赤のハーモニー」。最初は青い色で描いたのをあとから赤い色に変えたそうだ。絵の縁にはそれが残っている。なんか平面的なグラフィック絵みたいな感じで不思議な絵だ。テーブルにある果物のような物は,なんとなくセザンヌっぽい気がする。
たまに絵を見に行くのも良いもんだ。