Windows10 更新後のエクスプローラーの不具合で前のバージョンに戻す anchor.png

Windows10の最新バージョンは20H2(October Update)で,ほとんどのWindows10がWindows Updateにより20H2(最新は21H2)に勝手に更新される。

私が会社で使っているPCはWindows10 1909で問題なく使用できていたが,Windows Updateにより勝手に20H2に更新された後は,エクスプローラーの動作が異常に遅くなってしまう(5分以上も操作のたびに待たされる)不具合が発生するようになった。

また,家で使うノートPCを新しい物を購入(Windows 10 21H1)したのだが,Windows Updateが何回か行われてたんだけど,ある時気がついたのがエクスプローラーで特定のフォルダーを数秒マウスオーバーしているとエクスプローラーが落ちてしまったりフォルダーを開くと落ちてしまう問題が発生するようになった。

明らかにWindows Update後に発生する不具合でバグなのだが,どちらの問題にもいろいろな対策を行ってみたが,不具合を解消する良い方法が見つかっていない。
唯一の対応方法は,新規にローカル・ユーザーアカウントを作成して,それでログインすると問題が発生しなくなり使用できる状態になる。
つまりユーザープロファイルになんか問題(エクスプローラーのバグ)があるということなのだが,ユーザープロファイルの不具合を見つけられなかった。

会社で使っているPCでは,新しいユーザーアカウントでPCを使うことも考えたが,アプリケーション等の設定をし直したり,元のユーザーアカウントの多くのファイルをコピーしなければならないので,とりあえずWindows10を前のバージョンに戻すことにした。

自宅で使っている新しいノートPCでは,前のバージョンに戻しても21H1なので不具合は治らなかった。 しょうがないので,このPCでは新しいユーザーアカウントに以前のアカウントのファイルをコピーして使用している。

注意することとして,Windows10 1909は05/11/2021でMicrosoftでのサポートが終了しているということ。

その後Windows10 22H2の更新でこの問題が解決できたようで,このエクスプローラーが異常に遅くなる問題は起こらなくなった。それにしても解決まで時間がかかりすぎ・・・

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Windows 10を前のバージョンに戻す anchor.png

前のバージョンに戻すには,Windows10 20H2にアップデートする前に使用していたWindows10のバージョンによって操作に違いがある。

私の場合はWindows10 1909から20H2に更新されたため,2番めの方法で元のWindows10 1909に戻せました。
Windows10 1909ではエクスプローラーの動作も全く問題なく使用出来ている。

このエクスプローラーの不具合はWindows 2004以降に更新すると発生する不具合でMicrosoftでも認識はしているようだが,未だに修正されていないバグです。Windows Updateでの次々と不具合が発生するのはもういい加減にしてくれと言いたい!!

注意することとして,Windows10 1909のような20H2より前のバージョンに戻した場合,Windows Updateによりまたすぐに20H2に勝手に更新しようとします。
とりあえず,Windows Updateの更新を1ヶ月遅らせる設定をしておきます。困ったことに,1ヶ月後にまた勝手に20H2に更新されるので,その後,Windows Updateを停止させて更新が自動で行われないようにしておきます。

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Windows10 2004からアップデートした場合 anchor.png

回復機能の「前のバージョンのWindows 10に戻す」が使用出来ない。
なので,20H2への更新プログラム(KB4562830)をアンインストールする。

  • スタート>設定>更新とセキュリティを開き,「更新の履歴を表示する」をクリックする。
  • 「更新プログラムをアンインストールする」をクリックする。
  • 更新プログラムの一覧から「Feature Update to Windows 10 20H2 via Enablement Package(KB4562830)」を選択して,アンインストールをクリックする。
  • 「コンピューターからこの更新プログラムをアンインストールしますか?」と確認があるので,はいをクリック。
  • 「今すぐ再起動する」をクリックする。

自動的にPCが再起動し,更新プログラムを構成していますというメッセージが表示される。
かなり時間がかかるが,完了するまで待つ。

ログイン画面が表示されたらログインして,前のバージョンのWindows10に戻っているか確認する。

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Windows10 2004より前のバージョンからアップデートした場合 anchor.png

Windows10 20H2に勝手に更新されてから10日以内であれば,回復機能の「前のバージョンのWindows 10に戻す」が使用できる。
これを行う時に,更新された20H2で新たにユーザーアカウントを作成していた場合(私の場合),作成したユーザーアカウントを削除しないと「前のバージョンのWindows 10に戻す」が実行できない。

  • スタート>設定>更新とセキュリティを開き,左にある回復をクリックする。
  • 「前のバージョンのWindows 10に戻す」にある開始するをクリックする。
    この時,更新されて10日以上経っていたらこの機能で前のバージョンに戻すことは出来ない。
  • 「以前のビルドに復元する 準備しています」というメッセージが表示される。しばらく待つ。
  • 「以前のバージョンに戻す理由をお聞かせください」とういメッセージが表示されるので,理由を選択したり記載したりする。次へをクリック。
  • 「アップデートをチェックしますか?」というメッセージが出るので,行わないをクリック。
  • 「知っておくべきこと」が表示される。次へをクリック。
  • 「ロックアウトされないようにご注意ください」と表示される。次へをクリック。
  • 「このビルドをお試しいただきありがとうございます」と表示される。以前のビルドに復元するをクリックする。

自動的にPCが再起動し,以前のバージョンのWindowsを復元しています...というメッセージが表示される。
かなり時間がかかるが,完了するまで待つ。

ログイン画面が表示されたらログインして,前のバージョンのWindows10に戻っているか確認する。

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10日の期限を伸ばす anchor.png

回復機能の「前のバージョンのWindows 10に戻す」は更新後10日以内でしか使用できないが,この期限を10日以上にするには以下のようにする。

  • 管理者権限でコマンドプロンプトを起動する
  • 以下のコマンドで10日以上の期限を設定する
    > DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:30
    上は,30日にする場合。
    ただし最大の日数は60日になっている。61で設定しても10日になってしまう。
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Windows Updateを停止させる anchor.png

Windows Updateを停止させて,更新が自動で行われないようにする。
Windows Updateを停止させるには,Windows Updateの自動更新を無効にするを参照。

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Windows10のサポート期限 anchor.png

Windows10のバージョンとサポート期限。

Windows10のバージョンHome/Proのサポート期限
20H205/10/2022 サポート終了予定
2004(20H1)12/14/2021
190905/11/2021
190312/08/2020
180911/10/2020
180311/12/2019
170904/09/2019
170310/09/2018
160704/10/2018
151110/10/2017
150705/09/2017
Windows7 SP101/14/2020

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最終更新: 2021-06-05 (土) 17:20:56 (JST) (1057d) by yuji