図面枠を変更する
KiCadの回路図エディターやPCBエディタで使用されるデフォルトの図面枠は,
<KiCadインストール先>\6.0\share\kicad\template
にある「pagelayout_default.kicad_wks」が使用されている。
また,上記ディレクトリにはいくつかの図面枠が用意されている。
図面シートエディターの詳細は,こちらの説明を参照。
自分の図面枠を作成して使用する
図面シートエディターを使用して,自分の図面枠を作成することが出来る。
作成した図面枠は,%USERPROFILE%\Documents\KiCad\6.0\templateに.kicad_wksの拡張子のファイルとしてコピーしておく。
回路図エディターのファイル>ページ設定を開き,図面シートのファイルを作成した図面枠に設定すると,自分の図面枠が使用できる。
回路図の図面のサイズはA5,A4,A3,A2などが使われますが,図面枠も図面のサイズ毎に作成しても良いのですが,一つの図面枠でA5,A4,A3,A2に対応することも作成の仕方で可能です。
作成してみた図面枠:
Yuji.kicad_wks
画像データを図面枠(図面シート)で使用する
図面枠(図面シート)で画像を配置したい場合は,その画像を「イメージコンバーター」を使って画像ファイルを図面シートで使えるデータ(json)に変換して使用する。
「イメージコンバーター」で画像ファイルを読み込んで,出力フォーマットに図面シートを選択して,「クリップボードにエクスポート」をクリックする。
後は図面シートエディターで,貼り付ければ図面枠(図面シート)で使用できる。
図面枠の座標について
始点/終点などの座標は,常にページの指定した角を基準にした座標系で指定することが出来る。
線などの配置の位置を,左上,左下,右上,右下などを基準にして配置すると,いろいろなサイズの図面に対応する図面枠を作成できます。
ページの角と座標
- 用紙サイズが変更された場合も,それぞれの要素は基準となるページの角との関係を保つ。
- タイトルブロックは用紙サイズに依らずにページの右下へ表示される。
要素を作成した際に,右下の角を原点として設定しているから。
矩形や線は,それぞれ原点となる角を指定した2点の座標指定で指定されます。
新しくコメントをつける